2018 宮城~山形(二日目・後半) |
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やって来たのは日本でもたいへん珍しい、犬と猫を御神体とする神社、犬の宮・猫の宮です。 |
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最近の掘っ立て企画ネタみたいに思えますけど、どっちも伝承を信じるならば千年以上の歴史があるとか・・・・・・。 |
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こちらは犬の宮の方。
御堂は犬のムサカリ絵馬状態。 |
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狛犬もリアルな犬。 |
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由来書はまぁ、ホンマかいな!?ってツッコミ入れたくなりましたけど・・・・・・(笑)。 |
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そいでもってこっちは猫の宮。
双方は50mくらい離れてます。 |
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こっちはこっちで猫のムサカリ絵馬状態。 |
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どちらも意外にチャンとした神社で驚きました。
出来れば犬猫の宮司も置けば良いのに。 |
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そうこうするうちに本物登場。
猫の場合リード付けて散歩させるのは、至難の業と言われますな。 |
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続いてやって来たのは山形交通・高畠駅跡。
重厚で格調高い造りの駅舎は、先ほど採石場跡を訪ねた瓜割石で出来ています。 |
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この高畠線は奥羽本線の糠ノ目(現在は改称してこっちが高畠駅)から二井宿までを結ぶローカル線でしたが、1968年にここ高畠から二井宿まで、1974年には残り区間も廃止されました。
その後はバスターミナルとして使用されたものの、今は路線バスさえなくなってしまいました。 |
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出来た時はおらが町の誇りだったんでしょうがねぇ・・・・・・。 |
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今はホーム跡に車輛が何両か保存され、周囲一帯は公園となってます。 |
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廃止から既に40年以上経ってる割に、保存状態は良好。 |
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ホーム側から本屋を望む。
何となく銀行っぽいですな。 |
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細かいところまで意匠に手抜きはありません。 |
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こちらは少し離れたところに建つ変電所跡。
同じようなアーチ状の飾り窓となっています。中央の五角形の飾りがオシャレ。 |
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石造りの建物ってどうしてこんなに絵になるんだろ?
ともあれ山形交通も一時期は県内各地に路線がありましたが、現存する路線は一つもありません。 |
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続いては再び洞窟巡りに戻って大立洞窟。 |
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やはり同じようなアプローチで杉林の中を登ってくと見えて来ます。 |
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説明看板もほぼ同じ内容。
思うに縄文人が暮らしたころはもっと水辺近くの低い場所だったんでしょうね、ココ。 |
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巨大な岩の下が居住スペース。
ちょっと暮らしにくそう。 |
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内部はその後、修験の行場にでもなったのか何か祀られてます。 |
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ともあれいそいそと着込む(笑)。 |
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ともあれこれで三ヶ所目クリアー! |
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周囲は離農したのか、荒れ果てて骨組みだけになったハウスが拡がっていました。 |
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これでミッションコンプリートの4ヶ所目、日向洞窟に到着。 |
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ここは天井高もあって広さもそこそこ、物件としては良さそうな感じです。 |
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実はこの日向洞窟が遺跡としては最初に発見されたものだそうです。
発見もクソも民家の裏庭みたいなトコにあるんですけどね(笑)。 |
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アッと言う間に今夜の宿・赤湯温泉「丹泉ホテル」に到着。
実は朝の火箱岩以降、ひじょうに狭い範囲を回ってたんです。 |
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丹泉とは赤湯を風流に漢語調で言い換えたものだと思います。 |
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ひらがなが崩し過ぎて読めませんがな(笑)。 |
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何はともあれまず風呂へ。
残念ながら別浴。 |
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比較的小規模とは申せ観光旅館なんで、ワリとどこもシッカリしてますね。 |
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効能書きは簡素であまり観光旅館らしくはないかも。 |
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赤湯の地名とは裏腹にひじょうに清澄な湯が特長。
こうしてドーンと大きな湯舟のあるシンプルな浴室って好きかも。 |
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こちらは露天風呂。何でそんなにあちこち目隠しを付ける必要があるのかは不明。 |
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御見苦しいトコを見せてしまいました・・・・・・深くお詫び申し上げます。 |
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一人で入ると実に詰まらんですね。
写真もついついゾンザイになってしまいます。 |
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売店に並ぶ商品からすると、年配の客が多いのかも知れません。 |
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夕食までまだ間があるんで、浴衣での散策とシャレ込んで、温泉街の裏山の烏帽子山に登ってみることにします。 |
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向かいの旅館の隅っこの階段を上がれって教わりました。 |
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温泉街ってこぉいった狭い通りが絶対に不可欠だと思います。 |
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登って行くと巨大鳥居の前に出ました。
一本の石から切り出されたものとしては日本最大らしい。 |
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山頂は烏帽子山八幡宮という神社になってます。 |
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社殿の方もかなり立派。 |
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地名の由来ともなった肝心の烏帽子岩は意外にショボい。
オマケに彫り物入り(笑)。 |
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思えばこうして浴衣でウロウロすることってあんまし無いかも。 |
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鳥居が日本一と知った途端に抜かりなく撮影(笑)。 |
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牡丹の花が咲いてました。
立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花・・・・・・って良く考えるとワケが分からんですね。 |
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地方紙って案外頑張ってるトコが多い。
まぁ、昔からの付き合いが合って断れないっちゅう理由で部数が減りにくいだけみたいですけど。 |
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ケーキっちゅうから軟らかいのかと思ったら、パリパリしてました。
棒状のミルキーみたいなモンです。 |
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旅館の近くまで戻って来ました。
正面に見えるのは風格の感じられる建物が残る大和屋旅館。 |
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ああ、そぉいやこの辺は米沢牛で有名ですよね。
夕食に出るんかな? |
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そんなこんなでいきなり夕食。
八寸は左から焼き茄子、めかぶ奴、ホタルイカ。 |
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帆立のコキール、ワインゼリー、手前が蚕豆と明太子の何か。 |
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刺身の4種盛り。
手前は鰆、右奥は忘れました。あまりにピン浅で撮るのも考え物かも。後から分からん! |
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真薯。 |
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天麩羅盛り合わせ。
茄子以外は変わり揚げで楽しめました。 |
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そいでもって夢にまで見た・・・・・・って大袈裟な(笑)。
米沢牛のローストビーフ。 |
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料理はそれぞれ彩りも美しく凝ってて美味しいんですけど、食卓の奥行きがチョー浅い!45cmくらいしかない(笑)。
対角線で向かい合って食べるのはなんとも落ち着きませんわ。 |
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饂飩。 |
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漬物・・・・・・あっっ!陶板焼きを撮り忘れました!これも牛だったんだ! |
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ミルクプリンっちゅうよりは牛乳羹。 |
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吸い物の彩りは麩かと思ったら団子でした。 |
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料理はかなり気合入ってるなぁ~、っちゅうのが正直な感想です。 |
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ちなみに他のお客さんも殆どが夫婦者でみ~んな対角線(笑)。
ここだけは改良の余地ありではないかと愚考する次第です。 |
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建物自体は結構古いんですけど、細かく手を入れて大切に使ってる印象。 |
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飲み過ぎてカラダまで真っ赤、それもマダラに!(笑)。
実は相当弱いんです。 |
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山とは反対側の街中を散策してみることにしました。
駄文でも書いた通り、ここの温泉、規模のワリに歓楽街とかが一切ないんですよね。 |
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単なる住宅地の中に旅館が点在してるみたいな感じ。 |
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観光客ではなく勤め帰りのオトーサンを相手にしてるっぽいです。
それにしても肉団子をウリにしてる中華料理屋って珍しいかも。 |
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暗い通りにポツンと浮かび上がる看板って、何故か郷愁を誘うアイテムだと思います。 |
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・・・・・・ヲイヲイ(笑)。 |
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どうやらラーメンで町おこしを図ってるみたいで、、リサーチすると何軒も見つかりました。
有名なのは「龍上海」ってトコみたいです。 |
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手押しポンプの井戸も見付けると何となく心和むもの・・・・・・貞子が出て来たらコワいですけど。 |
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???あんびん?
調べてみると大福餅みたいなもののようでココ田中屋の超人気商品らしいです。
それにしても安易にスマホで調べられる世の中って、便利だけど味気ないっすね。 |
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そうこうするうちにホテル前まで戻って来ました。
明日はあまりムリせず南下して行くことにします。 |
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