「シズカナカクレガ」ヘヤフコソ
2014 東海(初日・前半)

もうそろそろ紅葉シーズンも終わりというある日、最近、自分の中のマイブームである浜松いなさICを起点とする旅に出てみました。
早朝、まだ誰も観光客がいないここは・・・・・・
とかく地味なこの一帯では数少ないスポットである・・・・・・
・・・・・・竜ヶ岩洞です。

あまり知られてないことですが、浜松の北西一帯には秩父古生層である石灰岩のカルスト地形が広がっています。
ノーガキはともかく早速入場。
う〜む、周辺の観光マップも地味なことこの上なし(笑)。
キクガシラコウモリっちゅう蝙蝠がいるらしいんですが、何もそんなん顔出しにせんでも・・・・・・(笑)。
最近は富士山と絡めての東南アジア方面からの観光客が多いんでしょう。
意外にハードそうなんで靴をチェック。
もっとショボいのかと思ってたらかなりスゴい。
アホみたいな顔して見惚れてます(笑)。
総延長は実に1キロを超え、観光用に開放されてるのはそのうち400mほどです。
元はただの小規模な石灰鉱山跡地に過ぎなかったのが、1981年に鍾乳洞が発見され、一大観光地になりました。
「喜びの窓」・・・・・・要はここを突破したらその向こうに一面の石筍の世界が広がってた、と。
よほど嬉しかったんでしょうねぇ。
たしかにここから先は大空間が広がってます。
洞窟って二人とも結構好きかもしれません。
しかしこの辺、あんましグニョングニョンした鍾乳石が少なく、単なる洞窟っぽい。
最奥まで来ました。
お〜!こりゃスゴい!

轟音を立てて降り注ぐ地底の滝です。
またもやアホみたいな顔で見惚れる!(笑)。
すだれ状に落水してるのが分かるでしょうか?
この辺から水が多いのかグニョングニョンしたトコが増えてきます。
おお、こりゃかなりやんか!
保護のためのパネル越しに見上げると・・・・・・
・・・・・・見事に垂れ下がる一面の鍾乳石。
「鳳凰の間」っちゅうそうです。
この辺が洞内の白眉と申せましょう。
それにしても今度のカメラとレンズは暗所性能が素晴らしい。

ISOさえ気にしなければパキパキにピント合わせてくれます。
出た所は良くありがちな、レトロで昭和風情な資料館になってました。
創業者のド根性物語をマンガにしちゃうって、ちょと宗教団体っぽいかも。

・・・・・・買えば良かったかな?
またもや顔出し。

何となく絵のタッチが日野日出志っぽいかも。
良く分からない地下の人工洞窟もあります。
このビミョーなダサさが実に宜しい。
向かいには野菜の直売所がありました。

ちなみにこの辺は柑橘類に加え、里芋や山芋も良く作ってるようです。
ここで普通の観光客は龍潭寺庭園にでも回るんでしょうが、フツーでない私たちがやって来たのはココ。
へぇ〜!ムササビがいるんですね。
・・・・・・って、それはともかくここは渭伊神社。
実は天白磐座遺跡と呼ばれる磐座があるんです。
静岡では数少ない巨石スポットと申せましょう。
独特の森閑とした雰囲気があります。
岩はひび割れまくっており、これまで見て来た花崗岩系の巨石とはちょっと違う印象です。
お!ナカナカ良い構図で撮れました。
全景。

川が惰行したところの小高い丘の上に広がってます。
こうして見ると陽射しが暖かそうに見えるんですが、実はムチャクチャ寒い。
何だかんだで温暖なこの地方にも冬が近付いてます。
・・・・・・そんなんでここはこのまま撤収(笑)。
見上げたら木々がアブストラクトな模様を作っていました。
雷が落ちて枯れてしまった御神木。
磐座とか巨石ってナカナカ観光スポットには育ちにくいことが改めて分かりました。
浜名湖に沿って走ってみます。
基本的に平べったい地形で見晴らしの良いスポットが少ない中、やって来たのがココ。
展望台もモチーフとしてなぜか心惹かれるモノの一つ。
浜名湖って独特の穏やかな風景が広がってて好きかも。
天気は快晴なもののとにかく風が強くて寒い。
先ほど回った辺りを望む。
そのまま岡崎方面に抜けようと思ってましたが、後半のコース取りが難しくなりそうなので、引き替えして金指にやって来ました。

これは昭和39年に廃線となった遠州鉄道奥山線のオーバーパスの跡。
そろそろお昼時です。

やはり浜松といやぁ鰻でしょう!う・な・ぎ!
ホンマかいな!?
まぁこれだけアタマ下げてるんだし・・・・・・。
美味い鰻のためならナンボでも待ちまっせ〜!
待つ間、ちょっと遊んでみました。

F1.8解放はこぉゆうちょっと暗いシチュエーションだと物凄い写り方しますね。
こっちはこっちでスマホで遊ぶ!(笑)。
来ました!
私はシブく白焼定食(竹)、2,800円也!

白焼は川魚のクセが好きな人には堪らん味です。
ヨメは鰻重(竹)、同じく2,800円也にしました。
いやいやもぉどっちも激ウマ!

ちなみにこの「コジマヤ」さん、全国的にはあまり有名ではありませんが、地元ではひじょうに人気店です。

そぉいや30何年前、土砂降りの中を自転車で愛知から山越えして、何故かこの金指の町でお好み焼き食ったなぁ〜・・・・・・。
続いてやって来たのは・・・・・・
昼なお薄暗い谷間にあるこれまた鍾乳洞である・・・・・・
・・・・・・鷲沢風穴。

個人経営らしくかなりボロボロ。
竜ヶ岩洞よりグッとワイルドな洞内。
ここは竜ヶ岩洞よりさらに乾いた感じで鍾乳石が殆どありません。
何だか鉱山みたいですね。
でもまぁやはりこうしてあちこちに名前が付けられてます。
手すりなんかも錆びまくりだったりします。
オマケに通路はひじょうに狭い。

ヘルメットはダテではありません。
ところどころ、やはり鍾乳洞らしい箇所もあります。
ここの最大の特徴は、水平天井。

通常は凸凹してるのが真っ平ら・・・・・・それが何や?と言われると答えに窮するんですが(笑)。
さらにマニアックなポイントを求めてやって来たのは、風穴を北に数キロ行った小学校の校庭。
普通に遊具とかの備わる田舎の小学校です。
その隅っこにある階段を登って行きます。
結構登って来ました。
そうして滝沢鍾乳洞到着(笑)。

電気も切れてて真っ暗・・・・・・え!?これ!?これっすかぁ〜!?と言いたくなりましたね(笑)。

・・・・・・とまぁ鍾乳洞尽くしはここまで。これから東に浜名湖を巻くように旅はまだ続きます。
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