「シズカナカクレガ」ヘヤフコソ
2017 信州Ⅱ(初日・後半)

内山峡沿いに東に入って着いたのはココ、超難読地名で「いぼみず」と読みます。

それにしてもバスが1日たったの2本しかおまへんがな!明らかに学校帰りの中高生のためだけに残ってる感じです。
地名の由来となった肬水神社がすぐ横にあります。
ここは懸崖造りの中でもレア中のレア、宇宙船ハッチタイプの拝殿が特徴。
建物の下に階段が伸びてて、床を押し上げて入るっちゅう変わった形式。
入口に到着。

これ撮るのにまくれ落ちそうで、マジ怖かったです。
階段っちゅうより殆ど梯子ですわ、この急角度。

何でこんな不思議な構造にしたのかは良く分かりません。
中はガランとしており、あまり手入れされてる感じではありません。
恐らくこれが御神体。

陰陽石ではないかと思われます。
晴れててもちょっと暖かければなぁ~・・・・・・。
余りの暗さにポン焚きしたらケラれてしまいました。

狭いスペースでストロボは難しい。
こうするとそれなりに明るく見えるんですけどね。

真ん中やや右の囲まれた部分がハッチの出入口。
いや~肬水神社、聞きしに勝る珍物件でした。
ちなみに同様の造りの懸崖造りは山梨県の増冨ラジウム温泉にあります。

もしこの2ヶ所以外にある、って情報をお持ちの方がいらしたらご連絡ください。
明らかに岩石祭祀の跡ではないかと思われる神社全景。

内山峡は両岸に奇石が続き、探せばもっと他にもありそう。
続いてやって来たのは臼田にある龍岡城。

「長野の五稜郭」と呼ばれながら、函館に比べると圧倒的にマイナー。
雨が本降りになって来ました。
パッと見は分かりませんが、明治維新も間近な文久3年に築かれた五芒星型の西洋式城郭です。
こんな風に見事に星型ヒトデ型。

ちなみに日本に五芒星型は函館とココ、2ヶ所しか存在しません。
殆どの建物は明治維新の廃藩置県と共に壊されましたが、この御台所櫓だけが唯一現存しています。
まぁ、要するに食堂棟ですな。
結局、城として使用された期間は極めて短く、また、実際に有事の際の役に立ったのかについても現在は疑問視されており、恐らくは松平公の道楽だったのではないか?って説が有力だったりします。
敷地の殆どは今は小学校となってます。
それにしても寒い!
「五稜郭であいの館」ってのに入ってみたら、リンゴと梅干でもてなしてくださいました。

熱いお茶でホッと一息。
続いてやって来たのは北沢川大石棒。
縄文時代中期の男根崇拝を示すものと言われ、目下日本一。大正8年に川の改修工事中に出土したものだそうです。

まぁ、たしかに巨根だけどいささか写実性には乏しいかも(笑)。
周囲は倒れてしまった稲穂が不思議な文様を描く田圃になってます。
八ヶ岳に向かって西進し、着いたのはコレ。
鷽ノ口(うそのくち)円形分水です。
円筒分水については最近B級スポットマニアが良く取り上げるようになりましたが、元々は水争いを避けるため均等に水が流れるように工夫したモノ。
原理的にはサイホンなんだそうです。

ちなみに現存する数では千葉県と滋賀県が圧倒的に多かったりします。
独特の造形美が感じられますね。

完成は実は意外に新しく、戦後の1953年だそうです。
元の小海線沿いに戻ってさらに南下し、ハロウィンの巨大ジャックオーランタンが飾られたココは・・・・・・
・・・・・・「お子安さん」。

場所は小海の駅から東に山を少し上がった辺り。
晴れてりゃ絶好のロケーションになってたな、こりゃ。
お堂に内陣があって、その中に鎮座するのがお子安さん。

巨石を囲むようにお堂が建てられてるワケっすな。
手前の岩も多分その一部。
子宝・安産・子育て・・・・・・およそ出産育児に関することなら何でも霊験あらたかとか。
八ヶ岳界隈は先史時代の遺跡が多く、もっと巨石関係はあっても良さそうなんですが、これが案外少ない。
そんな中でここは貴重なポイントと申せましょう。
近くにはさらに男石・女石という陰陽石もあるそうなんですが、この雨と寒さでパスしました。
そもそも論でこの寒いのにこんな高冷地を目指した私が悪いんです。
まぁ、また来る機会もあるでしょう。

最近地震多いんでちょっと出歩くのが不安だったりもするんですけど。
・・・・・・んじゃ、またね♪
余りにも寒いので、さらに他にもいくつかの候補地をスッ飛ばして今夜の宿に到着。
何はともあれ取り敢えずは風呂に入らんと!
ジェットバスの効能をここまで大袈裟に喧伝してるのは初めて見たかも。

「ネッポーバス」って何だかすごく怪しい。「熱泡」と書くんでしょうか?
濛々と湯気が立ち込める浴室。温泉使ってるのは右側だけではないかと思いました。

露天風呂もあったんですが、降りしきる雨と寒さで早々に退散。
あ、今夜の宿は海ノ口温泉「和泉館」です。

昔はこの辺一帯には他にも結構沢山旅館が点在してたのですが、今はここを含めて2軒しか残ってません。
部屋は最初から布団が敷いてありました。

最近はスタッフの高齢化等で夕食の間に手早く敷くのが大変なのか、初めっから敷いてあるってケースがたまにあります。
身体を中からも暖める!(笑)

小海線沿いは今でもけっこう造り酒屋が多く残ってて、これはそんな蔵元の一つ「初鶯」。
ガソリン注入して暖まったところで夕食の時間となりました。

キャベツ・白菜・レタスといえばこの辺の特産。かつては駅の貨物側線だけでは間に合わず、本線上にまで貨車を並べて積込作業をしてたそうです。
シメジのおろし和え。
天麩羅盛り合わせ。

具材はオーソドックス。
馬刺し。
味噌仕立ての鍋。
とにかく暖まって嬉しい。

寒いとすぐ機嫌が悪くなるから困ります。
アマゴかな?イワナかな?

添えられてるのは茗荷の甘酢漬け。
すいとん汁。
茶碗蒸し。
それほど豪華ではないけれど、何だかホッとする味でした。

余談ですが、この時隣の隣では70年代に一世を風靡した演歌歌手がマネージャーと一緒に食事中。
どうやら町のイベントで招かれていたようです。

も一つ余談ですが、この時隣に座ってたオバハンが酔っ払っててムチャクチャにやかましかった。
マッサージ器があると必ず試す(笑)。
「100年パワーだ!和泉館」なる謎のCMソング。

温泉音頭にしたら似合いそうな歌詞と70年代テイストが炸裂するメロディが交錯する迷曲で、ズーッとこれがロビーには流れています。
さっきのジーサンが芸能人だと知って驚く!(笑)。
かつての宿の佇まい。

古いモノを古いままに残してればよかったのに・・・・・・。
そんなこんなで部屋に戻って、後はするこたぁ一つですわな(笑)。

隣の部屋ではさっきのやかましかったオバハンが今度は、スゲェ喘ぎ声挙げてるし(笑)。
まったく昼間が撮影にならなかったので・・・・・・

もちろん画像は大修正。
・・・・・・って旅館の部屋撮りってあんましシュミぢゃないんですけどね。
部屋で上手に撮れる人がすごく羨ましいです・・・・・・って外撮りもヘタでした、スンマセン。

マジで誰かコツを教えて欲しいですわ。本当に室内は難しい。
何はともあれ近年マレに見る大ハズレな天気の一日もおしまい。

明日は北杜方面に下って行きます。
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