「シズカナカクレガ」ヘヤフコソ
2018 伊勢志摩(初日・前半)

秋、ちょっと遠出で伊勢志摩方面に向かうことにしました。

まずは伊勢道を玉城ICで降りて南下し度会町に入り、宮川を渡ってすぐのトコにあるスポットへ。
・・・・・・え!?何だか良く分からない、って!?
上がると見えて来ました。
「大崎の大岩」です。

岩壁の下が洞窟状に抉れています。
修験系の香りがプンプンしますね。
岩は目測で30mくらいあってかなり巨大。

ちなみに脇の山道を上がると岩のてっぺんに出て、そこにも何かあるようですが時間が読めないのでパスしました。
う~む、それにしても天気がイマイチは日光の手前。

光量不足な感じの写真が多いのはご容赦ください。
良く分からないのはココ、「大崎」なのか「山崎」なのかがハッキリしないコト。

どっちやねん!?・・・・・・どっちゃでもエエんでしょうね(笑)
続いては川沿いに2kmほど西進したあたりの「弁財天の大岩」に向かいます。

・・・・・・って、いきなり道間違えたやんけ!
到着・・・・・・ってドワ~ッ!!

すんげぇド迫力の大岸壁!
ここもまた神仏混淆な修験系の香りがしますな。
弁財天を祀る祠は近年建て替えられたもののようです。
なんか室町時代くらいに出来たとかナントカ・・・・・・。
それにしてもメチャメチャ暗い日やなぁ~・・・・・・。
仕方なく補助光使うともぉ夜みたいに写ります。
すぐ脇には御籠り堂。

こうした小屋があるのは古い形式を今に伝えてると言えるでしょう。
それにしてももちょっと晴れててほしかったなぁ~。

そらまぁ森閑とした感じが出るのは良いんですが・・・・・・。
しっかし巨石巡りも元からマイナーな世界なんですけど、より一層マイナーな場所を拾うようになって来てる気がします(笑)。

我ながらよく見つけたと思いますもん。
このギャラリー観て訪ねようとする人もいないでしょうが、この清水寺っちゅうのを目指して行けばすぐ裏手の山の中です。
一旦戻って伊勢市内から再び南下しやって来たのは、「天ノ岩戸」。
相変わらず天気がパッとせず、薄暗い中を向かいます。
最近のパワスポブームで資金が潤沢なのか、結構鳥居とかは真新しい。
手持ちスローシャッターに挑戦・・・・・・ったって最近の手ブレ防止6.5段とかには絶対太刀打ちできませんけどね。
意外に遠いな~。

実は人の姿の途切れた瞬間を狙ってるんですが、山奥なのに観光客多し!
禊場は川になっています。

手水鉢を使わないこれが本来の形。
ちなみに「恵利原の水穴」ってのが元々の名前。

だって水の湧き出す穴になんか閉じ籠もったら、ナンボ神さんでも大変なコトになりますやん(笑)。
岩戸の穴から出た水が落ちる滝。
鳥居の奥に見える穴が天ノ岩戸です。
水を滝に流す塩ビ管がちょっと興醒めかも(笑)。
まぁミもフタもない言い方をするならば、石灰岩地形に出来た鍾乳洞の子供みたいなモンでしょう。
さて、ここからさらに山に向かって入って行きます。
古い石灯籠なんかがあるトコからすると、昔はもっと栄えてたのかも知れませんね。
山道に少々息が切れ始めた頃、到着しました。

こちらは風穴です。
奥から風が吹き出ています。

冷風ではありませんでした。
不思議なコトに、何か音も聴こえます。

ひょっとしたらどこかに穴は繋がってて、向こう側の音が響いてるのではないかって気がしました。
ともあれ水穴と風穴、ぶっちゃけ他の地方ならここまでメジャーになれたやろか?って気もします。
ま、それでも風穴の方はあんまし人は来ないような雰囲気でしたが。
ともあれ天気はも一つなものの順調に三ヶ所目クリア。
う~む、絶対に天ノ岩戸は後からの付け足しだと思うなぁ~。
帰りにしなに手を洗ってどないすんねんな(笑)。
ちょっと日が射してきましたね。
やっぱある程度日が射してるくらいの方があたしゃ好きです。
今のカメラで気に入ってる「ハイライト重点測光」って機能を使うと、こうした印象的な明暗差が簡単に写せます。
こんなんとか。

この路線で大量に撮ってみようかな?
そろそろいい時間になったんで、お昼の場所を探したところ、次のスポットの手前のココが引っ掛かりました。
お!ローレプぢゃあーりま温泉!

ブレーキ、エキパイ、スイングアーム、キャブ、ショック・・・・・・と手堅く弄ってますが、ガチのZ1000RではなくZ1100GPあたりをタネ車にしてる気もします。
こうしたバイク乗りが寄る店は、なぜか爆盛りが多い(笑)。

如何にも昭和のドライブインな店内の様子が期待させてくれます。
一番人気はミックスフライ定食みたいなんでそれにしてみました。

ヨメはミックスフライ単品+伊勢うどん・・・・・・そんなに食えるのか!?
ほほぉ~!ナカナカに茶色いヴィジュアルですね~!

お盆がアルミ、っちゅうのもレトロでポイント高しクン。
唐揚げ4ケ、海老フライ、魚フライ、コロッケ・・・・・・付け合せのスパゲティもけっこうシッカリあります。
いささか後悔しながら饂飩を啜るの図(笑)・・・・・・結局、唐揚げとフライはちょっと手伝いました。

饂飩の丼で水玉の湯呑みたいな柄は久しぶりに見ました。
そんなこんなで完食。

他のお客さんの食べてるメニューも基本的にみんなデカかったです。
何となく駅舎を思わせる外観。
現在、全国で急速にその数を減らしてるロードサイドのドライブインや大衆食堂ですが、こうして今なお沢山の人に支えられてるのを見ると嬉しくなります。
続いてやって来たのは鸚鵡岩。

正確な場所が分からず、取り敢えず展望台ってトコまで来て見ました。
ニョキニョキした岩のすぐ向こうは断崖絶壁。
んん~・・・・・・あともう一息晴れて欲しい。
折角の景色も何となくボケた印象になりますもん。
何のこっちゃない、鸚鵡岩は駐車場から少し山を下ったところにありました。
そもそも鸚鵡岩とは何ぞや?ってコトなんですが、要は遠くの音が岩に反射して聴こえる、っちゅうコトです。
・・・・・・で、ここが「聞き場」と呼ばれる方。
ほいでもってこっちが「語り場」と呼ばれる方。

こちらで話すと上の方であたかもすぐ耳元近くで話してるかのように聞こえるとのコトなんですが・・・・・・。
正直良く分かりませんでした。
調べてみるとこの鸚鵡岩っちゅうのは全国に点在して、どこもあんまし効果の程は分からないみたいです。
個人的にはこうした山の岩場は大昔、鏡を用いた光通信の拠点ではなかったのか?と思ってるんで、下にいるスタッフとの声によるやりとりなんかが大袈裟に伝えられたのではないかと思ってます。
天気はスッキリしませんが、それでもまぁここまで立ち寄ったスポット全てでナントカ撮影も敢行できました(笑)。

後半は海に向かいます。
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