2019 愛知(二日目・前半) |
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朝になりました。
良く見てみると結構風格を感じさせる建物です。 |
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綿壁って最近スッカリ見かけなくなった内装の一つ。
実は調湿機能に優れてたりして日本向きなんですけどね。
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小石の埋め込まれた三和土もちょっといい感じ。 |
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お決まりの単焦点散歩に出掛けることにします。
最近はホンマ35mmばっかしやな~・・・・・・いや、50mmって一種「気合」が必要な画角なんですよ。ボケーッと撮るにはちょと狭い。 |
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愛知の奥地は実はかなり標高の高い高原地帯となっており、この辺で500mくらいあります。
冷え込みがメッチャ厳しい。 |
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すぐ隣に建つもう一軒の宿。「照苑」。
こっちの風呂は激シブらしいんですが、殆ど営業してないとのことです。 |
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朝霧に沈む盆地の様子。
山の上に上がれば雲海が撮れたでしょう。 |
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大分深く色付いてきてます。 |
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病葉を愛でる、っちゅうのは実は日本くらいらしい。 |
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強い日差しの下の紅葉もそりゃまぁ美しいんですが、こんな風に朝霧の中の紅葉には沈潜した情緒を感じます。 |
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寒いんで早々に戻って来ました。
あ、何でオッサンが沢山泊まってたか停めてあるクルマで判明。どうやらラリーの大会が開催されるみたいです。
そぉいやぁ以前こちらに来た時もラリーのポスター観たなぁ。 |
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こうしたシブい色彩はピーカンでは撮れないですよね。 |
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柄の入った曇りガラスもレトロな風情。
昭和30年代くらいなカンジでしょうか。 |
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このクリクリ回す窓のカギも、レバー型のロックの付いたアルミサッシに押されてスッカリ見なくなりました。 |
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良いカンジに朝食の時間。 |
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まだちょっと眠たそう。 |
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酒の塩焼き。
隣には梅酢で漬けた花蓮根。 |
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炊き合わせ。 |
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玉子豆腐。 |
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味付海苔と漬物。 |
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味噌汁。 |
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ご飯・・・・・とまぁ和な朝飯はやっぱし良いなぁ~。
夕食もそうでしたが、この旅館は味付けがとても絶妙。 |
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ワッ!おどかすなよぉ~。 |
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ぶっちゃけ能面とかの類ってコワいですよね。
これらは多分、狂言面とか神楽面なんでしょうが、それでもコワい。 |
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そろそろ出発。
昨日が巻きまくりだったんで、今日はもう少し落ち着いて回れるかな? |
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ともあれ稲武夏焼温泉・「青柳亭」、個人的にはかなり気に入りました。
良い宿かどうかって、規模や値段、豪華さとはちょっと違うトコにあるような気がします。 |
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山を下って足助の町に到着。
ナニゲに撮ったこの一枚はケッコー気に入ってます。 |
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川沿いに古い家並みが広がる町の様子は、郡上八幡なんかとも似てる気がします。 |
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観光マップは見付けたらマメに撮るようにしてます。
迷ったときに再生して見るのと、意外な情報があったりするからです。 |
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愛知県随一の紅葉の名所だけあって、駐車場も予想以上にシッカリありました。 |
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まずは街の中心部の交差点近く、庚申堂ってトコへ。 |
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「八万の陽石」っちゅうチンコ石。カリもちゃんとありますね。
県下随一の大きさ・・・・・・って、昨日もっと巨根なのを見ましたけど。 |
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隣にはマンコ石。
なんか「石で作ったタラコ」みたいですけどね(笑)。 |
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ともあれ二つ仲良く寄り添っておりました。 |
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裏通りをプラプラと歩いて行きます。
白い建物は旧・蚕業取締所、現在は足助資料館となってます。
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ホンマは足助町内にも何ヶ所か探したい石があったりするんですが。 |
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そうこうする内に香嵐渓到着。
まぁまぁ紅葉してますね。 |
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実は足助町内には他にも探したい石が何ヶ所かあったりするんですが・・・・・・。 |
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この辺まで来ると、朝もまだ早いのにケッコー観光客がいます。 |
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実は光の向きで何とかそれっぽく撮ってまして、殆どはこんな感じだったりするんですが・・・・・・。 |
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吊橋を渡ってみます。 |
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要は飲食店があるだけでした。
南信から北設楽に掛けてが五平餅の本場みたいです。右下に見える「豚どて煮」も何気に他では見ないかも。 |
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何かと思ったら、単なる古民家改造バーベキューハウスでした。 |
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対岸は日陰になってて寒いので元に戻ります。 |
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思いっきりゴースト入ってますね。16-35mmは出目金ぢゃないんで比較的出にくいんですが。
でも個人的にはゴースト、嫌いぢゃありません。「逆光で撮影しました!」ってカンジが良い。 |
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ちょっと商売っ気ありすぎ。
風景が台無しですやん。 |
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日本の観光地のこうしたあさましい様子を見てると、中国を笑う資格なんてないと思いますね。 |
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日本の田舎の風景の価値を殺してるのは田舎に住まう連中自身。
タコが自分の脚喰ってるのと同じ。 |
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ちなみに真っ赤に色付く紅葉って実は天然では少ないみたいで、観光名所にこうしてあるのは大半が植樹されたモノみたいです。 |
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土産物・飲食エリアの中心にやって参りました。
日の丸構図ってやっぱ良いかも。 |
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買って家帰ってから食べたら美味かったです。 |
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山奥から下って来たので気付きませんでしたが、下から上がってくる方の道はすでに渋滞が始まってたみたい。
道理で急に人が増えたわけですな。 |
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今日は一日、天気は快晴のようです。 |
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真っ赤っか、ってコトだとやはり紅葉は北海道でしょうね。 |
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本州の紅葉はどれだけ真っ赤でも、どこかちょっとくすんでますもん。 |
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ちなみに香嵐渓は、元々は香積寺の住職が植え始めたモノ。そのうち町民も手伝うようになって今の形が出来ました。
「香嵐渓」の名前自体は昭和になってから付けられたんで、実は観光地としては結構新興。。 |
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・・・・・・っちゅうことは、昭和の初めまで愛知県にはさしたる紅葉の名所ってなかったんかな? |
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日陰の紅葉ってのも趣がありますよね。 |
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ちょっとシブ過ぎたか・・・・・・。 |
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巨石まみれな一帯だけあって、川も石でゴロンゴロンしてますねぇ。
この巴川沿いには数えきれないほどの巨石信仰の痕跡があります。 |
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イチョウの葉よりも黄色いさつま芋チップス。 |
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当然購入。
しっかしこれ、利益率メチャクチャ高い商売でっせ。 |
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紅葉シーズン以外はどうしてるんでしょう? |
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そんなこんなで香嵐渓から元の町の方に戻って来ました。 |
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エーッと今どの辺だっけ? |
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あ~、ハイハイ。
町並みはあっちね。 |
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旧い街道筋特有の家々が立ち並んでます。 |
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維持費のコトを考えなけりゃ、、こぉゆう古い木造の家に住んでみたいんですけどね~。 |
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あ~、この美容室の看板、昔良く見掛けたなぁ~。
パーマのカールとアンモナイトの渦巻を結び付けるのはかなりシュールかも。 |
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和菓子屋かと思ったら駄菓子屋でした。 |
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結局、フォトショとかで盛りすぎるからアカンのでしょうね。
最も綺麗な瞬間を切り取ってさらにフォトショ等で弄れば、そりゃぁハデハデにもなりますわ。 |
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旧いバイク屋さん。
たしかに昔はみんなこんな感じだったなぁ~。 |
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シェルの古い看板。
そらまぁたしかに「貝印」ですわなぁ~。 |
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多分かつては商人旅籠だったと思われる建物。
足助の街の散策だけで一日費やすだけの価値は十分あると思いました。 |
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・・・・・・が、予定もありますし次のスポットへ。
県道脇を少し上ったトコにある神社の奥に忽然と現れる立岩。 |
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地名の起こりとなった、って書いてありますね。 |
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しかし、巨石揃いのこの地方としてはそこまで大きい方ではないかも。 |
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看板立てるのも良いけど、その前に伸び放題になってる竹を伐ったら!?って言いたいです。
地元の行政がやるコトって、ホンマ足が地に着いてない。 |
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まだちょっと寒いけど、そこはグッと我慢して(笑)。 |
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日差しの暖かさに助けられて何とかかんとか撮影完了。
寒い中伸びやかににこやかに、はやはりむつかしい。 |
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小さな岩が噛まさってるんで、一度割れてコケたのを引き起こして元に戻したカンジですね。 |
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手前にある神社にもお参り。
別に信心深いワケでもないんですけど、そこはまぁキッチリ仁義は切っとかんとあきませんわな。 |
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本来、こうした場所は祝祭あるいは治外法権的交歓の場所でもあったので、安易に何でもかんでもサンクチュアリだ、禁欲的であるべきだ、って考えは間違ってると思ってますが・・・・・・。 |
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それにしても分からんのがこの看板。通番付けるならどこかに全体像を示してほしいモンです。折角地元ならではの情報があるのにチグハグなんですよ。
後半も巨石巡りのまま今夜の宿に向かいます。 |
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