2012 第2回道南(三日目前半) |
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朝になりました。
まだ陽も昇らぬうちから行動開始。 |
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内湯の裏側あたりにある源泉槽。
かつて、横うなぎの寝床型とも言える道南に多かった形式の混浴の内湯は改装されて、元の浴室は半分くらいの平凡なものに変わっていました。 |
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再び吊り橋を渡って行きます。 |
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上下ジャージ、ってオマエは修学旅行の生徒かぁっ!?(笑) |
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向かうのは「どんぐりの湯」。
ちなみに「もみじの湯」は湯温が上がり過ぎてとても入れる状態ぢゃないてコトで、閉鎖になっていました。 |
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相変わらず見事な紅葉をバックにジャージ(笑)。 |
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昨日の「杉の湯」の対岸に見えた露天風呂です。 |
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森の遥か奥までここの土地みたいですね。
このゆったりしたレイアウトは日本の数多い温泉旅館の中でも唯一無二のものだと思います。 |
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到着。
木製の変わった閂のカギで開けるのはどこも一緒。 |
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川べりに向かって下って行くと・・・・・・ |
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ありました。 |
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広角で撮ると広く見えますが、実際はかなり小さいです。 |
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河原の石を拾って積み上げたと思しき造りが印象的。 |
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超広角のいいところはとにかく脚が長く写ること(笑)。
欠点は何だか平べったくなっちゃうこと。 |
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消失点からの広がりの方向に対して、なるだけ直角に被写体を置けばいいってことに最近気づきました。 |
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ここも泉質は他と同様、鉄分を含んだ若干褐色に濁ったもの。 |
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川を背景に。
あと2週間早く、紅葉の盛りの頃に来たかった。 |
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それにしても昨日から薄暗い写真ばっかですね〜。 |
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・・・・・・ま、もう初冬と言って好い季節の夕方とか早朝だから仕方ないっちゃ仕方ないんですが。 |
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だいぶ暖まってまいりました。 |
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丸い石ばかりなので意外に滑ります。 |
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そろそろこの対角線構図も見直さんといけませんね(笑)。 |
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入り口の木戸をバックに。 |
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もう少し明るく撮れてたら綺麗に決まったショットだったなぁ〜。 |
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サンダルがポイントかもしれません(笑)。 |
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朝食の時間がそろそろなので上がることにします。 |
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脱衣場の構造はどこも同じようです。
あまり目立たぬようにしてあるのが好ましいかも。 |
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何だか食えそうな感じ。 |
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ジャージ姿で戻って行きます。
まぁ、浴衣と丹前だと我慢できないくらい寒いワケなんですが・・・・・・。 |
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しっかし何べん往復してるんや!?おれ達!? |
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うわ〜っ!
単にピンボケみたいになってしまった! |
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従業員の宿舎と思われる建物群。 |
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あまりハッキリは覚えていないのですが、昔来たときはもっとこじんまりしてたような記憶があります。 |
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戻るとちょうど朝食の準備が整ったところでした。 |
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お!いいねいいね!
・・・・・・ちょっと塩分多そうだけど(笑) |
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手前右より帆立の旨煮、キノコ佃煮、煮豆。
奥の右より玉子焼、海苔佃煮、焼魚、塩辛。
他はほうれん草お浸し、漬物。 |
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夕食もそうでしたが、女性客が喜びそうな内容と盛り付け、って気がしました。 |
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サラダとヤクルト到着。 |
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個人的に大好きな「仏の耳」の味噌汁。 |
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チャチャッと完食! |
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赤々とストーヴの燃える談話室。
食後に露天風呂に向かう客が多く、フロントは鍵を求めるオッサンオバハンが溢れていました。 |
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夫婦水松、樹齢1200年ってマジっすかぁ!?
ちなみに水松とは松ではなくイチイの木です。 |
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所謂一つのチンマン系ですな。 |
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熱くて入れなくなってるもみじの湯が見えました。 |
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無料の足湯。
最近各地に作られてますが、個人的にはどうも好きになれない施設の一つです。 |
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コブコブになった木も良く撮るものの一つかも。 |
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こちらは樹齢800年ヴァージョン。 |
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こちらは樹齢300年の家族水松、だそうです。 |
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妙にモデラー心をくすぐる形状をしてますよね。
久しぶりにパイク(超小型鉄道レイアウト)でも拵えてみようかな? |
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紅葉はホントは曇り日の方が似合う、なんて言われるんですが・・・・・・。 |
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それにしてもやっぱ35mm単焦点はいいな〜。 |
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うわぉ!
薄幸のスバルのクーペ、アルシオーネSVXぢゃあーりませんか! |
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こぉゆうちょっとした演出もあまりクサくないのが、この旅館の良いところかもしれません。 |
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暗い廊下の奥に鮮やかに紅葉が見えます。 |
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銀婚湯、高人気も頷ける旅館でした。
銀婚式を迎えた時には再訪しようと思います。 |

リンクしてます。 |
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ちょっとユックリし過ぎてしまいました。
厚沢部に向かってひた走ります。 |
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今日の天気はかなりよさそうな雰囲気。 |
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日が差すと晩秋の穏やかな風景が広がります。 |
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厚沢部の町はずれにある「くぐり岩」というのに立ち寄ってみることにします。 |
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どれやねん!?
どこやねん!? |
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え!?これ!?これだけ!? |
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付近の人の散歩コースにでもなってるのか、けっこう人はいますが、これを名所と呼ぶにはいささかショボいかも(笑)。 |
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調べてみると、ニシン漁が盛んだった頃に穴を開けたものらしいです。 |
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謂れはまぁ分かるんですけど、「奇岩」はないっしょ!? |
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岩の上に鴎が一羽停まってます。
手持ち75mmでこの1枚撮るのにどれだけ苦労したか!
手ブレ防止付きの高倍率ズームの必要性を痛感した瞬間でした。 |
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さらに海岸線を北上し大成から山の中をゴトゴトはしって辿り着いた林道の終点・・・・・・。 |
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臼別温泉です。 |
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何か昔は妖怪が出たとか書いてあります。 |
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北海道どころか日本最後のランプの宿だった旅館は既になく、跡地に小さな共同浴場が建てられています。 |
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あの風情のある建物は何枚か残る写真の中だけのものになってしまいました。 |
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今は湯船が別浴で、湯上りの休憩スペースが男女一緒という不思議な構造になっています。 |
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驚いたのは、自転車でやって来た先客がいたこと。
羆に襲われたらどうするツモリなんやろ? |
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かつての露天風呂はちょっといびつな六角形で、置かれた石の間あたりにありました。 |
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源泉はこの噴泉塔から湧出しています。 |
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何で昔のまま残せなかったんでしょうかねぇ?
それだと建設業者に金が落ちないからなんでしょうか? |
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これはこれで悪くはないんですが、どうにも昔を知ってると味気ない。 |
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だって、こんな作りの共同浴場なら、似たり寄ったりのが他にもありますから。 |
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どうにも私、キチンと垂直を出すのがヘタですね。 |
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しかしよく考えると、温泉が湧いてるところで急に谷が狭まってるのも奇妙な話です。 |
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ここだけは夕方のように薄暗い。
せり出した対岸の崖は巨大な石灰華なのかも知れないな、と思いました。 |
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そろそろ上がることにします。 |
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う〜む、やはり垂直がチャンと出てない。
落ち着いて撮ることですね。 |
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半露天になった部分。
昔は内湯、露天ともに混浴でした。 |
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脱衣場の様子。 |
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まだ出来てそんなに経ってない感じがします。 |
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ネーミングのセンスがアイタタタタ・・・・・・。
勘亭流の文字を選んだセンスはさらにアイタタタタ(笑)。 |
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菅江真澄も訪れたことがあるという歴史のあるこの温泉、今の状況でもかなり維持するのが苦しいようです。
午後はさらに北上していきます。 |
----Asylum in Silence----秘湯 露天 混浴から野宿 キャンプ プログレ パンク オルタナ ノイズまで
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