「シズカナカクレガ」ヘヤフコソ
2015 福島(二日目)

朝になりました。

恒例の単焦点お散歩に出掛けます。
旅館としてみるとひじょうに素っ気ない外観。
コッヘル、っちゅうくらいだから山好きな方なんでしょうか?
曇天の下に猪苗代湖が広がっています。
紫陽花がこの時期になっても咲き乱れていました。
こぉいった撮影に、ピン浅が容易に撮れる単焦点は良いですね〜。
でも最近、解放F1.8はあまり使ってません。
ボケが緩すぎる気がするんです。
これでもちょっと絞ってます。
何はともあれ、紫陽花は大好き。
周囲は失敗した別荘地、って雰囲気で雑草に呑み込まれた瀟洒な山小屋みたいなのが点在してます。
あと5年くらいしたら良い雰囲気の廃墟物件になりそうなペンション跡。
ちょっと入ってみようかと思いましたが、朝食まであまり時間が無くて断念。
イラストや書体に80年代末期っぽい雰囲気があります。

まぁ、バブルの夢の跡なんでしょう。
すべては雑草の中に埋もれて行ってます。
さて、朝食の時間になったので戻ります。
ひじょうにオーセンティックな朝食ですね。

ワンプレートにハッシュドポテト、ソーセージ、スクランブルエッグ、サラダ、フルーツ。
このポタージュは超絶美味かった!
あとはコーヒーと至ってシンプル。
サラダにかかってた玉ネギベースの自家製ドレッシングも美味かったとのこと。
私たちにしては珍しい朝食に満足して出発!
やって来たのは磐越道脇に広がる高玉金山跡。

坑道探検を中心に温泉施設まで作って頑張ったのですが、力尽きて今は無残な廃墟が広がります。
まぁ、要は坑道水をそのまま沸かしてたんでしょうね(笑)。
色んなものが表に放り出された事務所。
これは鉱山資料館だったかな?
結局のところ、色んな掘っ立て施設拵えて生き残りを図ろうってコトに無理があると思います。
唯一立派なレストラン跡。

閉ざされたドアの下からは大量の出水。
子供だましな金ぴかの大黒さん。

むしろ鉱山街をそのまま残した方が絶対に良かったと思います。
廃墟は廃墟でもこれではまったく面白くないですね。
いろいろ調べてみたのですが、東日本大震災のちょっと前までは営業してたようです。
坑道に上がろうとしましたが、坑道水でヌルヌルになった坂道は藪も生い茂り、近寄れる状況ではありませんでした。
砂金すくい体験広場。
わ〜!パパ〜!楽しそうだなぁ〜っ!(←棒読み)
廃鉱跡の再開発を成功させるには、なるだけ施設群をそのまま残すことだろうと私は思ってます。
何だか気が滅入ったんでそのまま白河まで下ってやって来たのは・・・・・・
あまりに有名なラーメンの名店、「とら食堂」。
実はここに来たのは二度目。

とても分かりにくい場所にあるにもかかわらず、大行列。
1時間半くらい待ちました。
あ!ツバメだ。

随分大きくなってますね。
ようやく入店。
メニューはとてもシンプルで、雲呑、玉子を加えるかどうかだけです。

あとはつけ麺、夏なんで冷やし中華、と・・・・・・頼む人いるのかな?
押し寄せる客に厨房は大忙し。
薬味に置かれたのは生玉ねぎのみじん切り。

昔もあったかな?
おお!やって来ました。

ひじょうにオーセンティックで上品な佇まい。
ラーメンの味については今さら語るまでもないでしょう。

この後は東北道をひた走り、早目に東京に戻りました。

ちょっと後半がアッサリし過ぎでしたね。お粗末さまでした。
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