「シズカナカクレガ」ヘヤフコソ
2017 浜松(二日目・後半)

そうしてやって来たのは小堀遠州の庭園で有名な龍譚寺。
井伊氏の菩提寺です。

ようやく大河ドラマに近付いてきたカンジですな(笑)。
もっと豪壮な寺を想像してましたが意外に小さい。
鐘楼の中にこんなんがあるのはワリと珍しいかも。
蓮の花ってポカッとしてて結構好きかも。
あんまし屏風絵とかは良く分かりません。
ま、仏像もフツーな感じですな。

印相からするに阿弥陀さんでしょう。
あ!大河ドラマの人物相関図だ。

・・・・・・って、大河ドラマなんてこの数十年観たことないんですけどね(笑)。
色んなお堂は回廊で繋がってます。
誰やったかな??これ。
そうこうするうちに庭が見えて来ました。
真ん中は長期貸出中だそうです。
ナカナカ庭に辿り着けません。
あれ!?ここさっき通らなかったっけ!?
・・・・・・ってなコトを話す内に最大の見どころである庭に到着。
う~ん、色んな説明がありましたけど何だか良く分からん。

馬の耳に念仏、猫に小判とは正にこのコト(笑)。
池は心を表し、鶴亀が配置され、座禅石が置かれ・・・・・・アタマの中に「?」が100個くらい浮かびました。

単純に言って京都の枯山水なんかの方がシンプルでアブストラクトな魅力があるような・・・・・・。
花より団子な私たちは湯葉の佃煮みたいなものを購入。
何はともあれ、多くの観光客に混じったノーマルな観光もたまには必要ですよね。
あ!アマガエル。
みんな駐車場の方に行ってしまうので山門の周囲は閑散としてます。
ヨメはちょっと嬉しそう。

まぁ、いつもいつもマニアックでマイナーなスポットばかりも・・・・・・ですよねぇ。
それにしても大河ドラマ効果って地元にものすごい経済効果をもたらすんですねぇ~!
・・・・・・って、ただ寺と庭観るためだけにここに来たのではありません。
すぐ近所に有名な餃子の店があるのです。

餃子以外はあまりヤル気の感じられないシンプルなメニュー。
マジメな顔してますが、かなりワクワク。
到着!

浜松餃子にしては珍しく、丸く盛り付けられず、またちょっと揚げ気味に焼いてあるのが個性的。
「餃子は別腹」っちゅうくらいヨメは餃子が好物。
一瞬で完食!

実は浜松餃子は高いワリに大したことないってこれまで思ってましたが、ここの店でちょっと見方が変わりました。
丸く並んでもないですし、モヤシもないですけど、ココはかなりオススメです。
地元のバーサン達がテントで野菜やら漬物を売ってたので、買い込んで次の場所へと向かいます。
東に向かって、以前訪ねた滝沢鍾乳洞の近くの都田鉱山跡に向かいますが・・・・・・
これがもう完全に途中から廃道。

道案内の看板、危ないって。
そのまま滝沢展望台に向かおうかとも思いましたが、昼間行っても面白くなさそうなのでパスして・・・・・・
狭い道をグニャグニャ抜けてアラハバキ山へ。

如何にも、な名前ですな。

こうして見るとスゴい山の中に見えますが、実際は道路のすぐ横にあります。
・・・・・・って、これ神社っすかぁ!?
ちゃんと漢字で書くと「荒鎺」のようです。
背後の巨岩が御神体のようですね。

これが道路沿いでなければなぁ~・・・・・・ブチブチ(笑)。
でも・・・・・・アラハバキ信仰ってそんなに全国的に昔からあったんでしょうか?

こんなヘンなスポットばっかし回ってるクセに実はワタシ、偽書とか偽史とか嫌いなんですよ。
大体、この茶室の庭の入口みたいな門がまず胡散臭い。
思うに、明治以降に地元の歴史マニアとか宗教マニアがテムパッちゃって拵えたのではないかと・・・・・・。
・・・・・・とまぁ、何となく後世のデッチアゲっぽくも感じられる奇妙で不思議な場所でした。
さらに走ってメチャクチャに狭い道を回り込んで・・・・・・
・・・・・・青谷(小堀谷)鍾乳洞到着。

これで浜松近辺の鍾乳洞はコンプリートかな!?
竜ヶ岩洞とは比べ物にならない小さな鍾乳洞です。
入洞は無料で、自分で電灯のスイッチ入れます。

このショボさが逆に何だかワクワクしますね。
お!以外に奥行きあるやんか!
天井には蝙蝠が一杯ぶら下がってます。
ロ~ンブロ~ゾ~!
コウモリさん!コウモリさん!パタパタパタ。
ウワハハハハハ!・・・・・・っておれも古いな(笑)。
鍾乳石や石筍等が生えるほどの水気が無く、全体的に乾いてます。
鍾乳洞にしては珍しいトンネルタイプの貫通洞なんですが、崩落の危険アリとかで奥は立入禁止。
ちょっとテストショットを何枚か・・・・・・
意外なまでに迫力ある景観です。
無料にしてはヤルやんけ!ってぶっちゃけ思いますよね!?
ではそろそろ本格的に撮影しようかな~、洞窟のロケーションはこれまでなかったよな~、とか思ってると騒がしい子供の声が!
夏休みの家族連れがワイワイと入って来ました。
まぁ、とにかく無理は禁物ってコトでネクストスポットへGO!
鍾乳洞から数km下った辺りにある青谷不動の滝へ。

「駐車場あります」ってのを見落として正解でした。
だってすぐ先の橋がこの狭さでっせ!

ヨメの身長からするに1.7mくらいしかありません。要するに車幅一杯。
昔はそれなりに訪れる人も多かったのか、廃屋が何軒かあります。
地図からするにちょっと歩けば着きそうですね。

さらに遡って行けば先刻の鍾乳洞まで行けるみたいです。
これかいな!?駐車場って!?
苔むした石段の向こうに御堂が見えて来ました。
今は手入れする人も少ないのかかなり荒れた印象です。
アルミ缶の燈籠はナゼか最近良く見掛ける気がします。

今度拵えてみようかな?
う~ん、余りありがたみが感じられないかも・・・・・・。
何だか良く分からんオッサンのレリーフ。

ここを整備した人でしょうか?
あ~っ!肝心の滝の画像を撮り忘れてたことに今更ながら気付きました。

・・・・・・ま、直瀑で想像以上の高さのある立派な滝でしたな。
何はともあれ今回もあちこち引っ張り回されておつかれさんでした、っと。
時間も押して来てるので帰路に就くことにします。

ちなみに川で遊ぶ家族連れ、良く見るとみ~んな顔がラテン系。浜松ってブラジルがやたらと多い町ってことを改めて想い出しました。
ホンマに日系な人なんて実は殆どおらんねんやろなぁ~、とか思いつつ、後は新東名で東京に戻りました。
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