2016 磐城U(初日・前半) |
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7月も終わり近く、前回イマイチちゃんと回り切れなかったあぶくま洞近くの仙台平に再びやって来ました。
・・・・・・ヘンな部分で意外としつこいワタシ(笑)。 |
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前回パスしたドリーネに下って行きます。
ドリーネとはカルスト台地に雨水が作った窪地みたいなモンです。 |
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しっかし、夏だっちゅうのにもぉムチャクチャに寒い。
・・・・・・朝早い、ってのもあるんですけど。 |
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ともあれドリーネから滲み込んだ雨水が気の遠くなるような時間を掛けて地下に鍾乳洞を作るのです。 |
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分かりにくいですが、中央部が窪地になっており、そこが鍾乳洞の最奥と繋がってるみたいです。 |
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・・・・・・あ、キノコ! |
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周囲は独特の森閑とした雰囲気に包まれていました。 |
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あ、もちろん肌寒いのを押して沢山撮りましたけど(笑)。 |
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仙台平ドリーネ、山口や愛媛のカルスト台地に較べると規模は小さいですが、独特の雰囲気はかなり気に入りました。 |
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それにしても晴れて来ないなぁ〜・・・・・・。
ちなみにオレンジのエコバッグは服入れです(笑)。 |
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鬼穴は形成途中の鍾乳洞のようです。 |
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頭の右上あたりが洞窟の入り口。
ここは坂上田村麻呂と戦った多田鬼丸が最後はここに立て籠もって自害したという伝説があります。また、最奥部であぶくま洞と繋がっているようです。 |
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・・・・・・いそいそと着込む(笑)。 |
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この辺一帯は福島第一による風評被害なんかもあって、今はスッカリ地味になってしまった気がします。 |
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北上してやって来たのは田村市の最北に当たる五十人山の麓。
都路街道の北辺りになります。 |
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ここにも巨石信仰の痕跡が点在するのです。 |
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古代亀石。
上まで登れるらしいのですが、雑草が生い茂っており断念。それもその筈、この辺はワリと最近まで避難区域となっていました。 |
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ホント、喉元過ぎれば何とやらで、近頃原発の再稼働が増えてますけど、ホンマに大丈夫なんかな?って思ってしまいます。 |
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さらに別の巨石へ。 |
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うわ〜!こらあきませんわ〜!
結局、日本の巨石ブームってグラハム・ハンコックの本の後くらいに一気に全国に広がって、そしてそのまま廃れてしまったトコが多いですね。 |
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そこから引き返すようにして小野町へ戻って、地元の超有名ラーメン店である仙台屋食堂へ。
ホントは桧山高原も回りたかったんですが、天気もも一つスッキリせず、後半の時間を考えると厳しそうなのでパスしました。 |
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店内はすでに満員。 |
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とてもシンプルなテーブル廻り。
最近、ニンニクだの豆板醤だの生姜だの玉ネギだのカスタマイズ用の調味料をやたら並べる店が増えましたけど、シンプルが一番だと思います。 |
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ワクワク♪
二人とも昔ながらの中華そば派です。 |
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この古典的ヴィジュアルは最高ですね。ナルトが泣かせてくれます。
ちなみにメニューは並と大盛りの二種類のみ! |
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味は見た目通りの古典派、毎日食べても食べ飽きしないアッサリとした鶏ガラと煮干しの醤油味。
かなり麺は多目で通常の店の大盛りくらいあります。 |
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途中からラー油をブチ込んで味の変化を楽しんでみたりして。 |
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店を出る頃には長蛇の列が。
老舗には老舗の理由があると言いましょうか、流石創業100年を超えるだけの店だと思いました。 |
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北西に少し再び上がりやって来たのは東堂山・満福寺。 |
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何となく昔の分教場のような本堂。
ここは一度是非とも来てみたかったところです。 |
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見たかったのはこれ!
ここは脱力系五百羅漢で有名なのです。 |
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早速参道を上がって行きます。 |
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スイカ食うとる! |
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仁王門は山寺にしては立派ですね。 |
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既に両側にはワケの分からない羅漢が点在していますが、ドンドン上がってくことにします。 |
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巨大さ差掛け屋根と鰐口が印象的な本堂。 |
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キチンとお参りはする方。 |
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その奥に広がるのが件の五百羅漢。
実はそんなに古いモノではなく、昭和60年頃から寄進を募って始めたものらしい。 |
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おい!何してんねん? |
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最早、前衛舞踏の世界に近い(笑)。
後ろのが握ってるのはマイク。 |
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シンバルを叩く明石家さんま? |
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こりゃどう見てもカメラですな。 |
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ギター弾いてるし・・・・・・。 |
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・・・・・・ってそもそも羅漢でさえない。
どう見てもクリーニング屋のオバチャンですよね? |
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鼻ほじってるし・・・・・・。
あまりに自由でアナーキーな羅漢群は高尚なアートをブッ飛ばすパワーに溢れてます。 |
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他にも酒呑んでるわ、将棋指してるわ・・・・・・ |
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故人の供養っちゅうにはアソビ心に溢れすぎた羅漢が無数にありました。 |
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そのうちこの辺一帯にも羅漢は侵食してくるんでしょうね。 |
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・・・・・・って、脱いでるんぢゃありません。
撮影敢行しようとしたら下から家族連れの声が聞こえて来て慌てて着直してるトコです。 |
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そんなこんなで撮影事故は回避できてメデタシメデタシ。
背後に見えるのは巨大な今の上に建てられた鐘楼。 |
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ま、撮影はとにかく強行しない、深追いしないのが吉ですわ。 |
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しっかし、休日だっちゅうのに殆ど人が来ません。 |
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家族連れもすぐに飽きたか、追い越して下って行きました。 |
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東堂山・満福寺、個人的にはかなり楽しめました。
午後は東進していわき方面に向かいます。 |
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