2020 愛知Ⅰ(二日目・後半) |
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続いてやって来たのは、旧陸軍福江観測所。
県立福江高校ってガッコの裏山に悄然と残ってます。 |
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山中に煉瓦積みの建物がある場合、軍関係施設、それも明治期のものであることが多いです。 |
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それほど大きくはありません。 |
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すぐにこぉいった施設の廃墟を、アホな田舎者のDQNは心霊に結び付けたがりますけど、要はただの観測ポイント。 |
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内部には椅子が一つ。
当時のものではないと思います。 |
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しっかし、こうした軍関係施設の廃墟見ていつも思うのは、こんなチャチな設備ばっかしでホントに欧米の列強に肩並べられる、って本気で思ってたんかいな?ってコトです。 |
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すぐ近くには古い貯水塔。
軍関係かどうかは不明。 |
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でも、山の下には文化会館や郷土資料館があったりするんで、かつては軍の基地か何かで兵舎が広がってたのかも。 |
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しかし身長160ちょいのヨメでもこの小ささ。 |
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昔の日本人は小さかった。
「男一匹♪五尺の躰♪」なんて歌にもありますもんね・・・・・・150cm少々です。 |
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いや~、しかしここは撮影敢行したかったなぁ~。 |
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モロに額縁構図ですね。 |
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煉瓦に映る影、ってのもそれだけで絵になる気がします。 |
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全景はこんなカンジ。
こんなショボい施設でもやっぱ、見張りとかやらされてボーッとしてたら、「貴様!気合が入っとらん!」とかゆうてブン殴られてたんでしょうね。 |
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私は精神主義とか根性論が大嫌いです。 |
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やっぱ撮ろうかなぁ~?でも、意外に下の通りからすぐだし、ヤバいかなぁ~?って思ってたら・・・・・・ |
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入れ替わるかのようにカメラ担いだオニーサンがやって来ました。
セーフ!!(笑)。 |
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広い砂利道を尾根伝いに行くと・・・・・・ |
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真新しい神社に出ました。 |
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護国神社となってます。
やはりこの辺一帯全部が、かつては軍事施設だったんだと思われます。 |
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日本って日露戦争にまぐれで勝ってしまって、それを実力とカン違いしたことが、その後の途轍もない不幸を招いたんでしょうね。 |
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海沿いを東進して、有名な「ペンション・マリーナ」に寄りましたが、なんか工事関係のトラックが何台か停まってたんでパス。
ひょっとしたら解体されるのかな?
それでやって来たのが蔵王山。 |
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何てことない低山ですが、太平洋と三河湾が一望できるので人気のスポットになってます。 |
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まぁ、展望台と遊歩道があるだけなんですけどね。 |
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こっちが三河湾。 |
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そいでもってこっちが太平洋。 |
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どうやらかつては修験の行場だったみたいで、蔵王権現堂なんかがあったりもします。
名前が名前ですしね。 |
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展望台全景。
12-100mmは超とまでは行かないけど、広角側も使いやすい。 |
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そのままさらに三河湾沿いに走って、おなかも空いて来たので、こちらで有名な回転寿司・「武蔵丸」に入ってみることにします。 |
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濃い顔してたハワイ出身の横綱・武蔵丸とは関係なさそう。 |
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寿司のオーダーの所作を無視して穴子から開始。
二人とも好きなんですよ。 |
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桜エビ。
噂に違わずナカナカどれも美味いっすね。 |
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雲丹。
もちろんこの辺の地物ではないとは分かってても頼んでしまいます、ウニ。 |
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三河湾と言えばコレ!な「大浅利の浜焼き」。
実はアサリではなくて、「うちむらさき」って別の種類の二枚貝らしいですが。 |
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まぁ、美味いからそんなん気にならんのんですけどね。 |
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まるでケーキみたいな出汁巻き玉子。 |
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豊橋が近いだけあって、うずら玉子のゆで卵なんて珍しいのがありました。
「武蔵丸」・・・・・・回転寿司としてはかなりクオリティが高いと思います。 |
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そのままズーッと走って形原の外れに到着。後方にヘンなストゥーパだかチョルテンだかが見えます。
♪チョルテンの上を泳ぐ♪魔境の砂利船・・・・・・なんちゃって。 |
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エクストリームなB級脱力寺院として有名な無量寺です。
「ガン封じ」とは大きく出ましたねぇ~・・・・・・詐欺とか誇大広告で訴えられたりせんのかな? |
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私たちの旅行は寺社仏閣に結構立ち寄るんですが、その実あんまし信じてなかったりもします。
敬虔に祈る不信心(笑)。 |
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ぼけ封じ、なんてぇのもあります。
ハゲ・デブ・インポ・非モテ等も謳えば良いのに。 |
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なんか京都の地蔵盆みたいですね。 |
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「日本大雁塔」っちゅうみたいっす。
残念ながら中には入れませんでした。 |
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賑やかい本堂。 |
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胎内潜りもありました。
手持ち1/2secなんてラクショーっす。 |
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ナカナカ商売熱心なお寺で、鼈甲風に作ったカメの御守を買いました。 |
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商売熱心は喜捨でしか救済されない愚民がいる以上、悪いこっちゃないと思います。
「係争事項の金銭的解決」みたいなモンっすよ。 |
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極めて珍しい極彩色に塗られた賓頭盧さま。
いっそ悪いトコを撫でやすいように、人体模型にすればもっと面白いのに。 |
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これは境内の周囲にあったミニ霊場巡りの祠。
煉瓦造りといっても軍関係施設跡ではありません。 |
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ただねぇ~・・・・・・百歩譲ってボケ封じはともかく、ガン封じは言い過ぎちゃいますかねぇ? |
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それらしい謂れがありそうなのに、全くない巨木。
これには銭の匂いがしなかったんでしょうね、多分恐らくきっと。 |
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ナニゲに撮ったらすごく良いカンジに撮れました・・・・・・が、右に寄りすぎ。
スナップショットって奥が深いし、実は成功率低い気がします。 |
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以前訪ねた形原温泉街のすぐ近くに戻って、岩上神社に立ち寄ります。 |
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ゴワ~ッ!
何か巨大なホヤみたい(笑)。 |
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その形から生殖の神として・・・・・・云々。
「真珠入りっすか?」と言いたくなりましたが(笑)。 |
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非常に不安定で、大地震とかで崩れ落ちないのが不思議。 |
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神社自体はあまりメジャーではない模様。
「落ちそうで落ちない」の釣石神社並みに魁偉だと思うんですけど。 |
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ミョーに嬉しそう。
もちょっと山の中なら撮影敢行しちゃうんですけど・・・・・・。 |
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それにしても、これほどの物件があんまし知られてないのは惜しい気がします。 |
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そうそう、今度のカメラ、ファインダーにちょとクセがあって、デフォ設定だとついつい画面下部の情報に気を取られて、構図を間違えてしまうんですよ。 |
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御朱印は形原神社で貰えるみたいなんで、また逆戻りして坂の上の神社に到着。 |
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こっちはかなり立派ですねぇ。 |
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神社の格、って何で決まるのか、以前からかなり疑問に思ってます。
まぁ、延喜式に掲載されてるか否かはまだ分からんでもないんですけど。 |
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戻るように北上して、河口のすぐ近く、捨石ってトコにある素盞鳴神社の横の・・・・・・って、こちらにも「足袋石」っちゅう奇石があるのを後から知って後悔しまくりなんですが。 |
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ともあれすぐ隣の大巌神社に到着。摂社なのかも知れません。
あまりの小ささと道の狭さにシビれました。 |
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民家の横の狭いトコでホントこんなトコに巨石あるんかよ?と。 |
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・・・・・・あるやんか。
拝殿裏のすごく狭いスペースに御神体の巨石が鎮座。 |
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全体像が撮れんがな!
この狭さに7-14mm/F2.8買う気になったくらい狭い。 |
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いやまぁ、いずれにせよそのうち買ってたんでしょうけどね(笑)。 |
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そんなこんなで天気やら脱ぎっぷりやら(笑)、少々不完全燃焼のまま今回の旅は終了。
あとは一路、東京に戻りました。
この直後くらいからコロナ騒ぎはますます大きくなり、緊急事態宣言だの自粛警察だの、出掛けることもままならなくなったのはみなさんご承知の通りです。 |
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