「シズカナカクレガ」ヘヤフコソ
2016 奥会津(初日・前半)

写真はありません・・・・・・ 10月の終わり、予想に反して猛烈に冷え込んだ早朝、私たちは会津を目指して東北道をひた走っていました。

ところが、いきなり久喜で事故渋滞に掴まり約1時間半のロス、そして藤岡過ぎて再びの事故渋滞・・・・・・おい!紫メタのポルシェ911で自爆してたダッセぇバカ!RRのリクツも分からんとエエカッコすんなボケ!ドラテク磨いてからトバせっちゅうねん!全損ザマミロ。

そんなんで急遽予定のコースを変更し、北関東道から回り込み関越を越えて一旦新潟に抜け、魚沼から六十里越を行くことにしたのでした・・・・・・ホンマ、災難ですわ。。
スッカリ冬枯れの山々。
走りまくったのでちょっと小休憩に立ち寄ったココは・・・・・・。
まったく周囲に民家等は見当たりません。
そんな中、線路だけが通っています。
そう、ここは田子倉。
つまりこれは只見線。

かつて田子倉駅がすぐ近くにありましたが、余りの乗降客の少なさに、近年廃駅になりました。
エラいトコまで来てしもたねぇ~・・・・・・。
田中角栄の政治力で建設が強行された只見線ですが、数年前の豪雨で線路は寸断されており、今やこのまま廃止も止む無しかという状況にまで追い込まれてます。
そのまま会津側に下って、そろそろおなかも空いたのでお昼にすることにしました。

意外にクルマが多い。
あ!自分が写り込んでしまった。

道の駅みたいなトコですが、四の五の言ってても始まりません。
とにかく何か温かいものが食べたい・・・・・・。
ってなワケで私はとり蕎麦。

何だか鶏チャーシューの千切りみたいなのが乗っかってます。
ヨメは山菜かき揚げ蕎麦。
何だかホッとしました。
このテのレトルト地カレーの類って暴力的なまでに高いのが特徴。
再び降り始めた雨の中、さらに下って三石神社到着。

当初の予定では翌日の後半と思ってたんですが・・・・・・。
とにかく雪にでも変わるんぢゃないか?っちゅうくらいに寒い。
まだこの辺は紅葉が残ってる感じですね。
三石神社はその名の通り、三つの巨石が御神体となっています。

会津方面で巨石はワリと珍しい。
そぼ降る雨の中、山道をさらに上がって行くと・・・・・・
どうやら最初の巨石に到着。
杉の巨木に寄り掛かるように一の岩。
岩の根元に深い穴が空いており、ここに頭を突っ込むとアタマが良くなると言われます。
しゃがんだだけではムリだったりして・・・・・・。
さらに上がったところに三の岩。

覆い被さるような岩の下に嵌め込むようにして祠が作られてあります。
この岩の霊験は縁結び。
岩に出来た細い穴に紙縒りを通してお金を結ぶ良縁に恵まれるとか。
岩にそんな穴が通ってるのか?と思いますけど、見ての通り沢山の吊り下げられた五円玉。
祠の中は粗末な祭壇があるだけでした。
紙縒りが何本か落ちてたので私たちも挑戦してみることにしましたが、これが意外なまでに難しい。

ありそうでないんですよ、貫通した穴。
梯子でも掛けて探したとしか思えない高い位置にも紙縒りは沢山ぶら下がってます。
寒かったのはホントに色んな意味で残念。
少し下って道を外れたところにあるのが二の岩。

泪岩と呼ばれ日照りにも枯れることの無い水が湧き出し、それを目に付けると眼病が治ると言われるそうですが・・・・・・
・・・・・・水、湧いてないやん(笑)。
雨に濡れる紅葉って美しい。
紅葉を見るのに晴天は向いてないという日本古来の美意識は間違ってないかも。

ともあれ、落ち着いて撮るのはもっと暖かい季節になってからにしましょう。
さらに北上して着いたのは・・・・・・
見ての通り、滝沢天然水。
・・・・・・ってコレかいっ!?
単なる国道下の湧水やんけ。

確かにちょっとだけ泡立ってますけど。
この辺では最も有名な大塩炭酸場に到着。
この辺の地下には炭酸と鉄分を大量に含んだ帯水層があり、点在する温泉も炭酸鉄泉系が目立ちます。

・・・・・・って、20年ほど前は休廃業してるトコだらけで、近年再興された日帰り施設が多かったりするんですがね。
流石にココは観光客多数。

しっかし、ワザワザ中国から来てまでして見る程のモノでもないような。
かつては鉄分を濾過して瓶詰めしたものをソーダ水として出荷していたそうです。
相変わらず雨は降り続け、全く気温は上がりません。

午後も只見線沿いに走って今夜の宿を目指すことにします。
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