2018 宮城~山形(三日目) |
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翌朝、部屋からの眺め。
赤い屋根はワインの醸造場です。 |
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昨夜は早寝したんで今朝は寝起きが良い模様。 |
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う~む、それにしても色気のない下着ぢゃなぁ~・・・・・・どうせすぐに脱ぐから、動きやすい方が良いみたいなんですが(笑)。 |
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いつもの単焦点散歩に出てみることにします。
ウコギは上杉鷹山が窮乏時の非常食として奨励した生垣の草です。 |
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「ワイナリー」などと名乗らない所が好い感じですな。 |
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ブランド名も実にシブい! |
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移転でもしたのか廃墟っぽい役場。
デザインセンスが昭和40年代っぽい。 |
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赤湯には100円で入れる共同浴場が何ヶ所かあります。
これはその一つ「あずま湯」。 |
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こっちは「とわの湯」。
どれも銭湯っぽくて情緒にいささか欠けるのが欠点かも。 |
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こうしたシブい温泉旅館もポツポツと残ってます。 |
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ただ、ホントに不思議なのはこれだけ規模の大きな温泉なのに歓楽街的な通りが殆どないコト。
あってもこんな感じで数軒固まってるだけ。 |
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そうこうするうちに戻って来ました。
山形ワインも今は結構ブランドになってて、直売所なんかも設けられてたりします。 |
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朝と夜で男女が入れ替わりなので朝風呂に。 |
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随分とこっちは狭いですね。 |
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すごく大雑把な効能書き(笑)。
ちなみに家族湯もありましたが、ムチャクチャ狭くて敢えて入るほどのコトもないんでパスしました。 |
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朝ご飯は随分とプレーンな印象です。 |
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チョー具沢山な味噌汁。
この揚げがとても美味くて、この後、近所の食料品店で買いました。 |
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冷奴。 |
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オクラの胡麻和え。 |
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温泉玉子。
最近、生玉子を出す旅館ってメチャクチャ減りました。 |
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塩鮭と蕗の佃煮。 |
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漬物。 |
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前の方では餅搗きショーが始まってドンドン配られて行きます。
実は搗き立ての餅ってあまり好きではなかったりするんですが・・・・・・。 |
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東北の朝ご飯には欠かせないハラコにあとは玉子焼、笹カマボコそして昆布巻き。 |
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うぉぉ~っ!今度は納豆餅かいっ!? |
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餅でおなか一杯(笑)。 |
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ま、あたしゃ食えと言われりゃヨユーで食えるんですけどね(笑)。 |
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こうした花活けとか、、手を抜かずにキチンとやる姿勢に好感が持てます。 |
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お見事!
綺麗に布団は片付けられてありました。 |
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帰京せんとあきませんので、今日もサッサと出発です。 |
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そいでもっていきなりやって来たのはココ。
真っ赤に錆びた天蓋が印象的なのは・・・・・・ |
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鉄、な人なら分かりますよね?
峠駅のスイッチバック跡です。 |
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今も狭軌時代の線路がそのまま残されてます。
ちなみにここは引上線の方。 |
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末端部分は増大する輸送量に対応したためか、トンネルになって延長されてます。
今は貨物列車自体無くなっちゃいましたけど・・・・・・。 |
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行動迅速!チャッチャと撤収!(笑)。 |
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ちなみに奥羽本線のこの板谷峠越えの区間はかつて、福島から順に赤岩・板谷・峠・大沢とスイッチバックが連続する東北きっての難所でした。 |
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山形新幹線が開業によってこれらのスイッチバックはすべて解消され、その維持のために置かれてた保線要員もいなくなり、今は殆ど駅としては終わっちゃってます。 |
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こちらはかつてのホームの跡、現在は新しく出来たホームへと向かう通路として使われてます。 |
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奥の方の一部は今も新幹線のスノーシェッドとして転用されています。 |
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そうこうするうちに新幹線が通過して行きました。
踏切と新幹線ってどうもなぁ~・・・・・・。 |
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今も一日数本のローカル列車が止まるようです。 |
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スノーシェッドを外から見たところ。
古くは4110、戦後の一時期はE10といった化物のような蒸気機関車が補機として使われてました。 |
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そんな駅周辺がゴッソリ廃墟となったような中、未だこの地に残って頑張る店が一軒。 |
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いや、分かってるって(笑)。 |
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思えば駅まで徒歩1分、抜群に便利な立地条件なんですけどね(笑)。 |
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ひじょうに有名なので今更説明するまでもないでしょうが、「峠の力餅」です。 |
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今なお列車が到着するとホームでの立ち売りを続けてるのがスゴい。 |
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肝心の餅は写真を撮り忘れました。
ちなみに立派な店舗が別に米沢市内にあります。 |
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折角ここまで来たんだし、と十数年ぶりに訪れることにしたのが・・・・・・ |
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何か昔に比べて道が整備されちゃったかな? |
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荷物運搬ケーブルは相変わらず残ってますね。 |
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秘湯と呼ぶには有名になり過ぎてしまった気もしますが、姥湯です。
建物は随分モダンな作りに建て替えられました。 |
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有名な露天風呂も事実上混浴ではなくなり、かつての鄙びた感じは残っていません。
まぁあまりもぉ何も言いますまい。 |
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ちなみにこの山、気象庁の指定する火山ではないみたいなんですが、ここ姥湯は水蒸気爆発で出来た巨大な火口跡にあります。
爆発したんならそら火山っちゅうんとちゃいますのん? |
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今でもこんなに温泉湧いてるんだし。 |
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ともあれ姥湯、、山水画のような景色の中、崖にへばりつくように建つロケーション自体は変わってませんでした。 |
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ちなみに、今なお道路のスイッチバックは現役。
トラックとかの長尺車だとカーブはこのようにして曲がります。 |
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下って板谷駅に到着。
ここはホームに向かう線路の一部が保線車両の留置線として使われています。 |
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やはり長いスノーシェッドを進んで行くと・・・・・・ |
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如何にもかつてはスイッチバックであったことを物語る線路配置。
昔のホームは左の遥か奥にあります。 |
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ちなみにこの駅は近くに現役稼行中の鉱山や工場があったりして、それなりに沿線人口はあります。 |
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待合室も随分とマトモ。 |
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現在の駅ホームは本線の途中に短いのがあるだけ。 |
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こちらはかつてのホーム跡。 |
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全く読めませんがな。 |
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ホームの端は完全に藪の中に埋もれてしまってました。
下り側の線路が異常に長く確保してあるのは、おそらく蒸気機関車時代、加速線として必要だった名残のように思いました。
弾みを付けて行かんと坂登れなかったワケですな。 |
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このようにスイッチバックが解消されると、旧駅と新駅が離れちゃうケースはひじょうに多い。 |
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ともあれ今は新幹線が楽勝で坂を上って行きます。 |
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後方に見える保線区の詰所が元の駅本屋跡。 |
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ちょうどその向かいあたり、通りを挟んで残るのが関根小学校板谷分校跡。 |
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調べてみると、2005年にどんな理由でか廃校ではなく休校扱いとなっています。 |
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そんなんもあってか保存状態は極めて良好。 |
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従って施錠の状態も極めて良好・・・・・・チェッ!(笑)。 |
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どこにも入れそうなポイントはありません。
豪雪地らしく窓が極端に狭いですね。 |
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学校と言うよりは共同浴場みたいな入口。 |
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物件としてはAランク物件だけに中が見れなかったのは残念。
しかし休校って、復活できる算段でもあるんっでしょうか?それとも休校扱いの塩漬けにしといて、自然崩壊を待つ気なのか? |
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一気に福島市内まで下って、以前から懸案の福島餃子の名店で行きそびれてた「餃子の照井」に到着。 |
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ただしここは本店ではなく、「餃子酒家・照井」の方。
お酒のメニューが充実しています。 |
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薄暗い中モダンジャズの流れるまぁ随分とスカした店なんですけど、餃子はいっしょ(笑)。 |
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昼の定食にしたら結構なボリュームでした。 |
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やはりここも餃子はミニサイズで、油タップリに揚げ餃子っぽく仕上げてあります。 |
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元々は元祖の「満腹」で修行した人が独立して始めた店なので、ひじょうに似てます。 |
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ちなみにこれで1890円。
餃子としてはかなり強気なお値段も元祖の流れを汲んでますね(笑)。 |
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ちなみにサレオツな作りはこの店だけで、あとはわりとフツーの食堂みたいです。 |
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何はともあれおなか一杯ですわ~。
満足・満足♪ |
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そんなこんなで旅行も終わり。宮城・山形を効率的に回ることは不可能ってコトを改めて知った旅でもありました。とにかく東西方向が動きにくい。
あとは一路東北道を東京に戻りました。 |
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