2016 群馬~栃木(初日・後半) |
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川場村に下り、以前から名前が気になってマッピングしてたトコにちょっと立ち寄ってみることにします。 |
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その名は「岩観音」・・・・・・ってこの前、栃木でも同じ名前のトコに行きましたねぇ~。
まぁ、巨石系は好きなんで仕方ないですな。 |
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その起源は南北朝時代とかなんとか謂れが書かれてます。 |
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御堂の裏手の崖を登って行きます。 |
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電気柵は見かけ倒しで、電線は切れちゃってました。
これを潜ってさらに上がります。 |
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巨岩に石竉状に多数の磨崖仏が彫られています。 |
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全部で34体あるそうですが風化がかなり進んでて、ちょっと分かりにくい。 |
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あんまし来る人もいないのか、雑草が伸び放題。 |
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ガサガサ音がしたので見上げるとカモシカがぬぼ~っと顔を出してました。 |
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岩観音、マイナーなりに愉しめました。
ただ、ジメジメしてたのとカモシカを見掛けのに感じた不安がその後的中します。それはまた後で。 |
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さらに山から回り込むようにして次のスポットに到着。
この辺では最も観光地らしい観光地でしょう。 |
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吹割の滝。
各国の言葉で書かれた注意書きが最近の日本の観光地の状況を物語ってます。 |
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こんなトコにホントに滝あるんかいな?ってな平らな川沿いの遊歩道を行きます。 |
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時間がやや押し気味なのでパスしましたが、川向うの一帯も遊歩道となってます。 |
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なんぢゃこりゃぁ~っ!? |
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これが日本のナイアガラ(笑)、吹割の滝全景。
滝っちゅうよりは、川の底が抜けて段差ができたようなマコトにヘンな形状です。 |
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般若岩。
多分、左の方のコトを指してるのかな?? |
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こうして見ると誰もいないみたいですが、周囲は観光客だらけ。
当然ながら大声でギャーギャーうるさい中国人も多数。 |
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獅子岩をバックに・・・・・・って、何が獅子やら良く分かりませんでしたが(笑)。 |
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ともあれ、たしかに奇観ではありますが、「日本のナイアガラ」まではいくら何でも言い過ぎだと思いました。 |
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土産物屋が櫛比する山道を元の国道に登って行きます。 |
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30年以上前で止まってしまったようなセンスが良い感じ。 |
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このゴチャゴチャ感、堪んないっすね。
「パンクでアナーキーな古民芸仕立て」とでも申しましょうか。 |
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面白いのは、垢抜けた店が一つもないこと。
どの店ももこんな感じ。 |
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宝川温泉のセンスにみんな倣ってるのかも知れません(笑)。
ともあれ、今夜の宿泊地老神温泉はもう目と鼻の先。 |
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・・・・・・って、いきなり風呂(笑)。
今回はちょっと張り込んで貸切露天風呂付の部屋にしてみました。 |
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いや~、実は何だか足がムズムズ、ヌルヌルする気がして、部屋に入る時に靴脱いだらやられた後でした。もぉ大出血で靴下真っ赤!
それで慌てて風呂に入った、と。
山ビルです。間違いなくさっきの岩観音が怪しい。 |
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そんなんで、私は依然足首辺りから出血しながらも撮影を敢行。
・・・・・・何と健気な(笑)。
山ビルはジメジメしたところを好み、専ら鹿や猪にくっ付いて生息域を広げて行くと言われます。あまり知られてませんが、実は群馬県って山ビルが猛威を振るう地域の一つ。 |
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最近このテの個室露天風呂って増えてますが、実は泊まるのは初めて。
旅館には大変申し訳ないですが、印象としてはぶっちゃけベランダに盥置いて行水してるような気分です。 |
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まぁ、小むつかしいこと並べるバカな客が増えたり、ワニがウロウロしたりと、混浴の露天は面倒になりましたからねぇ・・・・・・。 |
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もちろん画像は大修正。 |
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しかし、このシチュエーションを以て「開放感」とはとても言えませんね。
やはり、フツーの露天風呂の方が楽しい気がします。 |
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あ!自分ちのマンションのベランダがこんな風になってたら楽しいかも知れませんが(笑)。 |
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思えばヒルに咬まれたのはこれで二回目。ホント薄気味悪い生き物だと思います。
不思議とヨメの方は咬まれず、いつも私ばかりです。 |
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狭いながらも洗い場もこうしてチャンとあったりします。 |
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盥、って表現したのもあながち大袈裟ではない狭さ。 |
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でもまぁこんなポーズだろうがなんだろうが気兼ねしなくていいのは、個室の数少ないメリットの一つかもしれません。 |
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老神温泉は、半ば風俗街として昭和40年代くらいまでは大いに栄えたと言われますが、今はかなり衰退しちゃってるのがパッと見て分かります。 |
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湧出量も豊富でロケーション的にも悪くはないんですが、とにかく観光旅館にみんなシフトしたのがイケなかったと思われます。 |
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ちなみに部屋から風呂は全面ガラスなので、夫婦やカップル以外だと余程気心が知れてないと使いにくいかも。 |
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そろそろ上がることにします。 |
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初めての露天風呂付きの部屋、趣向としてはそこそこ楽しめました。 |
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いささかノボせました。 |
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部屋もリニューアルされたばかりのようでひじょうに綺麗です。 |
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部屋から続きの板の間で涼みます。 |
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和モダン、ってーのを狙ったんでしょうね。 |
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部屋から見るとこんな感じ。
ようやくヒルの出血が収まって来ました。 |
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老神温泉街マップ。
蛍が見れるらしいので、夕食後は出掛けてみることにします。 |
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夕食の時間になりました。
ちなみに今夜の宿は私たちにしては珍しく、大型旅館である「観山荘」。 |
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いかにも観光旅館らしくビジュアル面は結構賑々しい。 |
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まずは八寸。
手前左からしんじょう、バイ貝、スモークサーモン、奥がプラムの何かと枝豆。 |
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刺身三種は鮪、鮭、そして群馬らしく蒟蒻。
薬味に茗荷が付いてるのが初夏らしい。 |
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酢の物はコハダとクラゲ。
コハダも初夏の食材ですね。 |
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蕨と山芋 |
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これは何だったかな? |
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豚シャブ。 |
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冬瓜と海老の葛蒸し |
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知ってました!?
私は知りませなんだ。 |
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食前酒は何だったかな? |
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さらに料理は運ばれてきます。
岩魚の塩焼き、酢レンコンと芋の甘煮沿え。 |
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天盛りには今日の昼にも付いてたトウモロコシが付いてます。
手前左はズッキーニ。 |
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白舞茸の椀。
どれも基本に忠実に奇を衒わず、季節感を活かした素材を盛り込んだオーソドックスなものでした。 |
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実はかなり苦しかったりします(笑)。 |
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最後は赤ダシと香の物、御飯、おなか一杯。 |
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何とか完食。
往年の観光旅館に良くあった見掛け倒しではなく、それなりにシッカリした内容でした。 |
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食後、間髪を入れず蛍を見に行くことにします。 |
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かなり大きな旅館であることが分かります。 |
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ちなみに老神に来るのはこれで二回目。
以前は立ち寄りだけでした。 |
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下って行く長い坂道には人っ子一人いません。 |
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雪洞が煌々と灯る温泉神社。
暗い部分の諧調が素晴らしく良く撮れました。 |
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山楽荘の書体が可愛い。 |
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温泉街にはネコが似合います。 |
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老神の寂れっぷりを伝える記事で良く見かけるストリップ劇場跡。 |
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元は食料品店か何かだったと思われる古風な民家。 |
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・・・・・・で、肝心の愉しみにしてった蛍ですが、いささか時期が遅かったようで殆ど飛んでませんでした。残念!
見物客の方が遥かに多く、みんなワケも分からず情け容赦なくストロボ焚いてちゃ写真になりません。
明日は赤城山を巻くようにして足尾に抜ける予定です。
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