2019 沖縄(二日目・前半) |
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翌朝、素泊まりなんでアッサリ出発。
ちなみに今回はどこも素泊まりばっかし・・・・・・っちゅうか、そもそも論で「一泊二食」みたいな宿が沖縄には殆どないみたいです。 |
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沖縄上陸一発目の訪問スポットがココとは、我ながらちょっとマイナー趣味過ぎました(笑)。
首里城の北の方にある末吉宮です。 |
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琉球八社といって、当時の王朝から特別扱いされた由緒ある神社の一つ。
亀甲墓の並ぶ墓地の間を登って行きます。 |
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暗いジャングルの谷間に下るような階段。 |
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ガジュマルの木がウニョウニョ伸びててちょと薄気味悪い。 |
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到着。
沖縄ではおそらく唯一の懸崖造りの本殿の下に出ました。 |
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その下を潜る石造りのトンネル。 |
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ちなみにこれは昭和47年、沖縄本土返還を記念して再建されたモノで、オリジナルは太平洋戦争末期、米軍の猛烈な艦砲射撃によって喪われています。 |
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・・・・・・って、実際はそれ以前からすさまじく荒廃してたようなんですが。
明治政府は琉球に対しては、なぜかメチャクチャ厳しい政策を取ったんですね。 |
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眼下に広がるのは那覇の街並み。 |
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かつての栄華がしのばれる繊細で精緻な石組みが美しい。 |
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いやいやいやいや、ココはかなり撮ってみたかったっすね~。 |
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再びジャングルの中みたいな石段を登って次のポイントに向かいます。 |
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西海岸を一気に北上して座喜味城にやって来ました。 |
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最近、世界遺産に包括登録されたコトで、かなり盛り上がりつつある沖縄の城(グスク)。 |
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素晴らしい!
建物は何一つ残ってませんけど、延々と続く石垣が沖縄の城跡の特徴。 |
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これは別に太平洋戦争が原因ではなく、その遥か以前、沖縄王朝統一と共に廃城とされたためです。 |
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やっぱこぉゆう風景は超広角だな~。 |
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朝日がだいぶ昇ってきてます。 |
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しかし、そんなに広くもない島のあちこちに巨大な城がいくつもあったっちゅうのは驚きです。 |
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何だかんだでそれだけかつては中継貿易の拠点として、各豪族共に豊かな財力があったんでしょうね。 |
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しかし写真にするとイマイチ迫力が伝わりませんね。 |
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さっきの末吉宮にもありましたが、この石組みのアーチは結構沖縄の古い建築の特徴かも。 |
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相変わらず水平出しが下手なワタシ・・・・・・。 |
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あ~、撮影したかったな~・・・・・・ってそれだけかい!? |
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・・・・・・ま、殆どそれだけです(笑)。
ちなみにここ、長らくアメリカ軍のレーダー基地となってました。その前は旧日本軍の高射砲陣地だったこともあるそう。 |
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これは「砂糖車(サーターグルマ)」・・・・・・要はサトウキビの圧搾機。 |
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アーチがモチーフになってるんですね。
そんなこんなでハイ、次。 |
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如何にも南国なワシャワシャ茂った背の高い草の間を抜けると・・・・・・ |
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「ウドゥイガマ」に到着。
「ガマ」は洞窟の意味で、隆起サンゴ礁から出来てる沖縄には無数と言ってよいほど洞窟があります。 |
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抜けると海岸に出ます。
鍾乳洞っちゅうよりは海蝕洞ですな。 |
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残念ながら陽が翳ってしまいました。 |
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戦時中、ガマは防空壕代わりに使われ、そんな中でチビチリガマに代表されるような悲惨極まりないコトがあちこちで起きましたが、幸いここではなかったみたいです。 |
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続いて有名観光地である万座毛に到着。
珍しくそのままの音読みで「マンザモウ」です。 |
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ウンザリするほど多くのアジア系観光客と吹き荒れる強風。 |
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何か色々見どころあるみたいなんですけど、ギャーギャーうるさい観光客で落ち着いて回る気になれません。 |
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こんな天気で写真撮ってもパッとせんだろうに・・・・・・。 |
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髪の毛もクシャクシャになるし。 |
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早々に駐車場に戻って土産物屋をひやかします。 |
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トロピカルなウェアが並んでますけど、誰が買うんでしょうね? |
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抱き合って眠る猫。 |
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沖縄のお菓子と言えば「サーターアンダギー」か「ちんすこう」ですけど、ぶっちゃけ個人的にはそれほど好きではありません。 |
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無類のマンゴー好きのヨメが見逃すはずがない! |
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私はシークワーサーのシャーベットにしました。 |
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何かまぁ、そこまでかいな?ってぶっちゃけ思いました、万座毛。 |
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そのまま山越えで東海岸に出て、到着したのはこれまたシブい金武観音寺。
ちなみに「金武」と書いて「キン」と読みます。 |
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沖縄でお寺は大変少ないらしい。 |
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取り敢えずおみくじを見付けると引いてしまう習性(笑)。 |
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何でこんな地味なトコに来たのかっちゅうと、ココにも鍾乳洞があるからです。
寺の境内の片隅に入口があります。 |
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地下30mの深さがあり、けっこう真っ暗。 |
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おお~、鍾乳石があちこちにぶら下がってますねぇ~! |
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ほぼ暗黒の世界。
LEDのビデオライト、クルマに置いて来たのを激しく後悔しました。 |
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頼りはこのスマホだけ。 |
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多分一番底に到着。
ココもまた琉球八社の一つ。多分、この鍾乳洞全体が聖地なんでしょう。 |
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昔はこの地下で泡盛を熟成させてたようですが、あまりに数が増えすぎて今は別の鍾乳洞に移したみたい。 |
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下から見上げるとこんな感じ。
このガマももちろん戦時中は防空壕だったようですが、奇蹟的に戦禍は免れたみたいです。 |
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ただねぇ~、そうとは申せやっぱなんかヤッパシ八ッ橋、空気が重い気がするんですよね。 |
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だって、ドッカンドッカン火の雨のような艦砲射撃の中、ジーッと息殺してみんな籠もってたんでしょ?
怖いし不安だし蒸し暑くて不快だし、タマランですよ。 |
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結局、ガマでの生死を分かったのは、旧日本軍のイデオロギーの塊みたいなヘンなプライドと妄信の程度の差。
引率役が兵士だったトコはかなりの高確率で悲惨なコトになってます。 |
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そうそうこの本堂、沖縄では極めて珍しい戦争で焼けなかった木造建築らしい。
ぶっちゃけハリボテな首里城より歴史的建造物。 |
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・・・・・・っちゅうてもまぁ創建は16世紀くらいみたいですけど。 |
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少々おなかが空いてきました。
思えば朝、殆ど食ってなかったんだ。 |
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・・・・・・それで近くの有名な鍾乳洞喫茶「カフェゴールドホール」に行ったら閉まってて、仕方なくうるままで走ってテキトーな食堂へ。 |
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ヨメはソーキそば。 |
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私は「ちゅら浜ランチ」っちゅうのにしたら、これがもぉめっちゃフツーな内容やおまへんか!
皿を置く向きが逆だし(笑)。 |
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ソーキそばの横にあった小皿、骨入れだったんっすね! |
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何はともあれおなか一杯になれました。 |
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ホント、単純っちゅうか動物的というか、ハラが減るとすぐに不機嫌になりよる(笑)。 |
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午後はいくつも橋を渡って伊計島に向かってみることにします。 |
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