「シズカナカクレガ」ヘヤフコソ
OMEGA "Geneve Handwind Date"

ロレックスと並んで昭和世代にはとても分かりやすいブランドであるオメガの「ジュネーヴ」。

驚くほど色んなバリエーションが存在しましたが、これは最もベーシックなシルバーフェイスにバーインデックスとバトンハンド、デイト付き17石・手巻。

多分70年代前半のモデルで、これも父親の遺品の一つ。
「ジュネーヴ」は当時のオメガの最廉価ラインで装飾性は一切ないものの、インデックスや針、文字盤等に手抜きはない印象。

ちなみに風防はオリジナルが傷だらけになって外品に交換されてます。元々は緩いドーム型で真ん中にΩマークが小さく入ってたような・・・・・・。
リューズの頭のΩマーク以外はひじょうに素っ気ない、もといプレーンな仕様であることが分かりますね。

会社の創業何十周年かの記念品で貰ったとかで、ひじょうに大切にしてました・・・・・・なら、傷付けたらアカンやん(笑)。
ちなみに中の機械はOHに出した時の印象からするとref613か1030と思われます。地板にでっかくΩマークが付いてました。

所謂「赤キャリ」です。
via:https://watches83.com
ベルトがボロボロだったんでいつものモレラートに交換。

ダークブラウンで、ユンハンスに付けてるよりやや分厚いステッチ入りのタイプにしてます。

最初のオリジナルは黒の押し型ベルトだった気がしますが、その後何度も交換されてて分かりません。
尾錠はオリジナルのまま。

ここにもΩマーク。
いつもお世話になってる時計屋のおっちゃんの話では、この機械は元々自動巻で、それは箸にも棒にも掛からん失敗作だったのに、廉価品用にデチューンしたこっちは素晴らしくデキが良いんだそうです。

とにかく耐久性があって、ゼンマイも長く丈夫で、精度が追い込みやすいんだとか。

実際、OHから戻って来てしばらくは驚異の日差±1秒くらいだったんで、その言葉はホントだと思います。
オッチャンの「これは大事にした方が良い。絶対に売ったらいかんよ!」の御託宣に従うまでもなく、まぁあんまし仲良くなかったとは申せ、父親の形見なんで、これからも手許に置いてたまに付けて動かそうと思います。
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