「シズカナカクレガ」ヘヤフコソ
2007 山梨(午後)

午後の一発目は、以前入りそこねた上野原IC近くの集落を上がったところにある、鶴鉱泉「つるや旅館」

まるで民家な外観。

なお、ここから先は昨年の山梨行でも取り上げてますので、そちらもご参照下さい。
玄関もまるで民家、旅館らしさはまったくありません。
浴室入口。
効能書。

・・・・・・って、「療養泉には該当しない」って但し書きつき(笑)。
脱衣場は4人くらいでいっぱいの狭さで、脱衣棚の奥行が極端に浅いのが印象に残りました。

右が浴室入口。
1つしかない浴室全景。

いわゆる「ポリバス系」ですが、頑張れば5〜6人入れる広さがあります。
準備完了!

なんだか黄色っぽい画像になってるのは・・・・・・
・・・・・・ストロボ焚くとこんなんになるからです。

ホント、寒い時期の温泉の模様を写すのはむつかしいです。アップばかりで何がなんだか分からなくなりがちだし、ワンパターンになるし。
湯は激アツに加温されてありました。
せっかく沸かしてくれたのに申し訳ないのですが、かなり水でうめてようやく入湯。
なんだか家の風呂に入ってるみたい(笑)。
しかし、みんなで入ってバチャバチャやってるとすぐにこうして湯気が充満。
浴室のすぐ外には源泉らしき囲い。
------家の風呂もこれくらい広かったらエエのになぁ〜、と私。

------ガス代なんぼかかる思てんの!?、とヨメ(笑)。
入口付近を見たところ。
引いた写真が少ないのは、湯気のせいもありますが、も一つの理由として浴室自体が狭いこともあります。
そろそろ上がることにしましょう。
脱衣場奥はそのまま勝手口のようになってます。
椎茸のほだ木が並べられてありました。
上機嫌。
浴室付近より玄関方向を望む。
ホント、この看板がなかったら絶対に分かりません。
浴室付近を望む。右にあるのは源泉の水タンクでしょうか?

営業している旅館としてはココ、日本一辿り着きにくいのではないでしょうか?村を上がる道にも看板の類は見当たりませんし。
続いてやって来たのは、これまた以前コケた、旧甲州街道・犬目宿近くにある古城温泉・・・・・・正しくは「扇山の古城温泉」
浴室は母屋の裏手の離れの一角にあります。

画面中央がそれ。
湯殿入口。

独立した建物となってます。
とても古そうに見えますが、古材を使って割と最近建て直したもののようです。
早速脱ぎ方開始。寒いのもあってもう、速い速い。
浴室は横に細長く、三方がガラス張りになった明るい雰囲気。

広さのわりにカランの数が少ないのが特徴。
反対方向を見たところ。
浴室を入ってすぐ左側を見たところ。

外は小さな谷になっています。
ピースしたりなんかして(笑)。
床が緑色してるのは苔や藻ではなく、何かの塗料を吹き付けてあるためです。

全体に手作り感の漂う浴室といえます。
お湯は若干泥っぽい色が付いていますが、無味無臭でクセのないもの。コンクリート素塗りの浴槽とも相まって、同じ山梨の旭鉱泉を思い出しました。

効能書きが見当たらなかったところからすると、いわゆる規定泉ではないのかもしれません。
まぁ、泉質は一切気にしないのがうちの流儀ですが。

ワケ知り顔に「源泉掛け流しがどーのこーの」とかヌかすのは大嫌い。
吹き抜けになった天井を見上げる。金物が現代的なところからも、建物がレトロに造られた最近のものだということがうかがわれます。
かなりぬるめでしたが、その分いつまでものぼせずに入っていられました。
そろそろ上がります。
こんな風に写るのは温泉が気に入った場合のみ。

背後は脱衣場。
早く身体を拭かないとやや寒い。
入口方向を望む。

階段になっているのは半地下なのではなく、縁側から入る構造になっているためです。
昔ながらの、玉がウニョンウニョン動くマッサージ機がありました。
それにしてもこのコンクリート部分に吹き付けられた緑は何だったんでしょう?
通常はここまででおいとまするのですが、オバチャンがぜひ休憩して行けと言う。

お言葉に甘えて、以前も上がらせてもらった能舞台のような豪勢な総桧造りの座敷でゴロゴロ。
窓の外には貯水池が見えます。
まぁ、召し上がってくださいなと出されたもみじ饅頭とポカリ。

そぉいえば前来た時もポカリ出してもらったなぁ〜。
続いてバナナ。
そして、自家栽培という椎茸までお土産にくださいました。

僅かな入湯料でこれだと赤字ぢゃないでしょうか?
本業は造園業らしいこの鉱泉、昼間はオバチャンが一人でやってるらしく、あまり大勢でワイワイ押しかけれるところではありませんが、しみじみした素晴らしい佇まいの温泉です。

このあとは上野原から珍しくガラ空きの中央道を戻りました。
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