2006 山梨(初日) |
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2006年6月、およそ三ヶ月ぶりの温泉行。
昨年の山梨行と同じく中央道を勝沼ICで下りて、まずは塩山温泉に。 |
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宏池荘に入ろうとしましたが・・・・・・ |
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何だかフツーの銭湯みたいなのでパスしました。
露天風呂は宿泊客のみしか入れないそうです。 |
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日が昇って暑くなる前にサクランボ狩りをすることにしました。
メチャクチャ甘くて美味い。 |
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テンコ盛りに食いまくる。
サクランボは大体6月一杯だそうで、その後は甲府名物の葡萄がピークを迎えます。 |
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一軒宿の一之橋温泉に到着。国道を外れて降りたところにある閑静な宿です。
写ってるのは宿の女将さん。 |
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風呂は男女別の内湯になっていますが、片方には湯が入っておらず、先客の方が出られるのを待ちます。 |
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岩風呂のいわれ、だそうです。
明治28年に寺子屋から温泉宿になった云々と達筆な字で書いてあります。すごい業態転換ですね。 |
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お客さんが上がるまでまぁまぁどぉぞ、とお茶を出してくれました。
とても話し好きで親切な女将さんです。 |
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お茶請けの梅、2種。
赤いのが甘く漬けたもの、黄色いのが昆布漬け。どちらも美味。 |
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歴史を感じさせる座敷です。 |
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庭には丸見えの露天風呂がありますが、まだ湯が入っていません。
混浴のジャグジー状のものです。 |
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ようやく空きました。
タイル貼り、台形の湯船で隅に岩を配したごく平凡な形式ですが、ケレン味がなくていい感じ。 |
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早速入湯。 |
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近くの川浦や天科等と同様、無色透明・無味無臭のサラッとしたきれいな湯です。 |
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・・・・・・年々太って行くな、おれ。 |
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谷に面した側の窓をバックに。 |
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外はどうなってんだろ?と覗き込むと・・・・・・ |
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きれいな深い淵になっていました。
そういえば旅館入口の横に遊漁券売場がこしらえてありましたので、釣り客で賑わうのでしょう。 |
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岩の間から過熱した源泉が少しづつ注がれています。
緑色のはみんな造花。 |
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何となく身体も洗います。 |
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ようやく眠気も醒めてきました(笑)。
サクランボ食べ過ぎておなか一杯だったのです。 |
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ここで悲劇が起きました!!
セルフタイマーで撮って、置いてたカメラを取ろうとして手を滑らせ、カメラはそのまま浴槽に水没。
見事サイバーショットご臨終!南無南無。 |
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あわてて甲府市内に出て、電気屋でデジカメ買いなおして、ついでに気分も取り直して、到着したのは国道沿いのガソリンスタンド。 |
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ガソリンを補給するついでに |
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温泉に入らせてもらいます(笑)。
ここには給油したお客さんのみ、無料で入れる温泉があるのです。 |
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男女別に別れていますが、内側から鍵が閉めれるのでいっしょに入ることにしました。
ちなみに子供たちはパス。
まるで家の風呂ですが、温泉成分で湯船が染まっているのが分かります。 |
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「しっかしなんでわざわざガソリンスタンドで温泉入らないかんのん?」とかボヤきつつも準備完了。 |
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「全然お湯入ってへんやんかいな〜。ラブホテルで風呂にお湯、入れるみたいな気分やね〜」
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ま、とにかく入ることにします。 |
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しかし、お湯の量はひじょうに豊富なものの、いかんせんぬるい。 |
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追い焚きスイッチでようやく普通の暖かさになりました。 |
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外からは「オーライオーライ、は〜いOKで〜す」という、クルマを誘導するスタンド店員の声が終始聞こえていました。 |
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そろそろ上がることにしましょう。
ま、落ち着かんのは事実ですね。 |
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でも、何のかんのでこの奇妙なシチュエーションは楽しめました。 |
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風呂掃除もこまめにやっているようですし、長距離トラックの運転手等には便利でありがたい設備だと思います。 |
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オイル交換を待つほかのお客さんには奇異の眼で見られてしまったかも(笑)。 |
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河口湖目指して御坂みちを上がり、到着したのは旧道の峠にある茶屋。
太宰治がここに逗留して「富嶽百景」を執筆したことで知られています。 |
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しかし、かすんでて富士山はおろか、河口湖も良く見えません。 |
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女学生にシャッターを頼まれることもありませんでした。 |
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河口湖に下りて、その町外れまでやってきて着いたのは |
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山梨県屈指の鄙びた鉱泉の一つ、と言われる「旭鉱泉」。 |
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手書き看板がいい味出してます。 |
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入口からしてこのシブさ。
期待度もいや増す、というものです。 |
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変わった作りで浴室は大小二つに別れていますが、脱衣室は衣類棚で大まかに仕切られてるだけです。 |
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それにそもそも向って左の小さい方は水風呂。
つまりは混浴です。 |
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これまた味のある手書きの説明書き。 |
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その横の成分分析表・・・・・・ではなく一般飲料水水質検査結果書(笑)。
温泉法上の温泉には該当しないようですが、ま、どうでもいいことです。 |
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浴室内部から見たところ。
敷居の高さと新しさからして、元は完全に混浴だったのでは、と思われます。
高いところにこれまた手書きの成分表。 |
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天井の吹き抜けを見上げたところ。
古い作りに好感が持てます。 |
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入ってきました。 |
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シンプルなコンクリート素塗りの浴槽がこれまたシブい。 |
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わずかに白濁した湯は循環ではない様子。
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窓側にはちょろっと観葉植物。 |
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窓の外には薪の積み上げられた小屋が見えます。 |
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洗い場部分もコンクリート素塗り。 |
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子供たちが水風呂に行ったのを覗いています。 |
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メチャクチャ冷たい!とか言いながらもはしゃいでいます。 |
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こっちは弛緩モード。 |
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いや〜、大当たり。充分に堪能しました。 |
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こうして見るとあちこちに手作りの飾り等がしつらえてあるのが分かります。 |
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浴室入口方向を見たところ。
子供が「背後霊〜」とか言いながら写っている方です。 |
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脱衣場の隣がなぜか自炊の台所になっていました。 |
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入口両側にある休憩室のこれは広い方。 |
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茶箪笥の中には売り物のカップラーメン。 |
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脈絡の無い民芸品が飾られているのが、田舎の親戚の家にでも遊びに来たような雰囲気でGood! |
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実に素晴らしい鉱泉でした。 |
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富士急を挟んで東側、細い道を上がって杓子山という山の中腹にある不動湯にやってきました。
ちなみに地図にあった杓子山鉱泉、というのはついに発見できませんでした。 |
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忽然と町営のリッパな旅館が現れます。 |
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この当に館内はかなり広く、浴客が一杯。 |
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浴室は男女別でそれぞれ2ヶ所に別れていて、入口に近い方は「皮膚病専用」となっています。 |
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皮膚の病は無いので奥のフツーの方へ。
右が過熱浴槽、左が弱過熱の源泉槽。右のお湯は塩素臭がしたので、さらし粉を添加してるのかも知れません。
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浴室入口に張られた注意書き。
水風呂の「こちらの風呂が熱いと価値ありません」の断言口調がいい感じですね。 |
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ここは湧水を沸かした鉱泉なのですが、特長に「一般地下水よりも各イオンが非常に少ない」と書かれています。
つまりここも温泉法上の規定泉には入らないようです。 |
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建物裏手には蛇口が数ヶ所あり、たくさんの人がポリタン持って訪れていました。
どうやら名水として近郷近在では非常に有名なところのようです。 |
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そのまま都留方面に向かい、鹿留オートキャンプ場にテントを張ることにしました。
明日は大月周辺を集中的に回ります。 |
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