2016 群馬〜栃木(二日目・後半) | |
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倒壊した鳥居が悄然と草叢の中に残り・・・・・・ |
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コンクリートの塀に囲まれて異様な圧迫感・・・・・・ |
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ココは有名な心霊スポットでもある草木・武尊神社。 ・・・・・・って某番組がでっち上げただけで、実態は住民移転によって廃墟化しただけなんですけど(笑)。 |
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ほぼ真っ暗な中で撮ったんでピンが迷っちゃいました。 |
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隅っこには立派な和太鼓。 ちょっと欲しいかも。 |
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奥にあったはずの御神体は無くなっちゃってます。 何でこんなコンクリート造りなのか?というと、昭和40年代、草木ダム建設時に集団移転に併せて遷宮してきたからです。しかし、その後も村の過疎化は止まらず誰もいなくなっちゃった・・・・・・と。 |
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・・・・・・とまぁ、一見おどろおどろしそうでその実単なる村の神社跡と言えるでしょう。実際あまり見るべき点はありません。 え!?何でこんなカッコかって?(笑) |
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クルマに戻ろうとすると、肝試しなのか同好の士なのか、カメラ持ったカップルが上がって来ました。 撮影事故、セーフ! |
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足尾銅山到着。 |
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やはりここに来たらこれは外せないでしょう。 以前は一人で見学したので、ヨメは初めて。 |
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何となく昔より綺麗になってるような気が・・・・・・。 |
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過去の繁栄を物語るモノクローム写真の前で。 |
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観光鉱山のマストアイテム、マネキン。 |
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アプト式とか言う機関車に牽かれて急勾配を下って行きます。 僅か200mほどで機関車は付け替え・・・・・・ん?こんなんやったっけ? |
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想い出しました! 昔は坑道近くまで長いダラダラ坂を歩いて下ってったんですが、今はそこに線路を延長して歩かなくて済むようにしたんですな。 |
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線路は遥か奥まで続いてるようですが、今は厳重な鉄柵が立てられてます。 |
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おいおい!驚かすなよ! |
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お!これはかなり良い雰囲気に撮れました。 |
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今のD810+手ブレ補正レンズ群はちょっと光源があれば、何とか手持ちで撮れてしまうのがスゴい。 |
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どうもしかし観光坑道ってお化け屋敷テイストを盛り込まずにはおれんのでしょうね。 |
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歩く距離は意外にあります。 この辺にもかつてはトロッコの線路が引き回されてたものと思われます。 |
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ちなみに坑道の総延長は500km以上あるらしいです。 迷ったらお終いですな。 |
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戦前の日本の発展を支えた一大鉱山であった一方で、有名な鉱毒事件や亜硫酸ガスによって丸坊主になった山々、強制連行等、引き起こした負の側面もひじょうに大きいと申せましょう。 |
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緑青の噴いた鉱脈。 鉱脈はほぼ備前楯山という山の直下に貫入して広がっており、不思議なことに周辺では全く採れなかったそうです。 |
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お!ナベトロですな。 グランピー鉱車より形態的に好ましい。 |
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背後ではマネキンが休憩時間の歓談中。 |
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それにしても思うのですが、旧・古河財閥系の鉱山跡はどこも管理がメチャクチャ厳しい感じです。 |
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まぁ、ワリといろいろやらかしちゃってるんで、彼等にとっては負の歴史でしかないのかも知れません。 |
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銅のインゴット。 金ほどではないにせよかなり重い。 |
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物事や歴史に光と影があるのは当然なんで、廃墟は廃墟のままもちょっと見させてくれても良いのではないかと・・・・・・。 |
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地上に戻るとお決まりのトロッコの展示。 |
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人車と鉱車。 |
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バッテリーロコ。鉱山では粉塵や引火性ガスによる誘爆を避けるためにこういった電池式が多い。 足尾型というそうです。 |
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架線集電するタイプもあったんですね。 |
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今はほとんどが観光施設に変貌を遂げた中、僅かに残る現役時代の面影。 |
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なお、往時の様子と比較されたい方は、「足尾銅山・写真データベース」をご参考にされることをお勧めします。 圧巻のコレクションです。 |
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さっきはガラガラだったのに今度のは満員・・・・・・団体さんかな? |
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巨大な寛永通宝。 ま、実のところ江戸時代の終わりくらい、産出量の低下によって足尾は見放されかけてたんですけどね。 |
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戻って来ると強制的に土産物屋に入らされる素敵な道順。 それにしてもレトロやなぁ〜。 |
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「ィ」のないトコがミソっすね! |
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一体全体何屋なんだか・・・・・・(笑)。 ともあれ、レトロ感溢れまくりな足尾銅山観光を後に、お昼にすることにします。 |
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そんなこんなで間藤から本山を越えてちょっと行ったところにある中華料理「栄山」。 ここの酸辣湯麺が美味いっちゅうので入ってみました。 |
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殆どの人が頼むようで、すぐに到着。 |
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酸っぱいものが大好きなヨメ。 |
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餃子もついでに注文。 |
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いやマジで、酸味と辛味の利き方が絶妙でしたね、ココ。 |
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足尾での昼食にオススメだと思いました。 しかしやはり店のネーミングは大鉱山だったからでしょうか? |
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本山坑の周辺をブラついてみます。 |
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間藤から延びてた専用線跡。 厳密に言うと休止線で線路等は今でも残ってます。 |
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これだけの第一級物件に入らせてくれないとは・・・・・・。 |
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何年か前までは巨大な比重選鉱場が残ってたんですが、惜しくも解体されちゃいました。 昔来たときに潜入しとけば良かった・・・・・・。 |
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侵入者はひきも切らないのか、今ではあちこちに監視カメラが張り巡らされておりかなり厳しそうです。 管理されまくった廃墟、と申せましょう。 |
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偶然見付けた鉱山住宅跡。 足尾では中才地区が一般的に公開されてるんですが、ここはマップ等には出て来ません。 |
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かなりまとまった数の棟が放置されたままになっています。 |
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畳から伸びた羊歯。 何とも言えない色合いです。 |
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電球のソケットはかなり古いタイプ。 |
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鉱山住宅は団地と同じく規格品なので、間取りはどこも同じです。 |
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「ナイスラー」・・・・・・一体全体何に使うものでしょう? 家に帰って調べてみましたが、全く分かりませんでした。 |
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NHKシールが貼られてますね。 |
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トイレは共同のが屋外にあります。 |
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屋根はトタンなので雨の日はうるさかったのではないでしょうか。 |
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このまま草に埋もれ朽ちるに任せるのは惜しい情景です。 |
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これは間取りがちょっと広いタイプ。 恐らくは役職等で住める大きさが決められてたんでしょう。 |
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つい最近まで人が住んでた物言わぬ証拠。 今風のデザインの壁紙に張り替えた家もあり、空き家になってまだ4〜5年くらいではないかと想像されます。 |
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全ての建屋を覗いてたら何時間掛かるか分かりません。 |
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なにげに残る生活感。 |
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何故、乾電池だけ置いてったのか・・・・・・。 |
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今でこそ何だか粗末で狭い住宅ですが、それは現代の目線で見るからであって、鉱山全盛時の日本の貧弱な住宅事情を考えるとかなり恵まれた環境だったと思います。 |
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これはこれで貴重な産業遺構だと思うのですが・・・・・・。 |
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・・・・・・と、真面目な感慨に耽りつつもキッチリ撮影は敢行してたりして(笑)。 |
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最初は桐生に下ろうかと思ってましたが、東北道の方が空いてそうなんで宇都宮に抜けることにしました。 ついでで立ち寄った細尾第一発電所跡。 |
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屋根が殆ど崩落して、ドンガラの壁だけになっちゃってます。 |
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ちなみにここは現在、産業文化遺産として整備する方向らしいです。 |
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信越本線の丸山発電所みたいになってしまうと、それはそれでツマらないと思うんですがねぇ・・・・・・。 |
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ともあれ、厳密に言うとここも残念なことに立入禁止。 |
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ホント、田舎のDQNなヤンキーが荒らすもんだから、どんどん状況は悪い方に行ってる気がします。 |
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こちら側の壁はつっかい棒で支えられてました。 |
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あまり本気で修復する気はないのかも。 ま、企業もまた予算業務ですし、収益に繋がらないコトは後回しになりがちですから。 |
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それはともかく、煉瓦造りの廃墟には荘厳な美しさがあると思います。 |
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ヨーロッパあたりの修道院の廃墟、と言っても通用しそう。 |
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こちらは今も現役の発電所。 |
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昭和初期くらいの造りでしょうか。 こちらはこちらで独特のインダストリアルな感じがありますね。 |
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今市で寄り道してやって来たのは、二人とも大好きな餃子店である「正嗣」。 ・・・・・・また餃子かい!?さっき食うたばっかしやろ!?と言われそうですが。 |
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ぶっちゃけ「宇都宮みんみん」より私たちはこっちのファンです。 |
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山積みされたお持ち帰り用の紙箱。 |
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こちらは冷凍の宅配用。 |
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お昼を食べてそんなに経ってないんで、ちょっと軽めで。 |
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この店独特の水餃子の乱暴な食い方は絶品です。 そんなこんなで今回の旅行、最後は無理矢理宇都宮餃子まで突っ込んで意外に盛り沢山な内容になりました。 後は比較的順調に暮れなずむ東北道を一路東京に戻りました。 |
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