「シズカナカクレガ」ヘヤフコソ
2017 福島(初日・前半)

9月、グズついた空模様の東北道を北上して郡山を過ぎ、松川スマートICで降りて東に向かい最初に着いたのがココ。

東北道ってホント、アプローチが長い気がしますね。
比丘尼石です。

もっと巨石の間に御堂が挟まってるのかと思ってたら違いました。
いやぁ~、巨石としてはなかなか良い感じなんですが、如何せんこの雨と、それと目の前が県道では・・・・・・(笑)。
何か色んな信心を1ヶ所に寄せ集めた感じです。
あまり類例のない御面相の薬師如来が格子戸の奥に鎮座。
ちなみにこの大岩のすぐ裏手には東北本線が通ってたりします。
・・・・・・と、出だしからもうご想像は付くでしょうが、今回の旅はひたすら巨石系を回ろうかな?と。
福島、特に阿武隈高地の西側一帯には、どういうワケか数えきれないほどの巨石があります。

・・・・・・って、ここはちょと地味すぎ。次に参りましょう。
さらに北上してやって来たのは・・・・・・
黒岩虚空蔵尊満願寺。
ググってたら、何となく懸崖造りっぽく思えたので寄ってみました。

釣鐘は「いぼなし鐘」というそうです・・・・・・たしかにツブツブがないかも。
苔で滑るコンクリートの道を下って行きます。
意外に境内は広いけれど、予算不足なのか細かい道は入れなかったりするのが難点のど飴。
いきなり眺望が開け、阿武隈川が見えました。

色んな表情を見せる阿武隈川ですが、この辺りではかなりの川幅で蛇行しながら深く切れ込んだ谷を形成してます。
牛!
虎!(笑)。

良く分かりませんが丑寅(北東)と虚空蔵には密接な関係があるみたいですね。
残念ながら懸崖造りではありませんでした。

そらそうやわな、そんな簡単に懸崖造りが見付かるワケあらへん、ってね。
さらに奥に道は続いており、胎内潜りの巨岩とかあって楽しそうなんですが、道路崩壊で通行止め。
もう少し季節が後なら紅葉が綺麗だったろうな~、って思いました。
あくまで私見ですが、関東以北に虚空蔵を名乗る寺は多いような気がしますな。

ハズれてたらごめんなさい。
これはナカナカ良い感じに撮れました・・・・・・って、ここでは撮影敢行してませんけど(笑)。
本堂に戻って来ると、なんか中でワイワイガヤガヤやってて賑やかです。
まぁ、一発目に続いて二発目もかなり地味でしたな~。

ぢゃ、次行こう!
さらに北上して五輪石稲荷神社に到着。
すぐ目の前まで新興住宅地が迫る小さな山の中腹にあるんですが、これがスゴい。
鏡餅状に積み重なった巨岩!10m近くあります。

先の東日本大震災にも倒壊することなく、シッカリとバランスを保ってます。
まさに五輪石・・・・・・この場合の五輪は五輪塔の意味なんでしょうけどね。

それでもオリンピックイヤーには盛り上がってたりして(笑)。
恐らくは元は一つの巨岩だったのが水平方向の節理に沿って割れたんだと思います。
とかく神秘主義に走りがちなんが多い巨石マニアには、人工的に積まれたモンだとか主張する人もいてますけどね~。
こうして見るとけっこうな山の中に見えるんですが、画面右側には家が建ち並んでます。

写真って私のようなウデでも印象操作しやすいんで面白い。
それにしても依然、天気がパッとしませんなぁ~・・・・・・。
だからってEV上げると、何か淡すぎるような気もするし・・・・・・。
薄暗い日には薄暗いまま撮るのが一番なのかも知れません。
続いてすぐ近く、ものすごく狭い道を上がって、浄水場の裏手にある「的場(まと)石」へ。
「イボ石」とか「さざれ石」の系統の、石をセメントで固めたようなゴツゴツした巨岩です。
サバゲーのBB弾の標的にされたんでしょうねぇ~・・・・・・まぁ、名前が名前だけに(笑)。
ちなみにこのテのゴツゴツした巨石はここから遥か東方の霊山近辺に多いみたいでとても行きたいんですが、ちょっと距離的に厳しくて今回はパス。

今後の課題です。
実は福島市の市街地はもう目と鼻の先。

そろそろお昼にしましょう。
・・・・・・ってなワケでやって来たのは、福島円盤餃子の元祖として余りに有名な「満腹」。
30個1,500円は結構強気な価格設定と申せましょう。

御新香に「大」と「小」がある店って初めて見たかも。
ちょっと早目の時間だったのと天気のせいもあってかスッと入れたんですが、普段は物凄い行列店のようです。
昔は福島にこんな店あるって全然知らんかったなぁ~。

全国的に有名になったのはこの10年ちょっとくらいでしょうか。
クルマぢゃなければ間違いなく頼むんですけど。
とにかく餃子には目が無いヨメ。

wktk♪\(^o^)/
店内は有名人のサイン色紙だらけ。

中段左は柳沢慎吾、真ん中はU字工事、右は黒柳徹子、下にはコブクロも見えますね。
結構待って餃子到着!

・・・・・・ってメチャクチャ小さい。1つが小さなミカンの一房くらい。
餃子のミニチュアと申せましょう。これを1個づつ手で握る作業はかなり辛気臭そう~。

値段がそれなりなのも手間暇考えると止む無しですね。
楽勝で完食!小さい分、皮のパリパリ感がひじょう香ばしくて美味い。

これなら100個でも行けます。
ぶっちゃけ満腹には全くなりませんでしたけど(笑)。
店を出る頃には行列がかなり出来ていました。
ちなみに周辺は他にも楽しそうなお店がけっこうあります。例えばこれ、店の名前と名物料理の組み合わせがあまりにシュール。

午後も専ら巨石関係を回ることにします。
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