2009 いわき(二日目前半) | |
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泊まったのはここ、「うぐいすの間」。 食事は隣の「白鳥の間」と、全ての部屋が鳥の名前になっていました。 |
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そしていきなり朝食。いやもう昨日から食ってばっかな気分。 真ん中は関東以北で好まれる筋子です。実は大好物。 |
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朝からこんなに食べれるかなぁ〜、とか言いつつ私の茶碗にはテンコ盛り。 リンゴ型のお櫃がかわいい。 |
ヨユーで完食! ご飯もって来た女将さん曰く、「朝の梅干はその日一日の厄を払う」とのことでした。後から調べてみると確かにそのような伝承があります。 |
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古風で簡素な洗面台。分かりにくいですが、鏡のキリンビールのマークがレトロ。 今はステン張りに変わってますが、昔はブリキでしたよね。 |
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玄関付近の様子。不思議なことに帳場がありません。 あ!自分の影が写り込んでしまった。 |
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下に「本館落成記念」と刻まれてあります。 どちらが本館かは良く分かりませんでしたが、やはり昔は駐車場部分を含めてもっと大きな湯治棟が建っていたのではないでしょうか。 |
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干された浴衣。 最近はクリーニングに出してしまうところが多いのですが、手洗いの風合いは素朴でいいもんです。 |
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ソッコーで着替えてそろそろ出発です。 |
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ご主人と女将さん。たいへんお世話になりました。「何も無いところで〜」としきりに恐縮されていましたが、ここには何より日本の村の原風景のようなものがありました。 ちなみに鄙びてはいますが実は公式ホームページがあったり「じゃらん」で申し込めたりと、IT化は進んでたりします。 |
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次の温泉まで時間があるので、以前訪ねたことのある谷地鉱泉を少し上がった所にある「アンモナイトセンター」に立ち寄ってみました。 |
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ひたすら擦り寄ってくるネコ。 観光客に馴れてますな。 |
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ど〜せ脱力系施設ちゃうんかい!?と思ってたら、意外や意外、次々と人がやって来ます。 |
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館内の設備はいきなりアイタタタタ、ですけどね(笑)。 もう、この「ブラックライトで照らし出された通路に生物の悠久の進化を図解」はネタとして禁止したらどうか?と思います。 |
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・・・・・・っていきなりスゴいやん、これ。 セメントに埋めてあるんちゃうんか?って最初思いました。 |
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一面に化石が埋まっています。 |
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要はここ、化石層の露頭に屋根をかぶせたものだったワケです。 つまり背後はみんな本物。 |
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なのにこぉゆう税金ムダ遣いで、レスポンス悪くてイライラする割に内容空疎なタッチパネル式Q&Aなんて置いてある。 |
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これだけで十分だと思いますけどね〜。 少なくとも私はこれだけでかなり驚き、かつ感動しましたが。 |
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ここの施設に来館者が多い本当の理由はこれ。 建物横の露頭で発掘体験ができるのです。運が良ければものすごい大物が出てくることもあるそうです。 |
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出た!ゆるキャラ!なーにがアンモ君や ユルいわりにちょとグロいぞ!(笑) |
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本物はこんな感じだった模様。 ま、こりゃイカですよ、イカ。今でもタコフネとか貝殻のあるヤツいますが、あれの親戚というか先祖。 |
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この辺り一帯は日本でも有数の化石の宝庫です。石炭自身が化石ですしね。 ちなみに日本の恐竜史を変えたと言われるフタバスズキリュウは、入間沢鉱泉を少し下った川縁で発見されたそうです。 |
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さて、アンモナイトセンターでの感動の余韻も冷めやらぬまま(笑)、 それでもまだ時間があるので、上の看板で見つけた「筒木原不動尊」というのに行ってみました。 |
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誰もいません。 |
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谷を下ったところにお堂があります。 手前は御籠もり堂ってヤツで、奥が本当のお堂。 |
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横は清冽な水の流れる渓谷でした。 |
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お堂の中は良く見えません。 |
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森閑とした深い谷間です。 何だか意外な拾い物をしたような気分。 |
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あまりに観光観光したところよりも、こんな密やかで落ち着いた場所の方が和みます。 |
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地面には一面のドングリ。 これを撮ってる間もあちこちでポトポトと音を立てて落ちていました。 |
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ちょうどいい時間となりました。 立ち寄らせていただくのは久ノ浜鉱泉「たきた館」。 |
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明るい雰囲気の一軒宿の旅館です。 |
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「はちみつの湯」という名前がついています。 元々の名前かどうかは不明。 |
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エラくアッサリした効能書き。 |
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陽の差し込むこれまた明るい雰囲気の浴室。 ここも本当は男女別ですが、まだ早い時間なので片方にしかお湯は入れてありませんでした。 |
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行動迅速! |
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すごく綺麗で清潔感がってホッとしたそうです。 |
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準備完了・出撃OK!ってトコですね。 |
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激熱を警戒して少々腰が引けています。 |
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適温でメデタシメデタシ。 |
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湯舟の奥から望む。 |
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そんなに広くない浴室ですが、このようにちょっと凝ったしつらえになっています。 足元のホースは源泉。 |
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湯舟自体の広さは案外あります。 燃料代のかかる小さな鉱泉でこの大きさは立派なもんです。 |
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窓の外はっちゅうと・・・・・・ |
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・・・・・・この通り、刈り入れの終わった田圃が広がるばかり。 |
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遮るものは何もありません。 雄大さはありませんが、開放的な景色です。 |
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遠くに望まれるのは村の民家。目隠しの棧が入ってるのも良く分かります。 ちなみに女湯の方は山側に面していました。 |
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泳ぐにはちょっと狭いかも。 |
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カランの様子。 泉質はクセのない、湯の名前どおりのヌルヌル感のあるアルカリ泉でした。 |
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こ〜ゆ〜泉質が美肌にエエんや、というと途端にその気になる(笑)。 |
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そろそろ上がることにします。 |
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隅々まで手が行き届いた感じの浴室でした。 |
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朝から気持ちよく入れて上機嫌。 |
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キチンと維持管理して行こう、っていう姿勢は大事ですし、伝わるものです。 |
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脱衣場の窓からは車寄せと庭が見えるだけ。 |
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かなり運動&健康オタクなのでこぉゆうのは見逃さない。 |
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踏んで痛がってたら、「それはカラダに悪いトコがあるからや!」と言われてしまいました・・・・・・。 |
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なぜか大黒様の木彫り。 いや〜、最初見たときは金精様かと思った!(笑)。 |
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他にも良く分からない木彫りが置かれてあります。 何でも常連客の人が寄贈してくれるものらしいです。 |
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ちなみに玄関から左半分は旧舘で、廊下とは障子で仕切られただけの古い作りの部屋になっています。 |
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内部の様子。 決して豪華ではないけど小ざっぱりとしています。 |
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右が女将さん。 思いっきりシャッタータイミングを外してしまいました。 |
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決して斬新な建物でもなんでもないのですが、全体的にモダンな雰囲気が漂うのは女将さんのセンスによるところが大きいと思います。 |
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旅館全景。 外壁が改装されているものの左半分が古い造りであることが分かります。 |
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山裾に抱かれたいかにも鉱泉らしいロケーション。 最初から最後まで明るい雰囲気の鉱泉でした。 さて、2日目の旅程、ホントは一つにまとめても良かったのですが、どうしても詳しく紹介したい「モノ」があって、続き物とさせていただきました。お楽しみに。 |
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