「シズカナカクレガ」ヘヤフコソ
2019 北関東Ⅰ(後半)

いい加減おなかも空いて来たので、この辺でお昼にすることにします。

かねてから目星をつけてた店に入るとこのポスター!(笑)。

実はワタシ、魔夜峰央は年季の入ったファンでして、「翔んで埼玉」を最初に読んだのはウン十年前だったりするんですが・・・・・・。
魅力的な餃子のバリエーション♪

ヨメの名言に「餃子は別腹」っちゅうのがあるくらいで二人とも大好き。
ニラ、、しそ、にんにく、野菜、イベリコ等々・・・・・・
合わせて7人前頼みました。

小鉢に野菜が出て来るのがナニゲに嬉しい。
ヒジョーに嬉しそう。

味は評判に違わずかなり美味かったです。特に基本の「ニラ」が食べ飽きしない味でオススメ。ただ、できればもう少し油と水を大目に焼いた方がもっと好きかも?
あ、お店の名前は「高橋餃子店」です。

最近の宇都宮でかなり評判が高い。
その気になればあと5人前くらい行けたんですが、まぁ食い散らかすのはこのところ控えるようにしてるんで・・・・・・
少し下って、大谷の南方にある戸室山神社に到着。

ココもかなりなディープマイニングで見付けたトコ。
長い石段をえっちらおっちら登って行きます。
何か田舎の公民館みたいな拝殿が見えてまいりました。
近付いてみると鉄の壁で囲まれた要塞みたいな作り。
まぁ木造で建て直すってコスト的に厳しいんでしょうね。
狙って来たワケではないですが、山桜がおりしも満開。
えっ・・・・・・!?
そらまぁこのロケーションなら撮りますって。
しかし、巨石らしきものがなかったなぁ~・・・・・・。
でも桜が綺麗だったから、まっ良いか。
春の日差しは陰影差までもが柔らかいカンジで、撮りやすい気がしますね。
・・・・・・って、帰宅してから大チョンボに気付きました。

拝殿からさらに5分ほど登った頂上付近に巨石群が点在してたんですわ。
さらに南下して鹿沼市街の外れにポコッと飛び出した茂呂山に到着。

毛呂山は埼玉ですね。
ココも桜が満開。

桜も紅葉も、観に行こうって気合入れて出掛けるとハズれ、何の気なしに行くと大当たりだったりして難しい。
如何にも長閑な春の山をダラダラ上がって行きます。
老朽化で立入禁止になった展望台。

箱モノ行政のなれの果て、っちゅうこってすね。
山頂から少し下ったトコにあるのが「がっから様」なる巨石。
祀って欲しくて大声で騒いでた岩だそうです。

分かったような分からんようなエピソードですね。
大きさ的にはそれほどではありませんが、今でも信心されてるようで、下にはお供え物が沢山ありました。
そうそうココの公園、案内板の向きがどれもちょっとづつおかしい。
とは申せ、たとえ迷ってもどこかに下れますけどね。

こんな風に(笑)。
道路を挟んだ向かいは「鹿沼市花木センター」という巨大な植木屋さんになってます。
鹿沼と言えば鹿沼土、鹿沼土といえばサツキ、っちゅうコトで、サツキの栽培がこの辺では盛んみたいです。

観葉植物を一鉢買いました。
さらに南下して、陽の傾きかけた中、栃木市と佐野市の境界付近の山中にある琴平神社に到着。
ここも巨石スポットなんですが、あまりにデカすぎて良く分かりません。
この琴平神社、かつては大変隆盛を極め、江戸末期から明治にかけてはさして広くもない狭い境内に、60軒以上の土産物屋や旅館がひしめいていたと言われます。

また、豪壮な三階建ての山門までありました。
ところが信仰の背景にあった水運の衰退と共に段々と寂れて行き、トドメは昭和20年、火事ですべてが焼け落ちてしまいます。

かつての繁栄ぶりは錦絵で僅かに偲ばれるだけです。
それかあらぬか、狭い境内では天水桶やらバケツが至る所に置かれてます。

何でも戦時中の鉄の供出で天水桶が無くなってたことが、初期消火に失敗した最大の原因らしい。
めちゃくちゃナナメってますねぇ~・・・・・・お恥ずかしい。
鈴の数が尋常ぢゃないですね。
付近一帯には、かつて寄進された瓦や石塔があちこちに落ちてます。
決して伝えられる繁栄ぶりが誇張ではない、ってこってすね。
あ、これが本来は見ようと思ってた巨石・「奇岩石」ですが、ほぼ岩には見えません。
・・・・・・ってまぁ(笑)。

ともあれこの時に撮影したのは、自分的にはものすごく気に入ってるんですけどね。
利根川水系の水運の盛衰をそのままに体現したかのような歴史の琴平神社、これまで何度か触れた群馬出身の田山花袋も水運については昔を懐かしんで書いてるくらいで、本当に華やかな時代があったんでしょう。
そんなこんなで晩春の傾いた日差しの中、ユックリ下って行きます。

あとはそのまま東京に戻りました。

後半はちょっと撮影に熱中しすぎて、フツーに旅の記録として使える画像が少なく、似たような画像の繰り返しと駆け足でのルポになっちゃいました。アカンですね。
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