2014 中部(初日) |
|
 |
初秋のある日、ここは新東名引佐IC北方の新城。
今回は自分たちの中では最も馴染みの薄い地方を回ります。この辺に来るのはおよそ30年ぶりかも。 |
 |
設楽方面に山越えしようとすると、見事な千枚田。「四谷の千枚田」っちゅうそうです。
山の遥か上の方まで広がっているのが望まれます。 |
 |
ここでちょっと望遠テスト。
手持ちでこれだけ行けりゃジューブンですね〜。 |
 |
フルサイズに移行して空気感がこれまでより格段に上がりました。 |
 |
・・・・・・実は曼珠沙華はあまり好きな花ではなかったりします。 |
 |
気候が温暖なのか、稲刈りは大分終わっちゃってます。 |
 |
この辺も刈取り間際なんでしょう。 |
 |
コスモスの花の色って綺麗に出にくいものの代表例かも。 |
 |
ともあれ「F4通し+手ブレ防止」っちゅうのはF2.8通しよりも歩留まり高くてそれでいて軽いんで、旅に向いてるように思います。 |
 |
偶然見つけた滝。
どうもこの辺は地理感がないんで、時間調整しないと思ったより早いペースになってしまいます。 |
 |
おお、ナカナカですやん! |
 |
・・・・・・しかし、見晴らしが良すぎるな(笑)。 |
 |
物凄い水量。 |
 |
国道から見下ろすと滝壺もハンパないデカさ。 |
 |
小さい画像にすると、奥行き感や透明感が全部失われちゃいますね〜。 |
 |
そうこうする内に道の駅があったので小休憩。 |
 |
・・・・・・ナカナカ豪快な値付けです。 |
 |
小さいので我慢しました。
300円也。 |
 |
クルマへの積み降ろしにも難儀しそうな巨大南瓜。8,000円だったかな?
そもそもこれって食えるモンなんでしょうか? |
 |
ようやく今回の最初の目的地に到着。 |
 |
明智鉄道・山岡駅東方にある「磐座の森」です。 |
 |
しかし、遊歩道は雑草が生い茂り荒れ放題。
超古代ブームも一段落して、訪ねる人もいなくなったんでしょう。 |
 |
段々それらしい石が現れてきます。 |
 |
入口の看板が見えました。
もぉ荒れ放題ぢゃあ〜りま温泉!! |
 |
整備した時は画期的な村興しネタだったんでしょうね〜。 |
 |
遊歩道のあちこちはこのように倒木で塞がれちゃってます。 |
 |
何だかただのハイキングにでも来たような感じ。 |
 |
それらしいものが見えてまいりました。
「天ノ岩戸」だそうです。そぉ言われてみれば人工的に拵えたものに見えなくもありません。 |
 |
さらに登ってくと・・・・・・ |
 |
その名も「大岩」
これは文句なしにデカい。高さ5mくらいあるのではないでしょうか。 |
 |
まぁ、他にもいろいろ名前は付けられてるんですが、ハッキシ言って残念ながらこれまで訪ねた巨石群のような感動はなかったな、と。
|
 |
・・・・・・単に大岩が転がってる場所なだけで、祭祀の雰囲気がどこにも感じられなかったのです。 |
 |
そんなんにメンヒルだのドルメンだの無理やり名前付けたりしても所詮はただの「デッチ上げ」に過ぎません。
・・・・・・な〜にが「駒犬型岩像」だか。 |
 |
そんなワケでいささかスベり気味な気分で下りて来ました。
巨石に興味持たれた方、ここは止しといた方が良いです。 |
 |
明智駅に到着。
旧・国鉄明智線が3セク化されて残ってます。 |
 |
思ってたよりもこじんまりした構内。
昔の写真って30mm前後で撮られたものが多く、行ってみると意外に狭いことは良くあります。 |
 |
構内にはC12が静態保存されてました。 |
 |
そぉこぉする内に列車到着。3両編成と、ナカナカ頑張ってますね。 |
 |
明智の町は旧街道沿いにあり、「大正村」として売り出しています。 |
 |
意外に観光客も沢山いました。 |
 |
大正にあやかってなのか、この辺はハヤシライスで売り出そうとしてるみたいなんで、それを頼んでみました。 |
 |
何だか妙に嬉しそう。 |
 |
ハヤシとコロッケのセット到着!コロッケは一つは里芋のコロッケだとかなんとか・・・・・・けっこうボリューミーですね〜。
フツーに美味かったです。 |
 |
お腹も一杯になったんで、街中の散策開始。 |
 |
好ましい佇まいの町が広がっています。 |
 |
歪曲も補正すると殆ど分かりません。
いや、十分、充分、重文。 |
 |
しかし、大正っちゅうにはちょっとばかし古い感じかも。 |
 |
今はエスニック小物屋になった古い建物。
空色のペンキがポイント。「空色」は昔のモダンのキーワードの一つだと思います。 |
 |
ファサードが重厚な医院跡。
この場合は「醫院」って書いた方が似合うかも。 |
 |
微妙な建物の歪みに雰囲気があります。 |
 |
そぉいや昔の食料品店って、どこもこんな風に日除けのシートで囲われてましたよね。 |
 |
こぉいった町に2〜3年住めたら楽しいだろうなぁ〜。 |
 |
狭い路地の坂道を上がったところに・・・・・・ |
 |
・・・・・・旧・村役場がありました。
折角なんで入ってみることにします。 |
 |
うわっ!脅かすなよ! |
 |
村長室。
虎の皮の敷物ってアータ、ヤクザの事務所かいな(笑)。 |
 |
何故か滑稽新聞がこんなトコに。 |
 |
一見古く見えますが、プッシュホンでした。 |
 |
役場としてはかなり小さい印象でした。 |
 |
さらに登って街並みを見下ろす。
右に見えるのが役場跡。 |
 |
時計屋の跡。
重厚な差掛け屋根が印象的。 |
 |
表通りをさらに散策します。
これは洋服屋。玩具屋や人形屋なんかもそうですけど、日焼けを防ぐためか、ショウウィンドウがちょっと引っ込んで作られてることが多い気がします。 |
 |
本屋。
立ち読みしたらハタキで追っ払って貰えたりして(笑)。 |
 |
郵便局跡。現役は右側にあります。 |
 |
中にもう一つ壁がある変わった造り。
二階の手摺が欄間の透かし彫りみたいになってます。 |
 |
この辺まで来るとあまり観光客もいません。 |
 |
こぉいった地元スーパーもだんだん見かけなくなって来てるものの一つです。 |
 |
ま、あまりゴテゴテと手を加えずに街並み保全を続けて欲しいですね。 |
 |
やはりピンク〜紫はむつかしいなぁ〜。 |
 |
町外れの千畳敷公園っちゅうトコに上がってみました。
これは光秀産湯の井戸・・・・・・ホンマかいな? |
 |
明智の町が一望できます。 |
 |
慰霊塔だそぉっす。
・・・・・・ま、明智光秀ってちょっと可哀想な評価しかされてない人って気がします。 |
 |
宿に着くにはまだちょっと早いので、さらに道草。
「串原七滝」といって、この辺には意外に沢山滝があります。まずは「城山の滝」へ。 |
 |
おぉ!ナカナカ凄い・・・・・・と思ったら、これは堰堤でした。 |
 |
落差はそれほどではありませんが、ナカナカ佇まいの良い滝ですね。 |
 |
続いて「お軽の滝」。 |
 |
倒木がいささか残念。
この真下にももう一つ「幸呼の滝」っちゅうのもありました。 |
 |
さらに少し下ったところにかなり荒れた印象の「南山の滝」。 |
 |
これ撮る頃は殆ど谷底は真っ暗。
よくこんなにチャンと写るものだと感心します。 |
 |
そぉこぉしてる内に本日の宿に到着。
今はスッカリ少なくなった愛知の鉱泉の中で頑張る笹戸温泉「勇屋別館」。 |
 |
夏場は鮎釣りで賑わうところのようです。 |
 |
狭い坂道を下ったところに・・・・・・。 |
 |
こじんまりした玄関。
好ましい雰囲気です。 |
 |
ナカナカ雰囲気の良い部屋に案内されました。
道草し過ぎてけっこう遅くなってしまったのでまずはとにかく風呂へ。 |
 |
ここで最近導入のラジオスレーブによるストロボテスト。
うわ!強力過ぎてトンでしもたがな・・・・・・。 |
 |
かなりあれこれ調整して大分自然な感じになりました。 |
 |
ちょっとポーズ。
泉質は・・・・・・ちょっと良く分かりませんでした。 |
 |
正面は矢作川。
もっと開放的でも良かったかな。 |
 |
ストロボワークはもっと上手くなりたいです。
・・・・・・って、もう夕食の時間やんか! |
 |
何だかどんどん押して忙しなくなってまいりました。 |
 |
ココの名物はやはり鮎。
夏も過ぎたんでちょっと落ちてますけど。 |
 |
まずは甘露煮。アッサリしてて絶品。一度焼いたのを茶炊きにしてると思われます。
手前は合鴨スモークと枝豆。 |
 |
鶏と大根、椎茸の炊き合わせは素朴な一品。 |
 |
鮎の塩焼き。
腹のところがオレンジがかってるのは産卵色。 |
 |
こっちは田楽仕立。
酒がもぉ進む進む。 |
 |
食べさしでスンマセン。
鮎の風干し。これが絶品!ムチャクチャ美味い!さらに酒が進みます。 |
 |
そいでもって鮎のフライ。
ここまで鮎尽くしならうるかも欲しかったなぁ〜。 |
 |
枝豆豆腐。 |
 |
豚の小鍋。 |
 |
お吸い物に・・・・・・あ!漬物の写真は撮り忘れました。 |
 |
さらにはサービスで山葡萄の焼酎割りも出て来たりして見事に完食。
お櫃が可愛い。 |
 |
このところの例に漏れず、食べ終わる頃には完全酩酊状態でそのまま部屋で寝込んでしまいました。
明日も愛知県下をウロウロします。 |
----Asylum in Silence----秘湯 露天 混浴から野宿 キャンプ プログレ パンク オルタナ ノイズまで
Copyright(C) REWSPROV All Rights Reserved |
|
 |