「シズカナカクレガ」ヘヤフコソ
2020 西東京~埼玉(前半)

前回の静岡行のすぐ後、東京都下なら外出自粛で人出も少ないのではないかと思ってやって来たのがこちら。
東京西部では数少ない巨石物件である、あきる野市・金比羅山の「天狗岩」です。以前から気になってました。

琴平神社という神社の境内の奥に聳えています。これがかなりデカい。
理由は分かりませんが、こちらから奥多摩方面にかけては巨石系は意外に少ないんですよ。

山越えて山梨に入ると一杯あるんですけどね。
どうやら登山コースとしてかなり有名みたいです。
誤算だったのは、朝もまだ早いのに結構な数の登山客が登って来ること・・・・・・まぁ、登山は早朝からの行動が基本なんですが。
周辺は公園としてとても綺麗に整備されてます。

これも意外でした。
何と、日ノ出山~御岳山と縦走コースになってるんですね。
もっと天狗岩紹介しろ、とお叱りを受けそうですがSide-Bな撮影にいささか夢中になりすぎまして・・・・・・。
天狗岩の裏も巨石が累々と続いています。
惜しむらくは太陽の向きが悪すぎました。
次の目的地、大岳鍾乳洞に到着。

この周辺には三ツ合、養沢と鍾乳洞が点在しますが、現在も一般公開してるのはココだけのようです。
お!ナナフシ発見!思えばヘンな虫ですよね。

♪七不思議は♪七節男・・・・・・なんちゃって。
へぇ~、ドラマ「99.9%」のロケ地になってたんだ!?
鍾乳洞って秋芳洞クラスならともかく、実は大半が個人所有なので、観光地としてはB級感を漂わせたトコが多かったりします。
マスクしてスナップショット撮っても何だかパッとしませんねぇ・・・・・・。
内部は公開部分だけで約300m、未公開も含めると全長1,000mとナカナカの規模。
あまり水の流れがないのか、鍾乳洞らしいグニョングニョンした景観は少な目。
ヘルメットしてマスクしてたら不審者ですよね?(笑)
あ、ちょっと鍾乳石らしいのが現れました。
如何にも個人経営らしく、全体的にちょっとボロいのがミソ。
ところどころにそれらしい名前が付けられるのは、日本中同じかも。
そろそろ出口かな?
ちなみにこの大岳鍾乳洞、発見は意外に新しく、昭和36年とのことです。
幻のコース疑似体験顔出し・・・・・・いい歳して律義にやる方もやる方ですけど(笑)。
元来た道を引き返すようにして到着したのは網代弁天山という山の麓。

ちょうど真下を五日市トンネルってのが通ってます。
貴志嶋神社ってのがどうやら磐系らしいんで訪ねてみることにしますが、不安になるくらい何も案内が出てません。
・・・・・・お!ガセではなさそうっすね。
神社には見えないっすね~。
やはり明治の神仏分離令まではお寺だったみたいです。

明治政府の最大の愚行の一つは、神仏分離や廃仏毀釈、修験禁止だと私は思ってます。どうも平田篤胤の一派はファナティックかつ偏狭でいけまへん。
まぁ、どっちゃでもエエんですが、取り敢えずお参りだけは済ませて、その洞窟とやらへGO!
・・・・・・え!?これ!?これっすかぁ?
これは洞窟ではなく、ただの窪みでは?

オマケに落ち葉で結構埋まっちゃってるし。
めげずにもう少し登るとありました!
小規模ながらこれも鍾乳洞なんっすね。

意外に深さ/広さ共にあって、昔は修験の行場だったものと思われます。
こうすると大きさが大体イメージできるでしょうか。
思ったんですが、この三角の入口の穴ってケッコー人工的に削って形を作ってるんぢゃないでしょうか?
祀られてるのが弁財天であることからして、女陰・・・・・・要するにマンコのイメージではないかと。
何一つ確証はないんですけどね。

自然の造形としては余りにデキ過ぎてるように思いました。
もちろんここでも大量に撮影。

ただ、痛恨のミスはさらにすぐ上の山頂に行かなかったコト。
巨大ではないけど、磐座と思しき巨石が点在してたみたいなんです。

あきる野・五日市方面、ナカナカ侮れませんね。
さて、この後、私たちはこっち方面を目指した愚かさを思い知らされました。

飯能から秩父方面に向かおうとしたら、外出自粛なんて忘れたかのように行楽客であちこち渋滞しまくりぢゃぁあ~りま温泉!予定が大きく崩れました。
そんなんでかなり端折って、高麗から日高まで北上し、奥武蔵グリーンラインを回り込むようにして北向地蔵尊到着
・・・・・・いや、別にこれが目的ぢゃありません。

ついでに寄ってみただけです。      
ゴメンナサイ!
こっちが来たかったトコ。「天文岩」です。

パッと見、約20mくらいの高さがあってかなり巨大に聳えてます。
岩の割れ目が結構深い洞窟状になってます。
ウソかマコトか、江戸時代の在野の天文学者・千葉歳胤がここで勉強したとかナントカ。
修験系の何かなら話は分かりますが、こんなトコまで来て勉強するとは!

フツーに家でやってた方が効率良いのでは?って思いました。
いや~、ここも撮影敢行したかったんですけどね。

道路の真横で、意外にクルマ来るんですよ。
隣にはその千葉ナントカさんを祀ったお堂もありました。。

「霊神」ってあるから、御嶽系は何か入ってる気がするんですけど、分かりません。      
さらに登って行くとまたもや路傍の巨石。
こんな道端ぢゃ撮影になりませんわ~。

オマケに顔振峠方面は通行止めになってるし。
そんなこんなで時間取られ昼時を逃し、何軒も断られてようやくこの店に。
座敷がドーンとあるだけの昔ながらのドライブインです。

まぁ、昔はデコラのテーブルの並ぶ食堂だったんでしょうね。
メニューがシブくて、最初に載ってるのが猪焼に猪鍋だったりする。
ヨメは冷やしうどん、私は「奥武蔵定食」ってのを頼んでみました。
「昭和の香り」のするヴィジュアルですね~!

左上がミックスフライ、その右がタケノコやら蕗、蒟蒻等の煮物、右下が山菜も入った天麩羅盛り合わせ。
見た目よりはかなりボリューミーで、腹ペコ状態は、取り敢えず解消されました。
昨年の石巻山もそうでしたけど、昭和40年代くらいにこうした三角屋根のファサードみたいなんが流行った時期があるんですねぇ。

山小屋っぽい演出なのかも知れませんん。

後半はいくつか廃校その他を回ります。
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