2016 伊豆(初日・後半) |
|
|
湯ヶ島から仁科峠に向かって西に7~8km行った山中に忽然と現れるのが持越鉱山跡。 |
|
精錬施設は今も稼働中と聞いていましたが、今はもう廃棄されてしまってるようです。
まったく人の気配がありません。 |
|
ここの最大の特徴は巨大な木造の選鉱場が今なお残存すること。 |
|
ただ、その多くはご覧の通り崩壊してしまっており足を踏み入れるのも危険な有様。 |
|
解体費用が惜しいので、放置して崩壊するのを待ってるのかも知れません。 |
|
この辺は屋根が抜けちゃって、こんなんになってます。
実は数年前まではほぼ完全に残ってたんですが、温暖な伊豆半島には珍しく大雪が降ってその重みで倒壊したと言われてます。 |
|
この辺は柱も崩れてしまってますね。
第一級の産業遺産なのに実に勿体ない。 |
|
下の方に広がるのは比較的近年に整備された精錬プラント群。
金・銀・プラチナ等、抽出するモノによって建屋が異なっています。 |
|
ちょっと風が強くて寒い。 |
|
陽射しは暖かいんですけどね。
上の方はあらかた崩れてるんで、下に降りてみることにします。 |
|
そのまま残された洗濯物。
何か、ある日突然放棄されてしまったような雰囲気があります。 |
|
使われなくなってどれくらい経つんでしょうか。 |
|
複雑な配管もサビサビ。 |
|
容易に復活することは不可能だと思います。 |
|
選鉱場の現存部分にまでやって来ました。
規則正しく並ぶ明り取りの小屋根が独特の景観を作っています。 |
|
明り取りを内部から見たところ。
かなり凝った造作になっていることが分かりますね。 |
|
木造でこれだけ残ってるのは日本ではもう数ヶ所しか無いハズです。 |
|
内部の縦横無尽に張り巡らされた梁や柱は圧巻です。 |
|
ただし、機械の多くは撤去されてしまっています。 |
|
激しくモデラー心をくすぐる造形ですね。 |
|
今、これだけの建物を木造で作ろうったって、そもそも大工が集まらないでしょう。 |
|
おそらく、残存部分も持ってあと数年ってトコではないでしょうか? |
|
反対側から撮影。 |
|
昔はもっともっと上の方まで建物が続いていました。
30年近く前、この前を通りかかった時はすごく巨大だった印象があります。 |
|
いや~、先見の明が無かったですね。
当時は結構あちこちにこれくらいの鉱山施設は残ってましたから。 |
|
固く扉の塞がれた溶錬工場。
ちなみにここの精錬は猛毒のシアン化合物を使う青化精錬だったので、迂闊にあちこち入ることは危険です。 |
|
選鉱場以外にも如何にも鉱山らしい建物は残ってます。 |
|
「用」の看板は落ちちゃったんでしょうね。 |
|
ガラリの付いた吹き抜け屋根って、昔の木造工場には必ず付いてたモノの一つです。 |
|
大阪の下町の町工場も昔はどこもこんな感じでした。 |
|
新しい建物も激しく屋根が崩落している箇所があります。 |
|
持越鉱山、実際はもっと巨大で、今回ご紹介できたのはホンの一部分に過ぎません。
また機会を見付けて再訪したい廃墟です。 |
|
お腹が空いて来たのでお昼にします。
走ってて何となく気になって道を外れてやって来た「亀屋」。 |
|
レトロな店構えが印象的。 |
|
店内もちょっと古民家っぽい民芸品が並べられてます。 |
|
瀬戸物で出来たおせちのお重も最近はスッカリ見掛けなくなりました。 |
|
なんぢゃこりゃ? |
|
あ!出て来た蕎麦の写真撮り忘れた!
・・・・・・ま、それだけ空腹だったんです(笑)。 |
|
あらかた食べ終えた所でやっと撮影。 |
|
いや~、蕎麦と濃い目の出汁がナカナカでした。 |
|
それにしても最近は昼に蕎麦屋に立ち寄ることが増えたなぁ~。 |
|
一気に北上してやって来たのは・・・・・・ |
|
・・・・・・冷川発電所跡。
いや、実を言うと修善寺ロープウェイ跡に行こうと思ったんですが、予想より山が急でパスしました。 |
|
ひじょうに小規模な発電所で、ダムもありません。 |
|
ココは廃墟系のサイトでもあまり取り上げられることの無い物件です。 |
|
ホンマ、水平出すのが下手なワタシ・・・・・・。 |
|
ちなみに今は物置として漬物樽の置き場になってました。 |
|
すぐ隣にはワサビ田が広がっています。 |
|
宿に行くにはまだ間があるんで、一旦修善寺まで戻って以前から気になってた紙谷石丁場へ。 |
|
実は伊豆半島は採石場跡の密度では日本一。 |
|
民家のすぐ裏にこんなスゴい空間がそのまま残ってます。 |
|
裏山からの湧水が滝のように流れ落ち、虹が懸かっていました。 |
|
石切の道具と思われるスクラップが放置されたままになってます。 |
|
それにしてもこんなんが民家の10mほど裏にあるとは! |
|
切り出し方の正確さからすると、小規模ながらワリと近年まで操業されてたのかも知れません。 |
|
分かりにくいですが、背後の木の裏には民家が迫ってるんですよね。 |
|
実に意外な場所に意外な物件でした。 |
|
ここでいきなり温泉分析書。 |
|
何かコース的に行ったり来たりで最後は無駄の多い走り方になってしまいましたね。 |
|
何はともあれ脱ぎ方開始。 |
|
アッちゅう間に入浴!。 |
|
ちなみに泊まったのは梅木温泉にある某旅館。 |
|
何だか主人がお茶出しながら、いきなり「ブログに書いたりせんといてくださいね」な~んて言うんで、載せません。 |
|
まぁ、これはブログぢゃないんですけどね(笑)。
多分、過去に何かイヤなことがあったんでしょうね~。 |
|
泉質は如何にも伊豆半島な無色透明、若干の鹹味を有するタイプ。 |
|
オッとこれは大修正。 |
|
最近できた旅館にしてはけっこうシブい浴室で雰囲気は良いです。 |
|
大分暖まったんでそろそろ上がることにしましょう。 |
|
隅々までよく手入れされており小ざっぱりしてるのには好感が持てました。 |
|
洗濯する人もいるのかな? |
|
ちなみに普通の人の倍くらい髪にボリュームのあるヨメにとってドライヤーは必需品。 |
|
さ~、あとは夕食にするだけっすね~!(笑)。 |
|
・・・・・・ってなワケで刺し盛りド~ン!
伊勢海老、鮑、中トロ、サーモン、赤身、キビナゴ、烏賊、帆立、鯵、はまち、金目・・・・・・実に11種盛り!
実に豪勢。 |
|
炊き合わせ。 |
|
豆腐の味噌漬け。 |
|
鹿肉の唐揚げ。 |
|
酢の物。 |
|
鰆の塩焼き。 |
|
全体はこんなカンジ。
刺身に全てのパワーを注ぎ込んだような組み立てになってることが分かります。 |
|
味噌汁の味噌も・・・・・・ |
|
漬物も自家製。 |
|
さらにご飯は玄米とあちこち拘ってますねぇ~。 |
|
いつも通りのパターンで最後は酔っ払って良く覚えてなかったりして(笑)。
明日は東海岸を北上して行きます。 |
----Asylum in Silence----秘湯 露天 混浴から野宿 キャンプ プログレ パンク オルタナ ノイズまで
Copyright(C) REWSPROV All Rights Reserved |
|
|