「シズカナカクレガ」ヘヤフコソ
2015 新潟(二日目・後半)

辛気臭くもつまらないホワイトハウスを離れて海岸に出ました。
駐車場の外れに何だか興味深い看板が立ってます。
素掘りのトンネルがワクワクさせてくれますね。
抜けるとそこは海蝕洞のようなところでした。

日本海沿岸の海っぺりの穴にはたいてい義経伝説が標準オプションで付いてるような気がします。
遊歩道は崩落してるとこがあって、途中で行き止まりになっていました。
その立入禁止の柵を越えて先っぽの方で釣り糸を垂れる太公望が沢山います。
灯台に向かってみることにしました。
やっぱ海は日本海が好きだなぁ〜。
灯台そのものはとても小さく、中にも入れませんでした。
続いて北に5分と掛からないところにある、七面天女岩屋という巨石系スポットに行ってみることにします。
赤い幟が並んでますが、何だかちょっと荒れた感じ。
道を塞ぐように倒れて苔むした木の向こうに見えました。
え〜、ナニナニ?

日蓮上人が佐渡へ流罪の途中に大蛇を教化って、あ〜・・・・・・。
流罪の途中にその問われた罪である宗教活動なんてしてたらアカンやんか(笑)。
ここもまた昔は海蝕洞だったのが隆起したような場所だと思われます。
それにしても何となく陰気な場所です。

何かあんまし良くない場所のように思えました。
ホワイトハウスよりよっぽどこっちの方が空気が怖い感じ。
そんなんで、あんな写真やこんな写真を撮ることもなく、早々に立ち去ることにしました(笑)。
さて、時間も押してきたので、一気に関越道を走ってここは越後湯沢駅前。
近頃つとに蕎麦好きになったヨメが「へぎ蕎麦食べたい」っちゅうのでやって来ました。
名店と言われる「中野屋」です。創業は意外に最近で、昭和45年とのこと。

休日ってこともあって1時間近く並びました。
最近欲しいものの一つに鉄瓶があります。
な〜んて言ってる間に天麩羅到着。

結構なボリュームがあります。
そして本体のへぎ蕎麦到着。

3人前を注文したかな?
ふのりをつなぎに入れてるからかツヤツヤピカピカした印象。
アッと言う間に完食。
相変わらず店の前には順番待ちの長い列。
蕎麦自体はかなり美味しいと思う一方で、個人的にはつゆがちょっと弱いように思いました。
関越道には戻らず、R17を上がって行って到着したのは・・・・・・
二居変電所跡。

本日最後の訪問スポット。
道路脇の草叢の中、静寂に包まれた圧倒的な空間が広がっています。
雑草が漆喰の白い壁を侵食しつつあります。
窓から見える眺め、って何だか好きですね。

ちょっと垂直がチャンと出てませんでした。
先ほどのホール状の部分を今度は上から見下ろします。落ちたらヨユーで死ねるくらいの高さがあります。

ちなみに右にちょっと見えるのが国道。つまりそんなに道路から離れてはいません。
・・・・・・あ、もちろんここでは大量に他にも撮影しました。

それはまたそのうちアップします。
昭和40年頃までは稼働していたようです。
冬の豪雪に潰されたか、特に山側に残る窓枠は全て歪んでいます。
独特の昭和初期のモダニズムの雰囲気が色濃く残っています。

コンクリートの建造物も、ものによっては雰囲気あると思います。
ある意味バウハウス的な機能美とも言える気がしますね。
大分、時間も押してまいりました。

そろそろ切り上げることにします。
後は三国街道を下り、昭和ICから関越に戻って一路東京に戻りました。

最近はあまり混まなくなった関越道ですが、この日は藤岡から先の渋滞が激しく、いささか閉口しました。
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