「シズカナカクレガ」ヘヤフコソ
2008 初詣(元旦 清荒神)

元旦、帰省先の実家から駅に出ます。
さすがに乗客は閑散としてますね。
・・・・・・で、やってきたのは宝塚の珍寺、もとい門前町がディープなことで有名な清荒神。15〜6年ぶりの再訪です。
駅前から寺に向かって延びる坂道にギッシリといろんな店が密集しています。
こぉゆうのんに目ざとい上の子。
全体的にレトロな店が目立ちますが、
テナントが変わったのか代替わりしたのか、取りあえずモノを並べただけのような店や、歯抜けに空き地になったとこも多かったりする。
それでも今なお200軒からの店があるそうです。
坂道はまだまだ続きます。
出たっっ!!

かつて探偵ナイトスクープで何度も紹介されたワンダーランド、「胡本美術店」。たしか金鳥のコマーシャルのロケ地にもなったんとちゃうかな?セリフはこんなん。

------おっちゃん、この矢は何や?
------ああ、これは毛利元就の「三本の矢」や。
------四本あるがな。
------一本は予備や。
ここもホントはもっと大きな店だったのですが、そこは更地となってしまい、ずいぶん規模を縮小してしまってました。
それにしても怪しい。

そもそも人の入れるスペースがほとんどない(笑)。
下の子はドン引きでしたけど・・・・・・。
いい時間なので、店の前のサンプルがなんとなく美味しそうなここに入ることにします。
いやまぁ、ホントごくフツーのきつねうどんと、
寿司のセット。
こぉゆう時に美味い不味い、多い少ない言っちゃダメっすね。

いや!美味かったです!美味かったです!・・・・・・ただ、オッサンにはちょと量が物足りなかったんです!(笑)。
実にシブい品揃え。

どんだけ売れるのか訊いてみたい。
以前行った石切神社とは異なり、漢方薬屋はあまりありません。
中国自動車道の下をくぐってさらに参道は伸びています。
谷がだんだん狭くなってきて、
・・・・・・ようやく到着。

とても小さい山門。
有名な割には小さなお寺です。
押しあい圧し合いしながらまずはお参り。
境内を埋め尽くす人の波。

かすんでるのは線香の煙です。
拝殿の裏手にあった「荒神影向の榊」にある、不思議な仕掛け。

ここの賽銭をもらって帰って、いいことがあると倍返しにするのだそうです・・・・・・いずれ200円返さんとあきません。
藁葺屋根の断面のように見える、うずたかく積まれた火箸の山。

ここは三宝荒神(かまどの神様)を祀ることから、厄年が明けるとこうして火箸を納めるのが習わしとか。
ここは「一願地蔵尊」っちゅう水掛け地蔵。

みなさんナサケ容赦なく水を浴びせています。
もと来た道を下って行きますが、人出は一向に減る気配がありません。
とてもレトロなベビーカステラの袋。
デッドスペースをなくすためか、お好み焼きはほとんど四角形になっちゃってます。
昔々、住吉大社のこぉゆう屋台で無茶苦茶にボラれたことを思い出しました。
荒神さんだけあって、荒物屋の屋台もあったりする。店番のオネーチャンはかなり美人ですな。

何を思ったか、餅焼く網を買ってしまいました。
ただ、残念なことに、以前に来た時より固くシャッターを閉ざした店が確実に増えてる気がします。

寂しいことです。
あまり見たことのないメーカーですね〜。
駅もだんだん近づいてきたので土産を買い込みます。
あと、リンゴ飴も。
賑わう参道とは裏腹に、どの店も閉まって森閑とした駅前の公設市場を抜けて駅に戻ります。
ヨメは少々お疲れ気味。
真っ直ぐ帰っても良かったのですが、子どもたちが道頓堀を見たいというので途中下車。

このグリコの看板はもはや大阪の象徴の一つです。
水質浄化作戦が功を奏したのか、昔に比べて随分水が綺麗になりました。

今や川沿いに遊歩道まであります。
これは実は意外にあちこちにあるんですよね〜。

動くのはここだけだと思いますけど。

この後、初売りの福袋を買いました。
思えば南海なんば駅もずいぶん様変わりしました。

大阪球場は住宅展示場に変わり、ロケット広場のロケットもなくなりました。

そぉいや発車のベルが反響する大鉄傘のドームの下、紀勢線に直通するディーゼルが停まってる、なんて光景はもう30年以上も前、遥か昔の話になってしまいました。
そんな昔から南海に乗ってるくせに、ついぞこれだけは乗ったことがなかったりして。

明日はクルマで初詣ハシゴに出かける予定です。

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