2019 北関東Ⅰ(前半) |
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春とは言え、まだまだ冷え込みの厳しい朝・・・・・・ |
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やって来たのは鹿沼の山奥・・・・・・ |
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名勝の「虎岩」です。
しっかし、「タイガー・パターンド」って正しいんですかね?「タイガー・ストライプ」ちゃうんかいな?と |
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見ての通り、細かい縞模様の巨岩です。
別に磐座とかではなく、河原の岩なんですけど。 |
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「チャート」といって、層状になった堆積岩が長い年月をかけて褶曲してこんな風になるらしいです。 |
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ホントは水に濡れた方が虎縞っぽくなるみたい。
ネットで探すと優れた写真がいくらでも見付かります。 |
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実はこうした縞柄は各地にあって、水石の世界でも「瀬田の虎石」等が有名だったりします。 |
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日当たりが悪いのとすぐ近くに民家があって、ここでの撮影敢行は断念(笑)。 |
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続いてやって来たのは、その下流に行ったトコにある岩戸神社。 |
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ここはかなりディープにリサーチして見付けた巨石・磐座系。 |
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狛犬が何とチェーンソーアート。 |
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見えて来ました。
うわ!スゴッ! |
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まずは御参り。
こぉゆうトコは二人ともとてもマメで、賽銭用の小銭をクルマの中にストックしてあったりします。 |
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岩壁の割れ目にメリ込み系の拝殿。
この岩壁自体がどうやら御神体のようです。 |
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奥がどうなってるのか見たかったんですが、厳重に施錠されてて良く分かりませんでした。 |
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・・・・・・いや、まぁ(笑)。
引いて撮ろうにも急斜面で足場が殆どなくて、かなりアングルには苦労しました。 |
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ともあれ関東でこのスタイルの巨石はワリと少ない気がします。 |
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抜けるような青空をバックに聳える岩山。 |
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見ての通り「深岩観世音」。
ここもまた大谷等の陰に隠れたマイナーな巨石スポットだったりします。 |
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陽が高くなってくると森の中は明暗差が大きくなるんで、写真撮るにはちょと厳しくなってきますね。 |
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石段の上に見えました。 |
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ココもまたメリ込み系です。
下野三十三観音の第三十番札所となってますけど、もちろん無住。 |
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分かったような分からないような解説。
平安時代の開基、っちゅうのは明らかに盛り過ぎですね。 |
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理由はカンタン。
こんな軟らかい岩で千年はもちませんもん。 |
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お~!ケッコー登って来たんやなぁ~。 |
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最近、明暗差の激しい時は、この「スポット測光」でお茶濁してばっかしのような・・・・・・(笑)。 |
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・・・・・・ん?まだ何かあるのん? |
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さっきのミニ版な岩窟がありました。 |
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どうやらこれが弁財天のようです。
写真では分かりにくいですが、内部は湧き出した水が溜まってます。 |
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この向こうで大きく岩場が切れ込んでおり、覗いてみると、どうやら昔は石切場(丁場)だったみたいです。 |
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こんな風にロープを使う斜面もあったりして、意外に愉しめた深岩観音でした。
でも夜に肝試しとかは止めた方が良いと思いますね。落ちると死にますから。 |
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続きましては、ここもまたディープマイニング(笑)で見付けた白石神社。 |
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小ぶりながら形の良い磐座が拝殿の裏山を上がるとありました。
それにしても「小ぶりながら形の良い」って喩え、最近は「おっぱい」以外には滅多に見ませんねぇ(笑)。 |
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上から見たところ。
明らかに陽石なので、近くに陰石もあるかな?と探してみましたが、どうやらこれだけのようです。 |
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神社自体は実にささやかなもの。
それでもまだ建て替えられたばかりのようで、近隣の信仰が伺えます。 |
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力学的にかなり無理のある屋根ですねぇ。 |
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今度は宇都宮市立森林公園。
ケッコー狭い範囲を丹念に回ってます。 |
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スバルがやってるの?
調べてみると、社名変更をキッカケに始めた環境保護活動みたいです。 |
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公園自体は赤川ダムという灌漑ダムを中心に整備されたかなり広大なモノ。 |
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丁度山桜が満開で、賑わっています。
しかし、ただそんなんだけでここまで来たのではありません。 |
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見たかったのはコレ!
「日本国防協会栃木県総本部」と大層な名前の廃墟。 |
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右翼のアジト、っちゅうイメージとは裏腹に瀟洒で山小屋風な建物が道路脇に残ります。 |
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周囲はオートキャンプサイトになってるんですが、ココだけが取り残されちゃってます。 |
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残念ながら内部はこの通り。
完全に床が抜けちゃってて入るのは危険。床が抜けてるトコは釘を踏み抜くリスクがあるんで、入らないようにしてるんですよ。 |
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現在の住人は野良ネコだけ。 |
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ちゃんと出欠確認用の確認用の名札が提げられてたりして、政治活動はキチンと行われてた模様。 |
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荒れるがままにさせるにはなんだかちょっと惜しい物件のような気がします。 |
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あくまで想像ですが、右翼団体の一種の研修センターみたいなモンだったのではないでしょうか? |
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どう見ても洋館ですよね?
右翼のルーツは尊王攘夷とかにあるのに、西洋かぶれでどぉすんねん?って(笑)。 |
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これが玄関。
ココもドアのすぐ向こうから激しく崩壊。昔の廃墟サイト等を見ると、総裁室とかシブい部屋があったみたいなんですが。 |
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玄関脇には破壊されまくったカップヌードルの自動販売機。
これはかなりのビンテージ・・・・・・壊れてなければ、ですけど。 |
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行政が係わりになるコトを恐れた結果、解体されることもなく残った珍しいパターンの廃墟と言えます。 |
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春らしい光の色ですね。 |
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そんなんでもぉ一枚。 |
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国防協会のある一角だけがだけがいささか異様な雰囲気なだけで、あとは長閑なダム湖沿いの風景が広がっています。 |
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それにしてもエエ天気やなぁ~。 |
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思うに、日帰りツアーの時の方が天気に恵まれることが多いような・・・・・・。 |
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工事現場みたいな取水塔。
吸い込まれたらタイヘン。 |
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こぉゆう時はこぉゆう日の丸構図が素直で良いのかも。 |
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これだけ大きいのに案外灌漑できる面積は狭いんですね。 |
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「取り敢えず最近のブームに乗ってみました」的な、あまりヤル気の感じられないダムカレー。
・・・・・・ライス真ん中に寄せただけやん(笑)。 |
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これは素晴らしく綺麗に撮れた一枚。等倍で見ると凄まじく解像してました。最近思うんですけど、写真って画素数よりもヌケが大事な気がします。
この後はさらにあちこちマイナーな巨石系を訪ねます。 |
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