「シズカナカクレガ」ヘヤフコソ
2012 羽幌〜夕張(二日目前半)

朝になりました。

泊まったのは左手のやや大きい方の蔵。
その右側にドライヴインを兼ねた海鮮レストランの建物。
さらにその右手に普通の客室と思われる宿泊棟。
そいでもって一番端には小さなお社

民宿というにはあまりに巨大な施設群です。
増毛はそれだけでユックリ観光のできる古い歴史のある町です。

有名な地酒「国稀」の蔵もここにあります。
駐車場もべらぼうに広いことが分かりますね。
建物裏手にかつて「越後の館ましけ」だったころの痕跡が・・・・・・。

バブルというのは実にくだらないコトをあちこちでやらかしたってことが良く分かります。
そんな感慨をよそに目の前では蜂が蜜を吸っています。
朝食の時間になりました。

大漁旗の掛かる玄関から二階に上がると・・・・・・。
ぐわわ!こりゃまた朝から凄まじいボリューム!

左上からカレイの干物、煮付、イカ刺、手前が漬物と付出三品。
イカの右にはさらに唐揚げ。
しっかしまぁ、どれもこれも実に美味そう。
問題は、二人ともまだほとんどハラが減ってないこと(笑)。
それでも頑張って完食!!

魚系は案外スンナリと入るもんです。
一旦南下してやって来たのは難所として名高い雄冬岬。

ここは80年代初頭まで道路がなく、北海道最後の陸の孤島と呼ばれていました。
今は風光明媚なドライヴコースとなっています。
展望台に登ってみることにします。
ゴロゴロした岩が積み重なった上に設けられた遊歩道。
穏やかな朝の日本海をバックに。
ハッキシ言って展望台はしょうむなかったです。

わざわざ建てる必然性が感じられません。
増毛方向を望む。

ん!?ちょっと雲行きが怪しいかも。
ちなみにこのルート沿いにも温泉はなくはないのですが、基本的にどれも「ナントカの湯」ってな名前の付けられたクアハウス系の立ち寄り湯ばかりです。
浜益まで下ってから山越えし、滝川に抜けます。

ここはあまり拓けてなくて好きなルートの一つです。
そうしてやって来たのは赤平の手前・・・・・・
・・・・・・って、この前も訪ねた福住炭鉱です。

それにしても、オマエのその恰好はピグモンか!?と(笑)
夏草が生い茂ってホッパーはほとんど見えなくなっていました。
奥の選炭工場跡も雑草にすっかり埋もれています。
それにしても藪蚊がスゴい。

写真撮るのも大変なので早々に撤退です。
秋になって下草が枯れたらまた訪問することにしましょう。
赤間炭鉱のズリ山は今回もパス。
選炭工場跡の巨大ホッパーも昨日の羽幌見た後なので、まぁいいかな?と。

・・・・・・あれれ!?これだけ妙に画像にシャープネスが効かない。
住友赤平中央立坑、ここも雑草伸び放題になってますね〜。

また、入ってみたいな。
次にやって来たのは芦別の上金剛山展望台。

ここは一人であちこちロケハンしてて見付けたお気に入りの場所です。背後にちょこっと見える白いのは、バッドテイストの極致である「北海道大観音」。
360度の展望が開けるポイントなのですが、まずもって人が来ません。
何があるワケでもないんですが、こういうマイナーさはいいもんです。
そのままダートの道道を越えて美瑛に下りて来ました。
何てーか富良野・美瑛ってこんな景色のイメージですよね。
ミョーに嬉しそう。
こうしてみるとだだっ広い畑が広がってるように見えますが、実際は縦横に道路が走ってて、おまけに観光客がウジャウジャいます。
有名な「ジェットコースターの道」に来ました。

アップダウンだけでひたすら真っ直ぐな農道が続いています。
彼方には十勝岳。

このところ活動がやや活発化しています。
せっかくの景色なので、練習がてらいろいろレンズを付け替えてみることにします。
それにしてもひたすら真っ直ぐ。

まぁ、ただそれだけなんですけど・・・・・・それに真っ直ぐの道は北海道はあちこちにありますし。
28-75/F2.8はこういうシチュエーションで威力を発揮しますね。
不必要な遠近感を抑えつつ綺麗にボカせます。
ただ、どうしても画角は狭いので旅のスナップショットの汎用性には乏しいかも。
それと、どれも似たようなバストアップの写真になってしまいがち・・・・・・ま、自分のウデがないせいですけど(笑)。
昔訪ねたときはロクすっぽちゃんと見て回らなかったのですが、随分開発の手は伸びてるような気がします。
こんな観覧車、ムリに作らんでもエエ、っちゅうねん。

いっそ作るんなら直径300mとか、ムチャクチャなん作れ、と。
国道沿いのフラワーガーデンに立ち寄ってみることにします。
ここも呆れるほどに観光客だらけ。

ラベンダーは北海道でははっきし言って雑草です。どこにでも生えてます。
いやいや、それにしても75mmで絞り解放はボケてくれますわ〜。
花には興味ないので何て名前の花かは分かりませんが、浮かび上がるように写って嬉しい。
お!ここにも一心不乱に蜜を吸う蜂の姿が。
大して寄ってないのにミニチュアを接写したように被写界深度が浅くなって楽しい。中望遠も結構面白いかも。
ジオラマとかレイアウトの写真みたい。
雲がだんだん広がってきてます。

こりゃちょっと先を急がねば。
今回はこんな感じで「フツーの観光客」な旅が多いです。

まぁ、フツーの観光客でないショットも実は多数撮ってたりするんですけど(笑)。
ともあれ最近、ようやくこういった被写界深度の浅い写真の良さが少しわかってきました。
イナセに決めた百姓マネキン・・・・・・実にダサい(笑)。

お昼を食べたら今夜の宿泊地である旭岳温泉に向かいます。
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