2019 山形~新潟(三日目) |
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朝になりました。
相変わらず天気はイマイチ・・・・・・どころかちょっと小雨模様だったりします。ハァァァ~。 |
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旅館の本館部分。
多分、最初は小さな民宿兼食堂とかから始まったような感じですね。 |
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増築部分。 |
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こうした山の民宿にはお約束の釣り堀。
山女・岩魚・虹鱒がすべて同一料金なのはアバウトで良いっすね。 |
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意外とこぉいった釣り堀って、釣れ過ぎるくらいに釣れるんですよね~。 |
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とにかく横に伸びた細長い敷地の下の方に見えました。 |
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行ってみたら結構広い。
覗き込むととウジャウジャ泳いでました。 |
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多角経営(!?)でピザ窯なんかもあったりします。 |
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丹精込めて育てられてる印象の花々。 |
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花って、ピーカンよりも実はこうした曇り空くらいの方が美しいような気がしますね。 |
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デジカメでむつかしい色がチャンと撮れると嬉しい。 |
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旅館ほぼ全景。
こんなに平場が余ってるんだし、もっと平たい所に建物造れば良かったのに(笑)。 |
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これだけ見たら何か街中の食堂みたい。 |
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部屋に戻るととっくに起きてました。 |
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朝食は階下に降りたところだそうです。
この部屋、元は客室だったんでしょうけど増築を重ねた結果、今は通路となってるみたいです。 |
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松花堂弁当みたいな重箱。 |
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フタを開けるとうわぉ!
得てして、朝食がこの弁当箱スタイルの時はガッカリすることが多いんですが、ココはそんなことありませんでした。 |
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モヤシとキュウリのナムル。 |
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洋風肉じゃが。 |
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漬物。
茄子の漬物を出すトコは漬物に自信がある、って俗に言われます。 |
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南蛮味噌。 |
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玉子焼きとシソ巻き。 |
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ワカメとキュウリ、糸コンニャクの酢の物。 |
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茗荷の味噌炒め。 |
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塩鮭。
さすが新潟!切り身が分厚い。 |
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納豆にあとはご飯と味噌汁。 |
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朝からしっかり手間ヒマ掛けた彩りもバランスも良いおかず類に大満足。 |
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ココは夏場は川床として使ってるようです。 |
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二段重+別皿で天麩羅、焼き物が付いて2,800円なら安いですよね? |
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何てーか、一生懸命家族で工夫して飾り付けとかも頑張ってる感じが好印象。 |
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コンセプト、、って言うと大袈裟なんですが、何か一本スジが通ってる雰囲気が全てに感じられます。 |
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そぉゆうセンスって、マニュアルとかコンサル頼みのヤッツケ仕事では絶対に醸し出せないと思います。 |
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さて、そろそろ出発しましょう・・・・・・雨で気分がイマイチ乗れませんけど。
それにしても裏五頭山荘、個人的には強く推奨したい宿でした。 |
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山を下って到着したのは八徳山荘・・・・・・跡。
「ウー」と「パー」があるんなら、スジの「リャン」も近くにあったりして?(笑) |
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ここはあんまし情報のない廃墟で、ちょっと気になってた物件です。 |
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もっと猛烈にボロボロになってるかと思ったら、全然チャンとしてました。
夢も希望も昔はあったんでしょうねぇ。 |
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ちなみにここも急な斜面にへばり付くように建てられてるのが特徴。
入口が最上階で段々と階下に降りてくタイプです。 |
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暗い中の窓の写真も割とよく撮ってますよね。
多分、昔読んだ小説がズーッと頭にこびり付いてるんです。
「・・・・・・そしてもはや私たちの前に残されたものは、明々と照らされた一つの虚ろな窓、私たちの疲れはてた目の前に稲妻と黎明で構成された世界へつながる一日をくりひろげる、不透明な闇をつらぬく長方形の一つの穴だけだった。」 |
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うわ~!死ぬほどナナメってしもたがな! |
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いつ頃まで営業してたんでしょう?
一説によると元々はお金持ちの別荘だったのを増築して旅館にしたみたいなんですが・・・・・・ |
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・・・・・・あまりそんなリッチな雰囲気はなく、至極大衆的な作りに思えます。 |
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下の方の階は真っ暗で足の踏み場もなく、これ以上の深入りは止めました。 |
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何かここ、雰囲気的にはそんな悪くないですね。 |
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菅笠はやたら館内のあちこちに転がってました。 |
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人の手によって荒らされてる部分もまぁあるんですが、それより冬の豪雪の影響の方がヤバいかも。 |
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こぉゆうのってちょとコワい。
・・・・・・ですが、ここは心霊物件とかではありません。 |
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部屋の数からすると厨房が随分狭いような気がしました。
あと、大広間が2フロアあったのもちょと意外。こんな山奥で宴会需要がそんなにあったんですかね? |
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う~ん、絶対に買い手は付かないと思いますけど・・・・・・。 |
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阿賀野川近くまで下って平等寺薬師堂に寄ってみました。何かキノコみたいな建物です。
新潟県では最古の木造建築の一つだとか。 |
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あ~あ、雨がますます強くなって来てるような。 |
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残念ながら内部は非公開。
戦国時代の落書きが残るそうなんですが。 |
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何はともあれ、予定外でポロッと立ち寄るってのも悪くないですね。 |
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そのすぐ近くの将軍杉ってのにもついでに行ってみることにします。 |
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・・・・・・って、スゴいやんか。 |
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根元から枝分かれした恐ろしく太い幹はとても杉に見えません。
何かもののけ姫とかに出てきそう。 |
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いや~、意外な拾い物でしたね。 |
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そうしてやって来たのが五十島隧道。
現在のトンネル開通により、完成後わずか20年ほどで放棄された悲運のトンネルです。
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ぬかるみにハマッちゃいました~。
だからあれほど白い靴は履くな、ってゆうたのに(笑)。 |
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とは申せ雨の中、廃墟探索でトンネルってアイデアはベストプランだと思うのですが・・・・・・・。 |
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そりゃまぁ当然、撮影は敢行。 |
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雨模様の朝早くとは申せ、それほど寒くなかったのは幸いでした。 |
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いやもぉ寒いのに弱いんですよ。
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ちなみにどうしてとっとと廃道になってしまったのかというと、トンネルの高さがちょっと足りなくて大きいトラックだと離合できなかったみたい・・・・・・って、設計ミスちゃうんかい!?(笑)。 |
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ともあれ、大量に撮影できたのが何よりです。
雨でもロケーションを工夫すれば何とかなるもんですね。 |
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入口まで戻って来ました。
今はこのように車輛は通行止めになってます。 |
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この後、近くの皆川製材所跡やアスファルトプラントなんかも立ち寄ったんですけど、雨でどうにもならないんで、仕方なく一気にこちらへ。 |
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鶴ヶ城、こと会津若松城です、 |
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時代劇RPGの影響か、エラくカッコいい顔出し。 |
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現在のは60年代半ばに再建された鉄筋コンクリート製。
なんと戦後の一時期はこの辺、競輪場だったみたいです。 |
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実は意外に城が好きだったりする。
先日も大阪に帰省した折に、たっての願いで大阪城に行きました。 |
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城内は想像以上に広大です。 |
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戊辰戦争ではここを巡る攻防戦が繰り広げられたことで有名。
その時にボコボコに大砲を撃ち込まれて、オリジナルは明治の初めに解体されてます。 |
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ありがちなパターンで内部は歴史博物館になってました。 |
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これが取り壊しの前の様子を伝える唯一の写真。
明治5年に撮られたものだそうです。 |
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それにしても、こんな地味なトコまで来んでもエエやろ?と言いたくなるくらい中国人観光客だらけ。 |
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雨に煙る東山方面。
白虎隊の少年たちはあっちから城が燃えてるのを見て切腹した、と。 |
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それはともかく今はインバウンドの狂乱状態も一段落して、私は心底良かったって思ってます。
そんな、観光が毎年伸び続けるなんて絶対におかしいって。 |
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干飯櫓・南走長屋は平成になってから復元されました。
行ってみると土産物コーナーでした(笑)。 |
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「麟閣」って名前の茶室もあります。 |
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もちろんこれも復元。
実際に抹茶が飲めます。 |
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結局、明治維新で壊されずに残った城って、一体全体日本にいくつあるんでしょうね? |
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今でこそ文化財だなんだと大事にしてますけど、廃仏毀釈とか明治維新ってもぉ信じられんくらいにムチャクチャやってますよ。 |
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水溜りに映る逆さ城。
いやぁ~、ボランティアの案内係の年寄りがあんまししつこく撮れ撮れ言うもんで・・・・・・・。 |
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・・・・・・車輪ついてんだし走らせたら面白いのに。 |
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まぁ、溢れ返る中国人団体客には辟易しましたが、まぁまぁ面白かったです、会津若松城。 |
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会津に来たらやっぱしソースかつ丼だろ!?ってコトで、いくつかある候補から今回はココにしてみました。
「ラーメン処天神」です。 |
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実はかつ丼専門店は案外少なくて、多くがこのようにラーメン屋のサイドメニューに掲げてるケースが多い。 |
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ジャンボかつ丼・¥1,300也が到着。
小鉢は冷や奴、刻みナルトの吸い物が可愛い。 |
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甘めのソースだれに漬けたカツがドドンと2枚。裏メニューで3枚、ってのもあるようです。
これはナカナカのボリューム。 |
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ヨメはノーマルな醤油ラーメンにしました。 |
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かつ丼のボリューミーさが良く分かりますね。 |
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ま、これくらいはヨユーっすよ、ヨユー。
・・・・・・などと強がってはみたものの、やっぱしハラは一杯になり、天気も依然パッとしないままなんで、後はダラダラと磐越道~東北道で一路東京に戻りました。
山形~新潟方面はまだまだ行き残してるところだらけなんで、これからもジックリ訪ねてみたいと思います。お粗末様でした。 |
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