「シズカナカクレガ」ヘヤフコソ
2014 福島(初日後半)

続いてやって来たのは飯盛山のやや南、「左下観音」というマイナーなお寺。
今度会津に来たなら、さざえ堂とここにはどうしても来てみたかったんです。
これ!

懸崖造ですよ、懸崖。
あ、「ひだりした」ぢゃなくて「さくだり」って読むのね。
例によって脇の方に上に続く山道があります。
スゴッ!

ここは他に例のない三層構造の懸崖造りが最大の特徴。
横には胎内潜りもあります・・・・・・が、出たらそのまま下まで落っこちますけど。
会津盆地が見渡せます。
ここでちょっとストロボ練習。

自作ディフューザー「やわらぎくん」を試してみることにします。
ワリといい感じではないでしょうか。
二層目の様子。

バウンスよりは直射の方が良さそうですね。
各層は急な階段で繋がってます。

どのような用途でこのような三層構造にしたのかは不明です。大体、ギッシリ人が押し寄せたら崩れるんぢゃないでしょうか。
ぶっちゃけここはひじょうにマイナーなんですけど、そのスケールといい古色蒼然たる佇まいといい、もっと注目されて良いのでは?と思いました。
高さは20mくらいあるのではないでしょうか。

このように古色蒼然として大型なのは京都・花背の峰定寺以来かも。
まぁ、あまり有名になってもいいコト一つもないんですけどね。
おなかが空いたんで、駐車場に沢山クルマが停まってたこの店に入ることにします。
え!?店はこっちかいな?

地元の人気店のようで、途切れることなくお客さんが出ては入って来ます。
何にしよかなぁ〜・・・・・・?
何は無くともまず餃子。
ヨメは大辛味噌ラーメン
私はワンタンメン。
どっちも実に美味い!!辛味噌はメリハリが利き、醤油出汁はあくまでアッサリサッパリ。

こりゃ思わぬ拾いモノでした。後から調べてみると、やはり地元の有名店のようです。
庭に沢山の花が植えられていたので、24−120mm/F4.0をあれこれテストしてみました。
F8.0でこのボケは嬉しい。
ぶっちゃけAPS−CのF4.0くらいなボケ方です。
あまり背景が大きくボケてる写真って、自分的にはどぉでもいいんで、これくらいは丁度かも知れません。
被写界深度も浅すぎず使いやすいですね。
さて、そのまま一気に北上して吾妻山へ。
一切経山からは噴気が立ち上っています。

この山も東日本大震災以降、活動がやや高まっていると言われてます。
二つの山の間の浄土平は巨大な崩壊型カルデラ底に当たります。
吾妻小富士の方に登ってみることにします。
下には白土化した噴気地帯が望まれます。
登る、ったってまぁ10分かそこら。
雄大な風景がどんどん広がって行きます。
何や!?水溜まってないのん!?
ヨメは火口の跡には必ず水が溜まってるもんだと思ってたようです(笑)。
周囲は遊歩道が整備されてますが、時間が押してて一周するのはパス。
開きかけたススキの穂に秋の到来が感じられます。
・・・・・・殆ど中略状態でいきなり今夜の宿に到着。

今夜の宿は飯坂の奥、穴原温泉「能と謡の宿・おきな旅館」。館内は謡曲に関するものが多数展示されてます。
大人しい猫が出迎えてくれました。

・・・・・・って、ユックリしてられません!すぐに風呂に行かねば!
そんなんで早速、家族風呂の方に入らせてもらいます。

意外に広い脱衣場。
アッちゅう間に脱ぎ方完了・・・・・・これはもう手慣れたもの(笑)。
ところがもう、湯の熱いこと!

こんなんに入れるの出川哲朗かダチョウ倶楽部の上島くらいでしょう。
うめてもうめても全然適温になりません。
格闘することおよそ10分、ようやく何とか入れる温度になりました。
妙に赤いのはホワイトバランスがおかしいのではなく、ホントに茹だって真っ赤になってるのです。
まったく眺望が開けないのはちょっと残念かも。
家族風呂に力を入れてる宿はどうにも少ないですね。
うわわわ、ちょっと放って置いたらまた激熱やんか!
いきなり入ると湯が動いて熱さが痛いように染みるので、動作はかなりスローモー(笑)。
何だかドタバタしたまま温泉完了!
火照るとかそんなんを超えてました。
いつまで経っても身体ポカポカ。

あまりの熱さに筋肉もほぐれたのか、首がバキバキ鳴りました。
部屋に戻るともう布団が敷かれてあります。

ナカナカ落ち着いた良い部屋だと思いました。
ちなみに各部屋の名前もすべて謡曲の題になってます。
すっかり夕食モード。
大名膳に並べられた料理が脇に置いてあるのは珍しい出し方かも。

左上から時計回りに、照り焼き、刺身、八寸は里芋・鴨・なます・ムール貝、香の物、酢の物。
こちらはローストポークに、左下が炊き合わせ、右は焼き茄子。
さらにテーブルの上には陶板焼き、茶碗蒸し、蕎麦。
陶板焼きの中は朴葉味噌仕立てになってました。
茶碗蒸しは大好物の一つ。

銀杏・穴子・海老・三つ葉は必要不可欠。
蕎麦はまぁオマケみたいなモンですね。

この器が実は前からちょっと欲しかったりします。
いやいや、料金からすると信じられないくらい豪華です。
ついつい頼んでしまうんですよね〜。

会津の有名な地酒である「榮川」が出てきました。
かなりボリューミーでしたが何だかんだで完食!
ちょっと近所を散歩しようということになりました。

愛嬌をふりまくる猫。「あんこ」という名前のようです。
う〜む、ポン焚きはやはりむつかしい。

以前はバンバン使ってたんですが、一眼に替えてから滅多に使わなくなりました。
ここで高感度チェック。

ISO51200まで上げてますが、意外にチャンと写ってます。
いやもぉ殆ど暗視カメラですね〜。ISO40万とか自分には使い道が分かりません。

歩いて酔いが回って来たので、この後すぐに寝ました。

明日は巨石関係をいくつか回ります。
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