2012 第2回道南(二日目後半) |
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そして、今回の旅の大きな目的地の一つ銀婚湯に到着。
春に訪ねた盤石温泉の少し奥にあって、北海道屈指の名旅館と言われてます。 |
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丹精込めて手入れしてるのか、見事な色付きを残す紅葉と湯気を上げる源泉槽。 |
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ここは毎時6千リットルあまりの豊富な湧出量を誇っており、今は敷地のあちこちに設けられた露天風呂で有名。 |
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20年前に訪ねた時は内湯だけだった気がします。 |
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由来の掛かれた看板も立派な作り。 |
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案内されたのは旧館の二階。
古い佇まいが好きなので、割安な旧館ってのはありがたい存在。 |
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白壁と柱の対比が印象的な作りです。 |
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荷物の整理もそこそこに早速露天風呂に向かうことに。
神社の鳥居みたいな散策路入口。 |
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敷地内に点在する露天風呂はそれぞれ鍵がないと入れないので、空いたらすぐに行くのが基本。
まずは杉の湯へ。 |
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一本だけ見事に残る紅葉。
モノクロ写真に画像加工したみたいに見えます。 |
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ぶっちゃけ浴衣と丹前だけではかなり寒い。 |
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昔来たとき、外来の時間外だったにもかかわらず、気持ちよく入れてもらったのがひじょうに好印象。
今はもうチェックアウト一杯までユックリする宿泊客が多く、入湯のみは殆ど受け付けていないそうです。 |
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暮れかけた林の中、紅葉だけが鮮やかに浮かび上がっています。 |
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村はずれの御堂みたいな杉の湯到着。
これだけが内湯。 |
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上手く補正できたので明るく見えますが、実際の内部はほぼ真っ暗。 |
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ポン焚きだとどうもパッとしませんね。
一眼に移行してもっとも使わなくなったのはストロボです。 |
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窓を開けてもこんな感じ。
手前の石の棒は手すりというには太すぎる謎の存在。 |
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外はあまり眺望がよくありません。
単なる牧草地と遠くに集落が見えるだけ。ここだけ内湯な理由が分かりました。 |
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内部は京間の六畳くらいな感じです。 |
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家族湯っちゅうよりはカップル湯、なんでしょうね。 |
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ちょっと外に出てもらいました。 |
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宿の方に一旦鍵を返しに戻ることにします。
一度に渡される鍵は1ヶ所分なので、ピストンで行ったり来たりを繰り返さないといけないのがこのシステムの欠点。 |
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キノコも良く撮るものの一つだなぁ〜。 |
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北海道の紅葉は黄色が多く、こんなに赤系が多いのはシッカリ植林してるからだと思われます。 |
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川向うも露天風呂らしきものが見えました。 |
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それにしても敷地全体でどれくらいの広さがあるのか、恐ろしくユッタリとした造りです。 |
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散策路入口に戻ってきました。 |
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左奥に件の提灯が見えますね。 |
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部屋からの紅葉も素晴らしい。
見事な額縁写真になりました(笑)。 |
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ようやっとここで座卓の上の煎餅とお茶で一服、 |
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妙に嬉しそう。 |
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空きが出ました〜、との案内で次の露天風呂へ向かうことにします。
残念ながら少し降り始めました。 |
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今度は吊橋を渡って行きます。 |
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かなり薄暗くなってきました。
暮れ残る中に見事な紅葉。 |
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遊歩道はかなりの距離があります。 |
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「トチニの湯」に到着。
浴衣の下は何も着てないので一瞬で脱ぎ方完了。 |
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全景はこんな感じ。
あまりごてごてしつらえず、周囲の風景に上手く溶け込ませてある印象。 |
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川っぺりに丸太を刳り抜いた湯船が置かれてあります。 |
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ちょっとぬるめで適温。
恐らく泉質は先ほどの湯とあまり変わりません。 |
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この手の風呂は新高湯以来かな?
ナカナカこれだけの太さの原木が採れにくくなってきてるみたいで、簡単には作れなくなって来てるようです。 |
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あれ!?もう一つあるよ! |
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微妙に中途半端な姿勢になってしまいました(笑)。 |
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入り口付近を望む。
ものすごく広々と作ってあることが分かります。 |
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サンダル履きではい、チョキ(笑)。 |
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もう一つの湯船は檜らしきオーソドックスなもの。 |
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給湯管も目立たぬように配されてるみたいです。 |
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もう一つの方の全景。 |
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少々のぼせました。
川をバックに・・・・・・画像は大修正(笑)。 |
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背後に脱衣小屋が見えますね。 |
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手前の木の横棒は衣文掛け代わりのものでしょう。 |
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この宿の人気が高いことが分かったような気がしました。 |
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泉質は若干鉄分を含んだ、僅かに濁ったもの。 |
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そんなに広くないことが分かります。 |
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湯加減が良く、入り飽きしません。 |
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斜め構図もワンパターンに陥りがちでむつかしいな・・・・・・。 |
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再び最初の丸太風呂に戻ることにします。 |
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落ち葉に埋もれる飛び石伝いに戻って行きます。 |
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振り向いたところを一枚。 |
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------おーい、もちょっとこっち向いてみ
------こんな感じ?
ってな会話を交わしたような |
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もっかい丸太風呂に。
向かい合わせでしか入れないところがいささか淫靡な作り(笑)。 |
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二人で入ると湯が一気に溢れてしまいました。 |
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そんなこんなでそろそろ上がることにします。 |
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唯一、洗い桶だけがケロリンなのがご愛嬌。 |
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最後にアップで一枚。
いささか冗長の誹りは免れないでしょうが、楽しく、また良く作られた露天風呂の様子、ってコトでお許しください。 |
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入り口前でもう一枚。 |
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・・・・・・とまぁ、かなり無理やり明るく撮ったんですが、宿に戻った頃にはすっかりこんな状況。 |
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早速お肌のお手入れなんぞしてる内に・・・・・・ |
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夕食到着。
メインの鳥すきの具材。 |
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付き出しの五種盛り。
アクセントに甘みの効いたのが入ってるあたりかなりのセンス。 |
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刺身は三点盛り。 |
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焼き物は銀ムツに酢漬けの茗荷とイモきんとん添え。 |
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蒸し物はウリと生麩に雲丹を載せたもの。 |
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箸休めは牛乳羹 |
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料理全景。
これで一泊二食1万円ほどですから、ぶっちゃけ安いと思います。 |
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まさか年中いっしょ、っちゅうコトはないですよね!?(笑) |
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さらに追加で天麩羅到着。
全体的に細かいところまで配慮の行き届いた隙のない料理という気がしました。 |
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ってなワケで乾杯!
食前酒は自家製マルメロ酒で、ひじょうに香りが良いのが印象的でした。
余談ですがカリンとマルメロは違うものなんだそうです。 |
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ビールはサッポロ「北海道CLASSIC」。
缶は良く飲むんですが、瓶は初めてかも。 |
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鳥すきもだんだん煮えてきました。
しっかし、北海道の山中で人形町「玉ひで」ばりの鳥すきが食えるとは! |
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特に驚いたのはこの玉子。
蛍光オレンジのは良く見かけますが、蛍光イエローみたいなのは初めて見ました。 |
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最後にフルーツやら味噌汁、ご飯が到着した頃にはすっかりヘベレケ。内湯に入ったような気もするのですが、記憶混濁(笑)。
ともあれ明日は日本海側を北上します。 |
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