2020 栃木(二日目・前半) |
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翌朝、部屋から見下ろしたトコには露天風呂の残骸らしきものが見えます。
かつては旅館入口に露天風呂があった、ってコトなんでしょう。 |
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向こうには湯気の上がる泳ぎ湯が見えます。
古い写真だとさらに向こうに建物があったっぽい。多分、大水が出て流されるたびに少しづつ宿は形を変えてきたんでしょうね。 |
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昨日、忘れ物をクルマに取りに行こうとしてたらこれに乗せてくれました。
ビールが沢山出そうなんで追加で配達してもらったみたいです。
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宿の奥を流れる与笹川は、如何にも温泉水の混じった色をしてます。
多分この上流には知られてない源泉等が湧出してるのかも。 |
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上流側から見た旅館全景。
画面右あたりが天狗の湯や打たせ湯、家族湯になります。 |
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今日も天気良さそうですね・・・・・・冷え込んでますけど。 |
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あ~、やっぱしこりゃ露天風呂の跡だわ。 |
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温泉神社にも上がってみることにします。
左が多分女性専用の「目の湯」ではないかと。 |
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てっぺんまで上がると結構立派なお社がありました。 |
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・・・・・・先客アリ(笑)。
ここの看板ネコで貫禄溢れる「モモ」。 |
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朝の巡回が終わると屋根伝いに悠々と戻って行きました。
縄張りのチェックはネコの重要な日課ですからね。 |
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そぉいやココって、あんまし「紅葉の宿」のイメージはないかも。 |
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あくまでこの佇まいをじっくりと愉しむべきなんでしょうね。 |
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もう一匹は「マル」。
こっちはまだケッコー新入りらしい。 |
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そうこうする内に朝食の時間となりました。
それにしても私の旅のレポートって恐ろしくワンパターンだな、と自分でも思います(笑)。 |
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夕食もそうでしたけど、アクセスの悪い旅館としてはとてもシッカリした朝食。 |
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ワサビ菜のお浸し。 |
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冷や奴。 |
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温泉玉子。
ぶっちゃけ生玉子がニガテな私にはこっちの方が嬉しい。 |
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サバの塩焼き。 |
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サラダ。 |
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漬物。 |
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納豆。 |
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味付海苔・・・・・・「北温泉」ではなく「岐多ノ湯」となってますね。 |
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あっ!味噌汁とご飯を撮るのを忘れてました。 |
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・・・・・・まぁ、一応写ってるか(笑)。 |
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この旅館の面白いトコは、ベースの建物が重厚で古色蒼然としてるんだから、あまり細かい調度に拘らなくても良いのに、あれこれ民芸調に脈絡なく拘ってる、ってコトかも。 |
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北温泉、この建物があと何年持つかは分かりませんが、これからも頑張って欲しいと思います。 |
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山を下ると、相変わらず紅葉真っ盛り。 |
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しかし、こうした鮮やかな紅葉はほぼ人工、っちゅうか人の手が入ってるんですよ。 |
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天然でそこまで鮮やかな色は実は少ない。
特に赤系の色って品種改良とかで濃い赤にしたんだそうです。 |
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このことは北海道で学びました。 |
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打って変わって寒々しい色(笑)。
巨石・磐座ももっとカラフルなんがあると面白いかも。
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・・・・・・って、ここは芦野にある「夫婦石」。 |
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以前訪ねた「堂ノ下岩観音」のすぐ近くですが、まぁ単なる路傍の巨石でした。 |
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気を取り直して次行こう~♪ |
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続いては白河の関に向かう県道沿いにある「幣石神社」。
チョー難読で、「おんべし」と読みます。 |
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「義経の腰掛石」ってのがあるそうなんですが・・・・・・ |
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どこやねん!?それ!・・・・・・と(笑)。 |
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大体、あと数kmで白河の関なワケで、そんなノンビリ休憩してるヒマあったんかい!?と。 |
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ただ、この周辺一帯にはやたらと義経北行伝説にまつわる旧跡が多いんですよ。 |
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しっかしそんな伝説をこじつけても、ぶっちゃけ何もなかったっすわ、ココ(笑)。 |
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あまりのショボさに撮影敢行忘れてたくらいに(笑)。
いやホンマ、ムリに撮ってもしゃぁないな~って思ったら、撮らないことにしてます。 |
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この後、有名な廃墟である「豊生庵」寄ったんですが、転用されてなんかヤバい感じだったのでパス。
さらに南下して、ご覧の通りの廃校に。
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これ何か分かります?ダストシュートなんです。
こんな設備があるってコトは、木造校舎とは申せそんなに古いモノではなさそう。
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たしかに明快でシンプルな作りは、戦後くらいな印象ですね。 |
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ニノキンもプロポーションがちょっと現代的。 |
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ココの素晴らしいところは保存状態が恐ろしく良いコト。 |
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多分地元の人たちが今尚大切に手入れしてるんだと思います。
その甲斐あってか、色んな映画・ドラマのロケつに使われてるみたい。
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いや、もっと撮りたかったんですが、校庭にはゲートボールに集まった老人がギッシリ。 |
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さらに南下して、以前からちょっと気になってたスポットに到着。 |
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MFTは暗い側より明るい側の諧調性の方がしんどいんぢゃないか?っちゅうのが私の目下の結論です。 |
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あ、ここどこやねん?ってね・・・・・・珍神社で有名な鷲子山上神社です。 |
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それにしてもここの紅葉は素晴らしい。 |
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ものすごく赤も黄色も発色がコッテリしてるんですよ。 |
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この何年かで見た中では、色だけで言えば間違いなくトップではないでしょうか。 |
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神社そのものはかなりの脱力系。 |
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紅葉がなだれ落ちるように色付く中、石段を登って行くと・・・・・・ |
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これが日本一のふくろう(不苦労)像だそうです・・・・・・って2番3番あるんかい!?(笑)。
バブルの頃のファンシーグッズのキャラをムリヤリ立体にしたようなデザインがファンシー。 |
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「金運不苦労御柱」っちゅうて、下の柱に抱き付くと「高額宝くじが当たった、温泉が出た、商売が繁盛した等、金運にまつわる幸運の話題が絶えない」とあります!(笑)。 |
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とにかく境内一面、フクロウだらけ。
いないのは森乃福郎とミネルバの梟くらいではないかと・・・・・・。
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そいでもって隣にあるのが「フクロウの鐘」・・・・・・もちろん、宝くじ高額当選を祈願して叩かせてもらいました。 |
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奉納品もフクロウまみれ。 |
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そいでもって色彩の氾濫のような紅葉。
ワビサビとか閑雅な風情とは違いますけど、ホンマに見事。
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ちなみに「鷲子山」は「とりのこさん」と読みます。
フクロウがお使いと信じられてるのはどうやら昔からみたいですね。 |
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これ、小さくして、かつシャープネス掛けてるんでこんなんですけど、元のサイズで見たら驚くほどの発色とボリュームなんです。 |
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栃木と茨城の県境の上に建ってる・・・・・・と。
固定資産税チャンと両方に払ってんでしょうかねぇ~・・・・・・宗教法人だからカンケーねぇって!?。
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これは「水かけふくろう」・・・・・・とにかくあらゆるものがフクロウ。 |
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明治の廃仏毀釈までは寺だったようです。 |
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「安養閣」って扁額が掛かってます。
全体的に書院造、っちゅうか茶室っぽいですね。
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分かった!分かったから、固定資産税は払おうね(笑)。 |
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何と、この季節になっても紫陽花が咲き残っていました。
明暗差が激しい時は思い切って暗い方に寄せるのが吉みたい。
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これはチェーンソーアートで作られた巨大木彫りフクロウ。
まぁ。一刀彫っちゃ一刀彫ですわな。
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この小径にはもぉイチイチ勘定する気にもなれんくらいに沢山のフクロウの像がありました。 |
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これ、天地が逆になったのではありません。
見上げて撮ったんです。 |
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こんなにすごい紅葉の名所だとはついぞ知りませんでした。 ただ、途中の道は今時珍しいくらいに激狭でした。
ちなみに1,500円奮発して「福ふくろう宝くじ袋守(財布タイプ)」ってのを買いましたが、未だ高額当選には至っておりませぬ。 |
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だいぶおなかも空いて来たんで、取り敢えず見付けた蕎麦屋に入ることにします。 |
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スゲッ!
冷やししかないのが実に潔い。こりゃ期待できそうかも。 |
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・・・・・・こ、ここにもフクロウがぁ~っ!(笑) |
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天ざる到着。
奥に見えるのは追加で頼んだいなり寿司。 |
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お~、見るからにピンとしてて美味そう。 |
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天麩羅は山菜中心です。 |
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おいなりさんはまぁフツーでした。 |
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自家製の刺身コンニャクが添えられてます。 |
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こちらも多分自家製、瓜の漬物。 |
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ネギもワサビも手抜きがないっすねぇ~! |
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いや、マジ美味いっす。
何の気なしに飛び込みで入って美味いってメッチャ嬉しい。 |
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「良かったら裏に沢山成ってますから好きなだけ持って帰ってください」って言われました。 |
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マニアックな秋の味覚と言えるアケビです。 |
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そば処「萩の越路」・・・・・・後から調べてみたら実力派のニューフェースみたいです。 |
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那珂川に沿うようにさらに南下して、続いて到着したのは・・・・・・ |
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星宮神社。
これだけ見ると何てことない村のお社なんですけど・・・・・・ |
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後方がコの字型の岩壁になってます。 |
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恐らくは元は石切り場だったんんぢゃないかと・・・・・・。
この辺、芦野石とか意外と石の産地なんですよ。 |
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ただ、巨石とはちょっと違いますし、そこまでダイナミックな景観でもないし、それにそもそも道端だし・・・・・・ |
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・・・・・・ってなワケでここは大人しく撤収。
後半は驚異のコレクションからです。 |
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