「シズカナカクレガ」ヘヤフコソ
2015 信州(二日目・前半)

翌朝、早起きした時恒例の50mm単焦点散歩に出掛けます。
50mm単焦点(APS-Cなら35mmくらい)って人の視界に最も近いって言われるんですけど、私には実はちょと狭かったりします。

配管や中二階が覆い被さるかのような裏通り。
個人的には35〜40mmくらいの方が自分の視界に近い気がしてます。
それと、解放F1.8もそれほど良いと思ってなかったりします。

実際はF2.5くらいの方が自然な印象。
雨降っても殆ど傘なしで歩けそうですね。
温泉街の裏通りの朝って、何か知らんけどうらぶれた感じがあって好きかも。
ベランダを改造したとしか思えない露天風呂。
お猿の温泉って、実は最奥にある地獄谷温泉だけなんですけどね。
ん!?乞食の喧嘩鶏にひろわれる・・・・・・?????

サッパリ意味が分かりまへん。
良い雰囲気ですが、どっちも空家になってました。
すごく良い雰囲気の旅館なんですが、破れまくった障子から最早営業してないことが分かります。
このような古風な旅館の良さを理解するお客さんはやはり少なくなってるんでしょうね。
それでも石畳の表通りはそぞろ歩く人の姿が・・・・・・。
共同浴場はむしろ昔始めて来た時より古風な作りになってるような気がします。
本来的に、渋・湯田中温泉郷は旅館に内湯が備わってなく、気儘に点在する外湯に入るのが本来のスタイル。
微妙にRの付いた玄関の屋根はこの辺の特徴かも。
「パーマ」のロゴが60年代チックです。
ダラダラと下ってくとだんだん寂れた風景が目立ち始めます。
湯田中と渋に挟まれた安代温泉はちょっと地盤沈下傾向なのかも。
とっても好ましい佇まいの「来々軒」は何と、洋食も扱っているようですね。

看板を良く見ると、「信州そば」に「うどん」とも書かれてあったりして(笑)。
山小屋風のこの建物、一体何かは分かりませんでしたが、すごく雰囲気ありました。
「安代館」と「塵表閣」が安代では有名旅館です。
でも、こんな風に廃墟物件になっちゃってるトコもあったりして・・・・・・。
ナカナカ風景ってそのままの姿ではいてくれませんね。
こうした風景を気儘に撮るくらいしか自分にできるコトがないのは、いささか歯痒いかも。
シブいスナックやなぁ〜・・・・・・。
渋温泉地区に戻ってきました。
777ではなく333っちゅうのがちょと控え目かも(笑)。
・・・・・・全然面白そうな感じがしません(笑)。
ここは昔入ったことがある気がします。
おお、これ24年前に泊まったトコぢゃんかよ。

すぐ近くだったんだ。

この旅館もひじょうに印象深い宿です。
満身創痍の飛び出し人形。

何回轢かれたりぶつけられたりしたのか・・・・・・(笑)。
旅館まで戻ってきました。
今回の旅館も古い佇まいを館内の随所に残しており、ひじょうに好ましい佇まいです。
こうした和モダンな改築のされてるトコもあるんですけど、あまりあざとくないのがこれまたいい感じ。
そうそう、ここの旦那折り紙マニアのようで、見事な作品があちこちに展示されてました。
帳場も何ともシブい雰囲気です。
こぉゆう繊細な格子って好きだなぁ〜・・・・・・。
そんなこんなで朝食。

小鉢責め系ですね。
蓮根と人参の煮物。

奥の白いのは温泉玉子。
なめこと山菜の和え物に漬物。

右には味付海苔が隠れてます。
ひじきに切干大根。
塩鮭に山牛蒡、昆布の佃煮。
紙鍋の湯豆腐。
デザートのヨーグルト
味噌汁の具が普通の豆腐や麩ではなく高野豆腐なのが信州らしいかも。
あれだけ夜に食いまくっても、不思議と旅館の朝ごはんって入っちゃうんですよね〜。
・・・・・・ってなワケでヨユーで今回も完食。
クルマはちょっと離れた川向うに停めたので歩いて行きます。

温泉街が狭すぎて駐車場が敷地にないのは渋・湯田中の弱点かも。
「棲鳳館・御宿ひしや寅蔵」・・・・・・あまり意識せずにチョイスした旅館でしたが、ひじょうに満足できました。

かなりオススメです。
うわ!こんなトコにもしぶざるくんが!

さて、まずはクルマの修理をしないと・・・・・・実は昨日、ちょっとトラブルが発生してるのです。
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