「シズカナカクレガ」ヘヤフコソ
2014 房総
何か最近ギャラリーにこのテの入り組んだ案内板が出て来ることが多いような・・・・・・
前回の三浦半島に続いてやって来たのはココ・・・・・・
ちょうど対岸にあたる館山近くの大房岬です。

当然ながらここも帝都を守る大砲の並んだ要塞でした・・・・・・それにしてもおれって垂直をチャンと撮るのが下手だなぁ〜。
ジョルジュ・デ・キリコの絵みたい。
天気はこの前と打って変わって快晴。

やっぱし海方面は快晴の時が一番ですね。
人物を撮るには朝か夕方と言われますが、永く伸びる影をどうするかが悩ましい。
お、いきなりそれっぽい通路が!
中は深い泥濘になってました。
気を取り直してあらかじめ下調べしてたスポットに向かいます。
え〜っと、ここを左に行って・・・・・・
ハハッ!いきなりありましたがな。
ここにも何だかショッカーの基地みたいなのが。
ともあれ入ってみることにしましょう。
おお〜!こりゃ思ったよりスゴいかも。
しかし、残念なことにこれ以上の写真の撮りようがない。

・・・・・・というのも足許が深い水溜りになっており、向こう側には行けないのです。
同じような写真ばかりですみません。
何てーか、一眼レフにしてからガラにもなく微妙な写りの差異がだんだん気になって来たんです。

ダサいっすよね!?これって。
そうこうする内に半島の突端に。
何てーか、既視感ありまくりな流れですね。
覗き込んでみましたが、あまり面白いモノもなさそうな感じでした。
そのまま海岸線を下って、海岸園地というところまでやって来ました。
不動滝、だそうです(←棒読み)。

実にショボい!ショボすぎる!こんなん名所にすなよ!っちゅうカンジ。
大学のサッカー部と思われる若者が何十人もトレーニング中でした。
駐車場に戻るとテングサが干してありました。
こんな風に色が抜けるまで乾燥させてから煮ると寒天が出来るそうです。
大房岬を後にしてやって来たのは、いつぞやの正木温泉の奥。

随分新しい建物です。
行きそびれていた神河鉱泉です。

正木鉱泉のブッ飛び具合からすると随分マトモですね(笑)。
背後の左右のドアが男女別の浴室入口。「もうすぐ沸くんでしばらくお待ちください」とのことでストーヴに当たりながら待ちます。

何故かオルガンが置いてあるのが面白い。
沸きました。

鉱泉あるあるなパターンで、片方しか沸かしてないそうで、一緒に入らせていただきます。
朝の光の差し込む浴室内。
これまた鉱泉の常で恐ろしく熱く沸かしてあって、ナカナカ浸かれません。
画像は流石に修正(笑)。
これくらいの光のコントラストで安定して撮れたらいいんですが・・・・・・って、これまた大修正。
ともあれ、光の作り出す陰翳をもっと使う写真が上手くなりたいもんです。
これが実に難しいんですよね〜。

真っ黒になったり、逆にトンでしまったりして。
ちなみに眺望は全く効きません。

裏山が見えるだけです。
寒かったんで暖まると痒いとかなんとか・・・・・・。
ステン浴槽はちょっと味気ないかも。
2つの浴槽は全く同じ湯が入ってるようです。

おそらく、ガス代節約のためにこのように2つにしてるんでしょう。
お、これはナカナカいい具合に撮れました。
見ての通り真っ黒な房総系黒湯。
しかしこの黒さは小糸川や曽呂に匹敵するんぢゃないでしょうか?
美肌効果抜群と言われますが、実は何となく腐敗臭に近い香りが含まれるのはいささか困りもの。
そろそろ上がることにしましょう。
表に出るとなぜか小さな漁船が置いてありました。

これをレジャーボートに使ってるなら笑えるんですが。
源泉はここから湧いているそうです。

左に映るのが女将さん。
聞くところによると、代々ここの人だったワケではなく、この湯に惚れ込んで、先代が廃業しようとしてるのを知って、買って建て直したんだとか。
建物裏にも巨大ポリタンがずらり。
土産にと、ペットボトルに1本下さいました。

正木鉱泉、神河鉱泉・・・・・・どちらも甲乙つけがたいところです。
そろそろお腹が空きました。

実は今日の昼はもうココって決めて来てるんですよ。
房総の爆食系としてつとに有名な住吉飯店。

サンプルより実物の方がはるかにデカい、と言われます。
名物のえびそば到着!!

ビックリするくらい大量のエビ!エビ!エビ!

ちなみに1匹はドンブリの縁に引っ掛けるのが流儀みたいです。
食っても食ってもエビ!エビ好きにはたまりませんわ。

ちなみに他のメニューもすべて巨大。
さて、こぉゆう店にはやたらと中年のバイク乗りが集団で押しかけるんですが、そんな中に括目すべき素晴らしい一台が!
GPz750FのドンズバAMAスーパーバイク・ウェイン・レイニー仕様。

既に時代が水冷4バルブに移行する中、不利な空冷2バルブで闘ったマシンをかなり細部まで再現してます。出来たら乾式クラッチに換装してて欲しかった。

ともあれ30年も前のバイクをここまで綺麗に乗ってるとはスゴい。
そうしてやって来たのは、以前からちょっと注目してたココ。
何てことない無人のお社です。
ここもまた海蝕洞窟の中に呑み込まれるようにしてあることが分かります。
かつてはそれなりに近郷の信心を集めてたのかも知れません。
・・・・・・で、一体ここはどこなのか?っちゅうと1日3組しか客を取らないことで有名な弁天鉱泉の裏手なんです。

これが源泉。
思ったより地味だったのと、海岸側が創価学会に占拠されて立入禁止になってるのがどぉにも鬱陶しくて早々に立ち去りました。

この後は用事があったのを想い出して明るいうちに東京に戻りました、いささか尻切れトンボな小旅行でごめんなさい。
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