「シズカナカクレガ」ヘヤフコソ
2015 新潟(初日・後半)

そうして到着したのは新津にある石油の里公園。

ここは再訪です。以前はサラッと回っただけなのでもう少し色々見たくてやって来ました。
展示用とはいえ今でも一部のポンプはワイヤーで動かされています。
さて、ここから草生した裏山を登って行きます。

この山中にこそ白眉とも言える見るべき遺構がたくさん残ってることを最近になって知ったのです。
ホンモノはやっぱしちゃいますね。
ここには1996年(平成8年)まで実際に稼働していた設備がそのまま残っているのです。
今は多くが草に埋もれて何だか良く分かんなくなっちゃってますが・・・・・・。
これらはポンピングパワーという動力小屋から複雑に分岐して山中に張り巡らされたワイヤーで動いていました。
櫓もホンモノはデカいなぁ〜!
・・・・・・ってまぁ、他にもいろんな写真は撮ったんですが(笑)。

途中で山から下って来るハイカーとニアミス、危うく撮影事故になるトコでした。
背後に見えるのがポンピングパワーです。
内部は巨大な滑車を中心に何とも不思議な構造になっていました。
詰所も操業を終えた時のままの雰囲気で残っています。
山を下りると精油施設が残っています。

これは蒸留用のボイラーでしょう。
ポートレート風に一枚。
精油の貯蔵タンクも古風な煉瓦造り。
その上に登ってみました。

背後に見える屋敷が越後の石油王・中野貫一邸。
煉瓦ってどう撮っても絵になるから好き。
・・・・・・ね!?
栄華の跡はこうして今も住宅地の中に悄然と残っています。
油田は通常、採掘を終えると施設群は綺麗サッパリ撤去されることが多いそうです。
そんな中、こうしてほぼ完全に残るのは国内ではここくらいらしいです。
昔来たときはどぉでもいいようなハリボテ博物館の方見て、こっちの方に回らなかったのを激しく後悔しました。
ちなみに時間が押してて山中の施設群はかなり端折ってしまいました。

また機会があれば訪ねたいトコです。
そうして今夜の宿に到着。

湯田川温泉・「初音」っちゅうこじんまりした宿です。ミクファンとか来たりして(笑)。
早速風呂に向かう前にちょっと遊んでみました。
こぉゆう撮影、本気でやるには照明がもっと必要ですね。
・・・・・・で、風呂なんですが、この日はお客さんが多いってコトで、一緒に入るのはアウト。
ありゃりゃりゃ、ですな。
ちなみに露天風呂の他に類を見ないほどの小ささはある意味感動モノでした。

律儀に男女共にあるのが面白かったです。
そぉこぉするうちに夕食の時間となりました。
和とイタリアンのコラボはナカナカ新鮮です。まずは前菜。

上から時計回りに栄螺のエスカルゴ風、スモークサーモンマリネ、杏と生ハム、チーズのパン添え。
これはフツーにたこわさ。
鰻の蒲焼。
牛の陶板焼き。

そうだったそうだった!今回は肉+鰻っちゅう夏のコースってので予約したんだった。
炊き合わせ。
そのボリュームの多さに若干引き気味。
お刺身4種盛り。
カニ酢・・・・・・まぁ前菜以外は和食ですね。
ボリュームだけではなく、一品一品がとても美味い。
変わり揚げの中身は海老しんじょでした。
陶板焼きもだいぶ焼けて来ました。
さらには茶碗蒸し。
デザートも手が込んでます。
さらには味噌汁と漬物・・・・・・さすがの私も苦しくなってきました。
鰻は気合いでミニ丼に。

ヨメのもかなり手伝った結果、もぉ動けないほどハラ一杯。
部屋は二方が庭を臨み、落ち着いた雰囲気です。

居室と寝室の二間になってるのはユックリできていいですね。
酔いも手伝ってあとは隣の部屋に敷かれた布団に倒れ込むように寝てしまいました。

明日は弥彦に向かってから北上する予定です。
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