「シズカナカクレガ」ヘヤフコソ
2007 長崎(四日目)

早朝、何度目かの諫早の駅。
そして今日も大村線。
雲ひとつない天気も同じ。
昔、対岸のルートをバイクで回ったことがあったな〜、とか思い出してるうちに・・・・・・。
大村到着。
けっこうな数の乗客が乗り降りします
かつては3面4線のかなり大きな駅だったことが分かります。
ローカル線としてはかなり堂々とした駅本屋。
駅前ロータリーには謎の飾りつけ。
駅前もまずまず賑わっている印象。
佐世保方向を遠望。
何でか分かりませんが、ちょっとだけ架線が張られてあったりします。
実は仕事を済ませてから町を散策しようと思ってたのですが、今日もこれまた暑く、昨日同様、いったん宿に引き上げることにしました。
名物の大村寿司の計画もこれに化けました(笑)。

そうそう!九州の駅って立ち食い蕎麦があまり見当たらないんですよ!
・・・・・・ってなワケで、今日もクーラーギンギンに効かせた部屋でシエスタ決め込んでから、川沿いに本諫早の町へ。
ん?
・・・・・・だそうです。
こんなに穏やかに見える本明川ですが、これまで何度も大きな氾濫を起こしている暴れ川だったりします。
有名な眼鏡橋に到着。

国内の石の橋では最大級のものでしょう。
長崎のものより格段に大きい。

見事な造形美で、日本の建造物での重要文化財第一号だとかなんとか。
ところが昭和32年の大水害は、あまりにこの橋が頑丈なもんで、流木とかが引っかかってダムのようになって川が溢れたそうです。
んなワケで今は公園に移築された云々、と看板に書いてありました。
すぐ近くにはだから慰霊碑があったりする。

近くに学校があるのでしょうか、ブーカブーカとブラバンの練習する音が聞こえてきます。
「高城回廊」と呼ばれる水路に沿った径は遊歩道になっています。
昨日に引き続き古い町並みをブラブラ。
こぉゆう零細な景色になぜか心惹かれてしまう。
饅頭のことを「万十」と書くのは九州に多い気がします。

あ、ムツゴロウの形の「むっちゃん」も「万十」だ。
ここにも恵比寿像。

どう考えても豊漁祈願ではない感じ。馬頭観音が建立されるのと同じ伝のような気がします。
・・・・・・なーんて、暗い物思いにふけってても仕方ありませんな。

今日の夕食はここ、諫早随一の老舗である「福田屋」。
皇室御用達の名店だとのこと。
なるほど、黒光りする重厚な店内。
そうこうする内に「うなぎ定食(上)」が運ばれてきました。

この店は丼よりも定食なんだそうです。
お〜!

エエ感じやん♪
鰻、大好物なんですよ。
この店の特徴はこの土鍋みたいな器。

二重底になった下の方にお湯が入っており、直火で蒸し上げるんだとか。供してからの保温にもなるスグレモノ。
能書きはともかく完食。

ご飯は茶碗に3杯分くらいありました。
やっぱ美味いモンは美味い!
寂れた商店街の中で、唯一ここだけが古い佇まいを残して異彩を放っています。
食後はダラダラと島原鉄道に沿って宿に戻ることにします。
思いっきりタイフォンを鳴らされてしまいました。

なかなかポップなカラーですね。
暮れなずむバスターミナルのところまで戻ってきました。

明日は南に向かいます・・・・・・が、台風が近づいてるんだよな〜。

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