「シズカナカクレガ」ヘヤフコソ
2019 沖縄(二日目・後半)

昼食後、やって来たのは安慶名城跡・・・・・・って、この丸いのはその横にある闘牛場。
バックスクリーンのような後方の崖に聳えるのが城跡です。
ただ、闘牛も今では開催地が近所のドームに移っちゃったそうで、殆ど使われてない模様。
あ、闘牛ったって牛同士が戦うんですけどね。
要するに沖縄ではワリと珍しい形で築城されてるとかナントカ・・・・・・。
ぶっちゃけかなり寂れてる印象。

琉球石灰岩の石段を上がってくことにします。
オホッ!

かなり高いやんか!
今回、ケッコーな数の城跡見たんですけど、何かここは良いカンジの荒れ方でとても雰囲気がありました。
・・・・・・撮影敢行しても良かったかな?(笑)。
ただかなり市街地のど真ん中だったんでムリはしませんでした。
ある意味、沖縄の城跡はどこ行っても一緒っちゃいっしょです。

石垣以外何も残ってない。
そのまま一気にいくつも橋を渡って伊計島までやって来ました。

これは縄文時代後期と言われる仲原遺跡。
誰も居なくて好都合だったんですが、あちこちに「ハブ注意」の看板がありまして・・・・・・。
惜しいコトしたかも・・・・・・。

だって夜行性ですもんね、ハブ。
端っこにある伊計島灯台。

どうもイマイチ天気がスッキリしません。
まぁ、最も曇り日が多い季節にやって来といて文句言ってちゃダメなんでしょうけど。
実は灯台ってワリと好きなんです。

灯台守とか何か「隔絶された生活」みたいなんに今でもちょっと憧れがあるんですよ。
一つ手前の宮城島に戻ってウクン浜。

ココは人もおらず、プライヴェートビーチっぽい。
ああゆう岩ってそのうち折れてコケるんでしょうね。
・・・・・・チッ!また曇って来やがったぜ!
どうも上手くタイミングが合いませんなぁ~・・・・・・。
・・・・・・って、引き上げようとしたら急に日差しが出るし。
まぁ、慌てず騒がずジレないコトが肝要なんですけどね。
浜比嘉島の最南端にあるシルミチューに立ち寄ってみることにしました。
ナゼか「霊場」と呼ばれてますけど、まぁ御嶽(ウタキ)の一種だと思います。
階段が意外にあるんだな、これがもう(笑)。
・・・・・・ま、鍾乳洞ですわ。

ちなみにココ、子宝に恵まれるとのコトで、今でも近隣の信仰を集めています。
頑丈な鉄柵で囲われちゃってるのが、何とも不粋で味気ない。
今は、年に一度のお祭りでノロ(巫女)ががお祈りするときだけ開けられるようです。
何かよっぽどイヤなことがあったんでしょうねぇ・・・・・・。

観光客の無責任さや放埓さには、一定の規制と処罰が必要なのかも知れません。
続いては藪地島の端っこにあるジャネー洞へ。
うわ!ムチャクチャスゴいやんか!
ちなみに藪地島は本島のすぐ横にある無人島で、屋慶名海峡という日本有数の狭い海峡があります。
グニョングニョンの鍾乳石がぶら下がる圧倒的な空間です。

ここも御嶽であることは間違いない。
奥へ入るのは禁止されちゃってますが、ニライカナイっちゅう考えが生まれたのが何となく分かった気がしました。
藪地島はハブがメチャクチャ多いことで有名なので、あまりムリはしないことにします。
脇の藪を下ると海岸に出ました。

対岸には本島が望まれます。
う~む、それにしても天気が冴えませんな~。
もちょっと押せ押せで撮った方が良かったかな?(笑)
本島に戻って、今度は勝連城跡へ。

いささか時間の方が押せ押せになって来ました。
ここはかなりスケールが大きい城跡です。
また、数多くある沖縄の城跡の中でも最も古いものであるとかナントカ・・・・・・。
そのワリにはかなりチャンと残ってる気がしますね。

さっきの安慶名なんてボロボロでしたもん。
あ、私は別に城マニアではありません。

ただ、今回は特に深い意味はないんですが、城跡を見たいって思っただけっす。
かなり登るのはタイヘンかも。
そうだったそうだった。

朝、座喜味城見て、柔らかな曲線を描く石垣に妙に魅せられちゃったんですよね。
近寄るとかなり凸凹でゴツゴツしてます。

夜中の警備とか、躓いてコケなかったんでしょうか?
これでもちょっと晴れてくれてたらなぁ~・・・・・・。
しかし、旅のついでに城跡に行くことはあっても、こればっか専門に回ることはこれからもないでしょうね。
城マニアって結局、「過去に思いを馳せる能力」が必要ですから。
意外に広くてさらに時間が押し気味になってまいりました。
巨大切り通しの「ワイトゥイ」とか「クトジ御嶽」とか寄ってるヒマはなさそう。
それでも顔ハメはやる!(笑)。
何でこんなトコにババァ人形置くねん!?

コワいやんけ!
急に場所は変わってココは、泊る宿で教わった飲み屋。これは沖縄名物の「スクガラス豆腐」。

いや~、スッカリ日も暮れて宿に着いて、ヘトヘトです。
刺身の盛り合わせは特にこれといった特徴はありません。
麩とチキナー(辛子菜)のチャンプルー。
この「味自慢」ってお店、沖縄では6店舗ほど展開するチェーン店ですが、宿のおっちゃん曰く、「ココが安くて何でも選べていいよ!」とのコトでした。
これは「スーチカー」、豚肉の塩漬けを焼いたもの。

アッサリしてて噛むと肉の旨味が出て来ます。
メニューは呆れるほど豊富で、沖縄独特のモノだけでなく、フツーの居酒屋メニューから寿司・麺類・定食まで揃ってるんで安心できます。
そんなんで「うずらベーコン巻き」なんかも頼んで、あとは運転代行で宿に戻りました。
スッカリ酔っ払ってます。

・・・・・・あ!今夜の宿は中城のキャンプフォスター前にある「サザンヴィレッジ沖縄」ってコテージ・・・・・・っちゅうよりはアパートみたいなトコです。
もぉ朝から動きまくりで酒呑んだら回りまくり、実はこの辺殆ど私も記憶がありません。ちょっと後半のコースを欲張りすぎましたね。

明日は東海岸を南下していきます。
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