「シズカナカクレガ」ヘヤフコソ
2014 中部(二日目)

朝になりました。

窓を開けると遠くからガァガァ声が聞こえるので、今回から投入の70−300mmを試してみることにします。
ナカナカ使えますね、タムロンA005。
手ブレ防止も凄まじく効くんで、私はこれで十分です。
ちなみにこの笹戸温泉、愛知県では最古の温泉だそうです。
朝食の時間になりました。
旧館の部屋。

こっちの方がシブくて良かったかも。
こりゃまた朝からナカナカの量!
瓢箪皿には玉子焼と茎ワカメみたいな山菜。

手前は漬物。
奥はレンコンのきんぴら。
これはサービスで出て来た味噌。
ほいでもってサラダ。
愛知の味噌汁っちゃやはり赤ダシ。

私は赤ダシが大好きで、普段の味噌汁も赤味噌にしてもらってます。
写真撮り忘れましたが、中は焼売でした。
ヨユーで完食!
夏場は鮎釣り、秋は紅葉で賑わうようですが、ちょうど狭間のシーズンで殆ど誰も止まっていませんでした。
左は一生懸命料理の説明をしてくれた若旦那。
ホント、こういった小規模な旅館って、バカデカい観光旅館より絶対に落ち着けて好きです。
そぉこぉしてややこしい道を迷いながら着いたのが・・・・・・

・・・・・・「シンメイさん」。
ハの字型になった巨石の間に小さなお社があります。
ちなみにシンメイさんとは天地神明の神明とも、伊勢神宮の一党とも言われます。

まぁ、ここの場合は天岩戸に見立てたのかも知れません。
何はともあれ、これだけがポツンと山の中にある謎めいた場所でした。
さらに迷いに迷いまくって「鬼の岩屋」到着。
山門と呼ぶにはあまりに簡素な入口。
この辺はナビだと表示されない細い道だらけなのです。
木が繁ってるのと陽射しのコントラストが強すぎて分かりにくいですね。
巨石の左側の下にはスッポリとお堂が収まってます。
何か秘仏があるようです。
背後に見えるのは本堂ですが、無住みたいです。
右側の下はお稲荷さん?
別の隙間にもなんか祀られてますね。
神仏混淆で思いつく限りの物をお祀りしてみました〜、っちゅうごった煮な場所です。
あ、こっちの方が全体像が伝わりやすいですね。

岩の大きさは左右で20m以上ある巨大なものです。
寺は後から取って付けたものらしいです。
上を見上げるとこの通りの迫力。

けっこう危うい均衡で岩が乗っかってますね。
・・・・・・ってまぁ(笑)。
お堂の上もこのように庇状に岩がせり出してます。
ちなみに本堂はこんな感じ。寺っちゅうより地元の寄合所的な雰囲気です。

ちなみに足助界隈には他にも多数の巨石がありますが、行ってみたら何だか良く分からないトコが大半でした。
さらに南下して王滝渓谷・・・・・・っちゅうても御嶽山の麓の王滝とは違います。

古美山園地って看板が見えたので立ち寄ってみることにしました。
無闇に仏像置くのもどうかな?って思いますね。
てっぺんに着きましたがあまり眺望は開けません。
ここもやはり巨石スポットですが・・・・・・
ロッククライミングのスポットになっており、クライマーがハァハァゆうて上がって来ました。

画像が小さくて分かりにくいですが、あちこちにハーケンやボルトの跡があります。
下ると何となく薄暗い渓谷に出ました。
流れに沿って遊歩道が作られてます。
紅葉もまだですし何となくパッとしないんで、早々に立ち去りました。
岡崎まで下って、ケンミンSHOWで見て気になってた饂飩屋に寄ってみることにします。
「大正庵 釜春」・・・・・・すんげぇ混雑!

クルマ停めるだけでも往生しました。
徳川家康って、昔から何だか好きになれないんですよね。

会社でなんか冴えたコトを初めてしたヤツの後からスーッとやって来て、自分の手柄にするようなタイプに思えてしまう。
何はともあれ、饂飩を注文。
ワクワク♪

え!?あまり顔に出てない、って!?
頼んだのはこれです。
出てまいりました!

その名も「もろこしうどん」
要はあんかけ玉子とじうどんにコーンが大量に入ったものです。
ネギは別添えで出て来るのが面白い。

唐辛子の量が尋常でないのは我が家の流儀ですね。
そんなこんなで完食。

そもそもベースとなる出汁と饂飩の出来が良いので、味はひじょうにGood!・・・・・・汗だくになりましたけど(笑)。
必死で饂飩を打ちまくってますね。
饂飩屋のある駅の裏あたりに八丁味噌屋があるので見学してみることにしました。
ナカナカいい佇まいです。
醸造業系って、往年の栄華を偲ばせる建造物を多数持ってるとこがホントに多い。
これくらいの自然なボケって遠近感ちゅうか、画面に深みが出ますね。
背景が何だか分からなくなるほどボケるのは、どこで撮っても同じなワケで、ワタシ的には意味のないモノです。
巨大な味噌樽。

酵母菌を活かすのに乾かし過ぎてもダメ、みたいな説明がありました。
そうそう!ここの味噌蔵、朝の連続テレビ小説の舞台になったことがあるようです。
ともあれ、どこでシャッターを切っても絵になる雰囲気。
事務棟の裏側。

秋の日差しが眩しい。
和洋折衷のレトロモダンな作りが印象的。
こういった黒板塀と土蔵の長い蔵は日本酒の蔵にも通じるものがあります。
いよいよ、中に入ります。

漂う香りがスゴい。
ここにも巨石文化が!(笑)
暗い部分がつぶれないんで印象的な写真が撮りやすい。
・・・・・・って、蔵の中は撮影禁止やんか。

出口付近に控え目に書いてあってようやく気付きました。すみません。
再び巨大な桶のところに出てきました。
これ、フルサイズでお見せしたい。

メチャクチャ高精細!恐るべき解像してます。
あれ、ここ最初のトコや!
・・・・・・とかゆうてるうちに見学者用の試食コーナー。

何種類かの赤ダシを飲ませてもらえます。高い方が美味いのかな?と思ったら必ずしもそうではなく、好き好き、って気がしました。
最後に味噌ソフトクリームを食べてるトコで今回はお仕舞い。すっかり温泉はメインテーマから外れた感のある旅でした。

他にも大量に撮影しましたが、それはまたいつか。

後は混み合う東名を一路東京に帰りました。
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