2019 福島(初日・後半) |
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少し行った田んぼの隅に忽然と現れる巨大おにぎり(笑)。 |
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いやいやいやいや、メチャクチャにデカいっすよ、コレ!! |
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うわわ、これでは大きさの参考にならんではないか(笑)。 |
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いや、顔を大きく写してもアータ・・・・・・。
ともあれこれが「破石」です。 |
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横に鳥居があったり、注連縄が巻かれてたり、明らかに巨石祭祀ですね。
まぁ、今の人間だって驚くんだから、昔の人はもっと驚いたと思います。 |
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名前の由来はこのように、横から見るとパッカァ~ンと真っ二つに割れてることから。 |
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あ~、やっと大きさがイメージしていただけますね。
高さ約5mってトコでしょうか。
ちなみにこのすぐ近くには「達磨石」ってのもあるみたいですが、民家の敷地内とのコトでパスしました。 |
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さらに南下して、鮫川村のはずれにある八雲神社へ。 |
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巨石情報を仕込んで来てみたんですが・・・・・・ |
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登ってくと荒れ果てたお社のあるてっぺんに着いちゃいました。 |
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まぁ、直下のこれらが磐座っちゅうこってすね。 |
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二十三夜講がこの辺では盛んだったみたい。
現代人はステロタイプにみんな昔の農村生活は愉しみがなかった、なんて思い込んでますけど、実は庚申講や念仏講を始めとしていろんなイベントが毎月多数ありました。 |
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そしてそれはかなり大らかで放埓な交歓の場でもありました。
要は踊りまくりのヤリまくりの乱交パーティー的なモンだったと・・・・・・今で言うなら、山の中でゲリラ的に開かれるちょっとイリーガルなレイヴパーティーが近いかも知れません。 |
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さて、朝から何も食ってなかったんですが、この鮫川村、食べるトコがホントにない。
町の中心部なら何かあるだろ?と走ってようやく道の駅を発見。 |
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道の駅は粗製濫造も囁かれてますけど、今や過疎化の進む村にあってはよろず屋兼食堂となってるような気がします。 |
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お値段からしても、観光客よりは地元の独居老人等を相手にしてるコトが伺えます。
それにしても安いなぁ~。 |
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とにかくお腹が空きました。
実は最近、以前ほど無謀な爆食には手を出さないようにしてるんで、事前リサーチ力が衰えてるんです。 |
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ワタシは豚の香味揚げ定食・・・・・・ |
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ヨメは親子丼にしました。 |
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アッちゅう間に完食。
お値段からするとひじょうに美味しく、ボリュームもありました。 |
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大量の凍み大根が売られてます。これ、煮ると美味いんですよ。
乾物は在庫管理がラクなのか、やたら道の駅では棚を取ってることが多い。 |
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これは凍み餅。
どちらも冬場は昼夜の寒暖差が厳しく、乾燥して降雪量の少ない阿武隈高地ならではの特産品だと思います。 |
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取り敢えず空腹は満たされました。 |
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鮫川村は冷鉱泉を探して過去に何度か来たことありますが、その頃でも既に多くは廃業しちゃってました。 |
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さて、ダメ押しでもう一ヶ所。 |
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まだまだ冬枯れの景色の疎林の中の沢伝いに上がって行くと・・・・・・ |
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・・・・・・ありました。
天狗橋です。 |
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風化した球状花崗岩が節理に沿って割れたのが上手い具合に谷川の上に乗っかって天然の橋となってるのです。 |
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横幅は約8m、有名な堅割山の太刀割石と同じような経緯で生まれたものですが、あれより大きいかも知れません。 |
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それにしても沢筋ってコトもあってメチャクチャ寒い。 |
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来るなら夏場の方が良かったかも。 |
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この辺は一種の岩海となっており、重畳と折り重なる岩で谷筋は埋められています。 |
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一気に国道14号を下っていわき湯本温泉到着。
今夜の宿は駅からもほど近い伊勢屋旅館・・・・・・よく考えたら、いわき湯本周辺では泊まったコト多いけど、中心地では初めてかも。 |
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こじんまりした旅館で好感が持てますね。 |
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今回、ココに決めたのは「建物は古いけどその分料理はスゴいです」ってな宣伝文句に惹かれたから。
でも、旅館の建物が古いって、むしろ誇りにして良いのではないでしょうか。 |
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ともあれ思ったよりし早く着いたんで周辺を散歩してみることにします。
背後に見えるのはいわき湯本駅。 |
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閑散とした駅前通り。
炭鉱華やかりし頃は人で埋め尽くされてたんでしょうけど。 |
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それにしても殆ど人が歩いてませんねぇ・・・・・・。 |
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要は果物屋さん。
オネーチャンたちへの差し入れに使われることが多かったのか、古い歓楽街で果物屋って良く見掛ける気がします。 |
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こうしたモルタル作りのタクシーの車庫兼事務所も温泉場には欠かせないストラクチャーの一つ。 |
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「斎場」かと思ったら「斎菊」でした(笑)。
調べてみると随分老舗の温泉旅館みたいです。 |
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土産買おうと思ったら、意外にこれがないんですよ。
唯一見付かったのがこの店。まぁ、今はみんなクルマで海沿いの方に行っちゃいますしね。 |
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旅館に戻って風呂に入りましたが、ご覧の通りの湯気で殆ど撮れませんでした。
まぁ、フツーの内湯です。 |
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急な階段と手の込んだ数寄屋細工の丸窓に歴史を感じます。 |
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ヨメの風呂上がりに欠かせない儀式、それは・・・・・・ |
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・・・・・・ドライヤー。
ホンマもぉハラ立つ、もとい羨ましくなるくらいに髪の毛の量が多いんですよ。 |
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そして夕食の時間に・・・・・・うわ!何やねん!?コレ!
御膳を埋め尽くす圧倒的な料理の数々。 |
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ナントカカレイの活け造り。 |
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ノドグロとかメバルの系統の活け造り。
名前忘れました。 |
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アジの活け造り。 |
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御膳に乗り切らなくて脇に置かれた、また別の種類のカレイの活け造り。
活け造りだけで四種類! |
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ナゼかメンチカツ(笑)。 |
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海老の塩焼き。 |
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ヒジキ豆。 |
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レンコンのきんぴら。 |
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手羽(チューリップ)の揚げ煮。 |
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魚の煮付け。 |
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オカラ。 |
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切り干し大根。 |
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これもお膳に乗り切らず、脇に置かれた餃子鍋。
何とまぁココ、伝説の島原・岩永旅館を彷彿とさせる爆食旅館だったワケです。 |
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さ~、頑張って食いまくるぞ~! |
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見た目は凄まじいですが、活け造りは絶対量としてはそれほどでもないんで何とか行けそうです。 |
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年季入りまくりのカセットコンロ。 |
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ものすごく新鮮な魚と、「なんでそれを出したんだ?」と言いたくなる至極平凡な総菜類の組み合わせは却って新鮮で、案外飽きずに食べ進められました。 |
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何とか完食!
あまりの魚の美味さに酒飲みまくったせいで、この辺からあんまし記憶がありません。
明日はもうちょっといわき周辺を回ります。 |
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