「シズカナカクレガ」ヘヤフコソ
ROLEX "Oyster Perpetual Datejust ref.16233?"

何でオマエ、こんなん持ってんねん!?ってツッコミ入れられそうなロレックスのデイトジャスト。

バブルの象徴、俗物の証とも言えるような、金銀コンビ・フルーテッドベゼル・ジュビリーブレス、しかしちょっと小市民的に腰が引けたバーインデックスって仕様。

「古いロレックス買い取ります」ってな広告の画像には大体コイツが使われてます(笑)。
いやこれ、父親の遺品の一つなんですよ。

購入はバブルが絶頂期に向かう前の90年前後だったかな?だからもう立派にヴィンテージ品ですね。一度オーバーホールしました。

Refナンバーはあくまで推定。サファイアガラス仕様で、前モデルの16013がアクリル風防だったみたいなんで。
ホントこれ、当時は売れに売れまくってましたよね?

うちも母親が株で小銭を儲けて、それで自分は宝石、父親にはこれを勧めたのでした・・・・・・本人はコテコテぶりがあまり気に入ってなかったようですが。

いっそ金無垢のテンポイントダイヤにすれば良かったのかも。
横から見たところ。

メチャクチャに分厚いオイスターケース。リューズはねじ込み式でちょとめんどくさいタイプ。

コマの断面がカマボコ型になった独特のブレスの形状が分かります。
裏返したところ。

バックルはターンバックルで、ロレックスは長らくシンプルなこの形式に拘ってたんですが、世の流れには逆らえず、最近はサイドプッシュ式のセンターバックルになりましたね。
無地の裏ブタが嵌ってるだけの、まったく面白みのない裏面の様子。何故かバックルプレートには大きく刻印入り。

しかし、ここまでバカみたいにロレックスをありがたがる国って、日本・中国・台湾くらいではないでしょうかねぇ?

「堅牢な実用時計」っちゅう点ではセイコーとさして変わらんって思います。
とにかく視認性が宜しくないのがコイツの最大の欠点。いっそブラックダイヤルとかの方が良かったような気もします。

まぁしかし、このスタイルが世界中にフォロワーを産んだことも間違いないワケで・・・・・・。

個人的にはあんまし気に入ってませんけど、たまにこれからも使おうかな?
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