2020 静岡(後半) |
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海沿いを東に向かい、やって来たのは沼津港。
「ぬまづみなと商店街」って名前で飲食店がひしめいてます。 |
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・・・・・・で、入ったのは「魚河岸丸天」。
以前から行こう行こうと思いながら、なかなかチャンスに恵まれなかったお店です。 |
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やはり駿河湾だし桜エビはマストっしょ!? |
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ヨメは「駿河三色丼」、1,300円也。
桜エビに釜あげと生のシラスで三色で、ボリューム的にはまぁフツー。 |
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アラ汁・・・・・・写真では分かりませんけどアラもシッカリ入ってて美味かったです。 |
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そして呆れた顔で見つめるのは・・・・・・ |
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・・・・・・私の頼んだコレ、「海鮮かき揚げ丼」。
直径10cm・高さ20cmくらいの茶筒状で巨大なんがデンと載ってます。これが製法特許らしい。 |
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天ツユは最初からかけるとふやけて倒壊するためか、別添え。ご飯の量はそれほどでもないんですが、とにかくこのかき揚げが腹に来ました。
これでしかし1,100円っちゅうのはメチャクチャ安いと思います。 |
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いやぁ~、満腹っす。油モノが応える歳になった、ってこってすな。
あんましあくせくしても仕方ないんで、ちょっと周辺を散歩することに。 |
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売られてる干物は一夜干しより味醂干しが目立つように思いました。 |
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駿河湾だからもっとグロテスクな深海魚とか並んでると思ってたら、案外どれもノーマルな魚が多い。
・・・・・・まぁリュウグウノツカイとかラブカとか、干物になっててもキショク悪くて売れませんわな。 |
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3カゴ1,000円って激安なんですが、そもそもそんなにあったって食い切れません。 |
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元は場外市場か何かだったんだと思います。 |
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やった!深海魚だ!・・・・・・と思ったら太刀魚でした。 |
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ちなみにかつて沼津駅からこの辺まで、蛇松線って貨物線が来てましたが、それらしい痕跡は見当たりませんでした。
も一つちなみに、いきなり千m級の深さがある港って世界的にも少ないみたいです。 |
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この丸天はまた別の店。
この界隈では一番人気の店だけあって、隣接でもやってけるんですね。 |
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そんな沼津の街から南にちょっと行った山の中に到着。この辺の低い連山は「沼津アルプス」と呼ばれています。
いや~、死ぬほど狭い道でシビれました。 |
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そして切り立った岩壁の上に細長くはめ込まれたようなお堂が見えました。
「多比観音」です。 |
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コの字型の岩のえぐれたところにピッタリはまるようにお堂があります。
「沼津の投入堂」の異名はしかし、ちょっと大袈裟かも(笑)。 |
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中はウナギの寝床状に奥に細長い籠もり堂になってました。 |
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多分これが本尊。 |
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下から担ぎ上げたのか什器類も一応ありますが、いささか荒れた様子。 |
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最近では参る人も少ないんでしょうね。 |
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奉納絵馬には「大正10年5月吉日」とありました。
こうした奉納絵馬って稚拙な方が何かリアルですよね??四隅のナルトみたいな渦巻がナゾ。 |
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一気に伊豆高原まで上がって到着したのは、玄岳近くのココ。
この辺りの情報を深掘りしてて、偶然発見した廃展望台です。 |
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もちろん撮影は敢行しましたが、上空を多数のパラグライダーが飛んでてちょっと大変でした。 |
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至る道は今やほぼ獣道と化してます。
この辺は探せば他にもまだまだありそうな気がしました。
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そのすぐ近く、廃墟物件としてあまりにも有名な「玄岳ロープウェイ跡」に到着。 |
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ここは有名物件のワリには残留物多数で、ひじょうに素晴らしいと思います。 |
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どうしてこんな状態のまま放置されてるのか?っちゅうと、経営者が夜逃げしたまま差し押さえられ、解体費用の予算が付かないからだそうです。
日本は法治国家ゆえ、当然イライラさせられることもありますが、逆にこんなのがデーンと残ることもあるワケですな。
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ロープウェイとしての営業は僅か3年余りだったと言われてます。 |
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ただ、ドライブインとしては2005年頃まで営業してたようです。その後はどっかのMPO法人が施設にしてたような・・・・・・
たしかに東京に来てすぐ、この辺走った時には開いてたような・・・・・・忘れちゃいました(笑)。 |
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実はその後もここには何度か立ち寄ろうとしてるんですが、いつも先客がいて目的が果たせてませんでした。 |
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厨房のコンロ跡。
メタルパーカッションに使えそう。
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真っ暗な中にも必ず何かあって見飽きません・・・・・・って、死体とかあったらシビれますけどね(笑)。 |
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ただ、アクセスが容易なためか破壊されまくりなのがちょと残念。
ホント、DQNのヤンキーはみんな死んでしまえ!と言いたい。 |
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それはともかく、MFTでも暗いトコかなり頑張れるんだな、って思います。
ISOはバンバン上がってそれなりに盛大にノイズも出るんですけど、ディティールは残すような画像エンジンなのかも。
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「チウインガム」ってのが時代を感じさせますね。
そもそも最近、ガム自体をあまり噛まなくなりました。 |
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棄てられた人形って、妙に禍々しい感じがすると思いません? |
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溶けかけたエレキギター(笑)。 |
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鮎川誠が長年愛用の黒いレスポールカスタムについて、「木と鉄が好い感じに混じっとる」って言ってましたけど、甘い!
「混じる」とはこれくらいでないと!・・・・・・ここまで朽ちると弾けませんが(笑) |
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ヤンキーは必ずと言って良いほど、トイレは偏執狂的に破棄します。 |
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そろそろ元のトコに戻って来ました。
残念ながら有名な機械室は暗くて入口が分かりませんでした。
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ここはロケーションとしてヨメも楽しかったのか、かなりノリノリ。
いや~、意外に文句多いんですよ。
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魂の叫びを感じますね(笑)。
「一生タントでくすぶってろ!ヴォケ!荒らしやがって!」って思いますけど。
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ロープウェーやケーブルカー物件はこのテの穴が結構あるんですよ。 |
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遥か下に熱海の温泉街が見えます。 |
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何でいつもスニーカー姿が多いのかっちゅうと、こうした動きが多いからです(笑)。 |
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ここは再訪に値する、素晴らしい廃墟だと思いました。
今度はもうちょっと天気の良い日に来たいです。
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8月とはいえ高原にはどことなく秋が感じられます。
後は一路、コロナのオカゲでガラ空きの東名を東京に戻りました。
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