「シズカナカクレガ」ヘヤフコソ
2006 山形(四日目 午後)

とうとう日本海までやって来ました。
夏の日本海の「青」の素晴らしさは、こんな写真では伝えきれませんね。
しかし、アテにしてたキャンプ場ってこれ(笑)。

こりゃ〜単なる砂浜、っちゅうモンやおまへんかぁ〜っ!!
小さな島があって橋でつながっています。
取りあえず、ここにテント張る気はまったく失せたので、散歩することにしました。
あら、先っぽは崩落のために行き止まり。
島全体が神社の境内になっています。

いかにも海のお社らしい、魚の形の山車がかわいい。
海の透明度はバツグンですね。
・・・・・・と、マッタリしてる場合ではありません。

今夜の宿を決めないと。
明日は東京に戻るし、最終日くらい旅館でもエエやろ?ってコトで、アポなしダメ元で湯ノ瀬温泉に電話を入れると、快くOKしてくれました。

子供たちは浴衣が着れると言って大喜び。いや〜、庶民に育ってよかった。
いったん海岸線を離れ山の中に入って行きます。
まだ時間に余裕があるので、上の看板で見かけた「日本一の玉杉」っちゅうのを見ることにしました。
うわ、確かにこりゃデカいわ!
その由来。

村興しのための物産館等もありましたが、誰もいませんでした。
周辺も何となく寂れた感じです。
今夜の宿に到着。

旅館に家族で泊まるの、何年ぶりでしょう(笑)。

今日の予定はここまでなのと、ここは立ち寄りを受け付けない温泉なので、少しシッカリ紹介しましょう。
飛び込みの客なのに下駄箱の札まで作ってくれてありました
玄関の様子。
いかにも家族経営な雰囲気のロビーの様子。
帳場付近の様子。
有名人の色紙でいっぱい。
部屋入口。
いちいち驚き喜ぶ子供たち。

そんなにテントがイヤなんかいっ!?
お茶請けの打ち菓子には「露天風呂」の文字が。
温泉の残り湯で育てている錦鯉。

元々は川魚の養魚場を営んでおられたようです。
夕食までずいぶん時間があるので、周囲を散策。

今回の旅でも酷使したなぁ、クルマ。
旅館全景をバックに。
食事前に風呂に向うことにしましょう。

増築を繰り返したらしい、上がったり下がったりの迷路状の廊下を進むと・・・・・・
・・・・・・到着。

効能書き。
内湯はひじょうに小さく、露天風呂のオマケのような感じです。
ここの名物は何といっても、時間800リットルという湧出量を活かした、この巨大な混浴の露天風呂。

目測ですが幅約10m、奥行きは40mくらいあるのではないでしょうか。
目隠しのされた女湯スペースもありますが狭い。
いきなり泳ぐ!(笑)。
一番奥あたり。

人間は大きさや広さを表現する場合、手を広げます。
奥に見えるのが、内湯の出入り口です。
左が女湯スペース。
大きさや広さを表現するのに、横たわることも多い。
ひじょうにクセのない清澄なお湯が特徴。
向こう側は
ちなみに完全な露天ではなく、このように透明ビニール張りのビニール張りのドームで覆われています。
いや、それにしても広いね〜、とか言ってるところ。
ちょっとポーズ。

同じような写真の連続ですみません。
川原近くには別に温水プールもありますが、ここ自体すでにプールと呼んでかまわない広さと深さがあります。
お湯にあまりクセがないので、
出たり入ったりして、長時間過ごせる印象ですね。
ともあれ泊まって入るに値する素晴らしい温泉です。
そろそろ上がることにしましょう。
最後にアップで。
内湯は男女とも素っ気ない。
ちなみに源泉は風呂のあちこちに注ぎ込まれています。
念願の旅館の浴衣・・・・・・なんでそんなに嬉しいのか?
旅先でTVが観れる幸せ、だそうです。

たしかにテントぢゃねぇ・・・・・・。
そうこうするうちに食事の時間になりました。
まずは第一陣。

上左から甘鯛塩焼、角煮、魚と岩ガキフライ、真ん中は酢の物二種とヒジキ、左下は茶碗蒸、香物
こちらは子供の料理。
続いて第二段到着。

夏の名物、生の岩ガキ。まったく臭みはありませんでした。
造り4種盛。

マグロ以外は良く分かりませんでしたが、どれもムチャクチャ美味。
ひじょうに上機嫌。
こっちも。
まぁ、ストイックに野宿ばっかしてても仕方ないですしね。
こら〜、もっとシッカリ食え〜。
カキ嫌いのヨメも絶賛。

一口で食べるのはしかしタイヘン。
嬉しいのはまぁ分かるけど、ナニやってんだか・・・・・・(笑)
何とか全員完食!
一休みして、別にある内湯に入って、
あとはダラダラして早く寝ました。

明日はもう帰るだけです。
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