「シズカナカクレガ」ヘヤフコソ
2019 山形~新潟(初日・後半)

県境を越えてやって来たのは、国道沿いのなんか会社っぽい建物。

山とダム湖に挟まれた狭い所にポツンとあって、周囲に民家はありません。
越後金丸駅です。

新潟県最東端の駅らしいですが、新潟県最東端ってコトにどれだけの価値と意味があるのかは不明(笑)。
今は一面一線の寂しい駅ですが、数年前までは跨線橋まであるローカル線としては破格に立派な駅でした。
このように鉄筋コンクリートの宿直室等も備えた駅だったのには理由があります。
画面真ん中やや右あたりにあたりに、かつては鉱山索道の巨大なホッパーが聳えており、そこからの引込線の入換等もあって、それで跨線橋まであったようです。
ドンガラになった待合室。

鉄筋コンクリートで頑丈に作られてるのは、かつて裏山の雪崩で駅舎が流されたことがあるからみたいです。
ダム湖の対岸に悄然と一基だけ残る索道の橋脚。

奥にあった金丸鉱山は、昭和40年代半ば過ぎまで稼行していました。
周囲にはバケットからこぼれ落ちた鉱石が今も残っています。
・・・・・・あ、いやこの天気、このロケーションならそら撮影しますってば(笑)。
そのまま山を下って道路脇の小さな公園へ。

しょうもないハナシなんですけど、これが見たかったんです。
・・・・・・それは「猫ちぐら」のモニュメント(笑)。
関川村は近年、「猫ちぐら発祥の地」ととして全国的に有名になりつつあります。

荒川沿いに点在する5つの温泉場は関川温泉郷と総称され、村上や坂町の奥座敷となってます。
しかしこのモニュメント、ぶっちゃけかなり荒れ放題になっており、作ってはみたもののこのスポットにそれほどの集客効果はなかった模様。
ね!?最上段の底の部分なんて欠け落ちてるでしょ?地面にバラバラになった破片が散らばってました。

こんなん当たったら死にまっせ、ホンマ。
まぁ、最近ますます「ネコバカ」な我々にはケッコー愉しめましたけど。
続いては再びチンマン系の雲母神社へ。

直截なチンポ看板が良いカンジっすね。
いきなりの男根主義炸裂な入口。

実はそんなに歴史のある神社ではなく、60年代初頭くらいに地元の篤志家が私財を投じて創建したみたいです。
それにしても金にあかせてなんちゅうモンを作ってんねん!?ってツッコミ入れたくなりますね。
手水鉢にはちゃんと屋根があったハズなんですが、倒壊して境内の隅に積み上げられてました。

水も枯れちゃってます。
念入りにここもチンポ・・・・・・挿れるコトは可能なサイズですが、咥えるにはややデカい。

あまりのバカバカしさにヨメもミョーにノリノリ(笑)。
今はおそらくそのスポンサーも鬼籍に入ってしまったのか、境内は荒れるがままになってたのがいささか残念です。

こぉゆうチンマン系って、もっと大切にすべきではないかと思います。
続いては土産物物色のために地元の道の駅、その名も「ちぐら」へ。
お!いいねいいね!
隅っこでは猫ちぐら製作実演中。
文麩マニアな私としては絶対に外せない岩船麩。

半球型の形が独特。
浪花屋の柿の種は最近、新潟県内ならどこでも見るようになりました。

こここそが日本の柿の種の真の元祖。
これらは展示品で、発注しても早くて数ヶ月待ちとのコトです。

お値段は何と、一匹用で23,000円也!
まだちょっと時間があるんで、ダメ押しで湯沢観音公園へ。
湯沢温泉の裏手の高台に広がる仏像が点在する公園でした。

これは観音経井戸・・・・・・まぁ、井戸があるってコトは城跡なのかも知れません。
要はミニ観音霊場巡りみたいなトコですな。
地味そうだし撮影敢行できるかな?とも思ったんですが・・・・・・
・・・・・・散歩の年寄りがいたので断念。

旅館に向かうことにします。
まずはいきなり風呂。
最近の泉質表示って何か鬱陶しいっすね。

「ナトリウム-塩化物・硫酸塩泉」とか、全然一般ピーポーの心に響かないって思いませんか?
実は最近ちょっとダイエットに励んでるんです。

ダイエットして髪の毛も増えたら好いのになぁ~・・・・・・。
浴室内部は濛々たる湯気でマトモに撮れたのはこれだけ。

別浴だと撮影意欲も湧きませんし(笑)。
なかなか部屋は落ち着いた印象。

・・・・・・ですが、ノッペリとした川近くのロケーションゆえ、眺望がどぉこぉってのは皆無。
取り敢えずは湯上りのビール飲んで・・・・・・
そのまま盛り上がってしちゃいました~(笑)。
ティッシュ・ティッシュ・・・・・・と。
あ~、また風呂入らんとアカンやん~、とか言ってます(笑)。
あ、本日の宿を言ってませんでした。

このあたりでは一番賑やかな高瀬温泉の外れにある「花みちる宿ニュー萬力」ってトコです。
そうこうする内に夕食の時間になりました。

ヤッて食っては毎度のパターンです・・・・・・ミもフタもない表現ですけど。
陶板焼き。

牛のサシの入り方がナカナカです。
あれ!?これ何だったっけ?

ピン浅過ぎてワケ分んなくなっちゃいました。
山芋、ミョウガ、オクラの小鉢。
この季節、意外に日本海側で良く見る気がするバイ貝。

これ日本酒に合うんですよね。
海老の鬼殻焼。

定石通り、黄身が塗ってあります。
一品一品、盛り付けが綺麗なので思わずスマホ撮り。
一見鰹のようですが、多分こりゃヨコワですね。
天麩羅盛り合わせ。
サバフグの吸い物。

意外に海が近いことから全体的にちょっとヒネリが利いてます。
漬物盛り合わせ。
デザートはメロンと葡萄。
ヨユーで完食。

明日は日本海沿いを下って行きます。
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