「シズカナカクレガ」ヘヤフコソ
2006 信州(二日目)

翌朝はいかにも秋の山峡らしく、厳しい冷え込みとなりました。
それでもゲームをするガキ共。
支度をしてるのですが、どう見ても「高座で一席打ってる」みたい(笑)。
夕食に引き続きボリューム満点の朝食。

右下の漬物と真ん中の多分ジャガイモの千切りをさらしたモノが美味かった。
それにしても単独行動だよな〜。
すでにストーヴが焚かれています。
かつて泊まった「秀清館」を遠望。

右下に見える石組みが共用の露天風呂。
源泉の全景。

おそらくこれも2軒で共用しているものと思われます。
露天風呂をバックに。

緑がかった湯であることが分かります。
出発前に全員で一枚。
残り湯の流れ込む池にはつがいの鴨。

餌の心配がないのかほとんど動きません。
・・・・・・で、再び到着したのは切明温泉。
空は見事に晴れ渡っています。
メチャクチャに冷え込んでる中、早速岩陰で脱ぎ始める女性陣。
近くにある高温の源泉。とても入れません。
おお〜、エエ湯〜や。
ちょっと遅れてHer/L/BちゃんComes。
う〜!さぶさぶさぶさぶ!
入るとしかし、エエ湯加減。
背後がそのまま川になっているのが良く分かります。
傍若無人なオッサン!(笑)。
ようやく全員で。
しかし、天然だけあって浅いですね〜。
実は2人とも朝から体調不良だったりして。
最後に一言!

こんなにもポピュラーになってしまった切明温泉ですが、これだけは声を大にして言いたい。

    「入りもせんのに来るな!!」
女性陣が言うには、あまつさえ岩陰で

    「ウ●コしたバカまでおる!!」

とのコトでした。嘆かわしい限りです。
・・・・・・で、ここまで目立たなかった上の子。

何をしてるのかと思ったら、ちょっと離れたところで湯船を掘ってました(笑)。あくまで単独・マイペース。
ホンマしかし、日本の観光地をダメにしてるのは、実は年金世代なんぢゃないかと思います。
この頃すでにHer/L/Bちゃんには風邪の症状が出始めてました。
こうして写真に納まると実にフツーの家族ですな。

実際フツーなんですが(笑)。
奥志賀林道は見事な紅葉です。
ぼかしてもハゲが分かるのが悲しい・・・・・・。
冬場は一面のゲレンデとなる高原地帯を越えて・・・・・・
やってきたのは上林温泉「塵表閣」。

素晴らしい佇まいの旅館ですが、予約だけで入湯も一杯とのことで断られました。
仕方なく次の目的地、地獄谷温泉に向かいます.
その名の通り、近づくにつれ湯の湧き出しているのが随所で見られます。
有名な一軒宿「後楽館」の露天風呂はタイムアウト。

それに次から次にこうも観光客がやって来てはおちおち入ってられません。
天然記念物にもなっている間歇泉の前で。
野猿公苑に来ました。
こいつ、ボス猿。

監視員の前に座って身じろぎもせず、ナカナカ威厳があります。
有名なお猿のお風呂。
この直後、一斉に歯を剥いてすごまれました。
猿でも赤ん坊は澄んだきれいな眼をしていました。
紅葉はだんだんと温泉街に下りて来ています。
ちょうど昼食の時間なのでブラつくことにします。
昼下がりの閑静な温泉街の佇まい。
何かミョーにいい感じの中華料理屋。
射的・スマートボール場があったので入ります。

けっこうやるとこれがハマる。
確信はないのですが、以前にも入ったことのあるお店のような気がします。
今度は向かいの和菓子屋に。
陽だまりでだらしなく眠る猫。
温泉まんじゅう買ってゴキゲン♪
川沿いにとっても怪しい雰囲気の蕎麦屋発見。

入ってみたかったのですが暖簾が出ていない。
・・・・・・なもんで比較的ノーマルな外観のここに入ることに。
いや、昨日に引き続きマジ美味かったっす!!

ツユは信州では珍しい濃い口でした。
ゴマだれそばを食するT。
一人うどんをすする下の娘。

モノ食うとき、異常に大人しいのが特徴。
蕎麦ナントカっちゅうデザート。

お味の方は・・・・・・んん〜、菓子類冷やす冷蔵庫は食材とは別にしようね(笑)。
体調不良者続出なので、もう後はムリしないことにして土産購入。
渋・湯田中といえば外湯めぐりが有名ですが、これが合鍵ないと入れなかったりする。
突然は急にいきなり出し抜けに!

一つだけワガママ言わせてもらって、沓野温泉「くつの館」に立ち寄ることにしました。
内湯の窓を出ると・・・・・・
・・・・・・小さいながらも混浴の露天風呂があります。
He/R/Aも実は昨日の燕温泉でわき腹を打って肋骨が痛かったりする。
ま、暖めて治せ!っちゅうコトで。
渋・湯田中温泉郷はどこも清澄で熱めの湯が特徴です。
湯上りに一枚。
効能書き。
湯上りに女将さんが部屋に招き入れてジュースを出してくれました。

背後の額は信州の家でよく見かける「信濃国」の歌詞。

  ♪信濃の国は十州に境連ぬる国にして
  ♪聳ゆる山はいや高く、流るる川はいや遠し

ってアレです。
ホッと一息、って感じ。
温泉街から外れてポツンとある、とても落ち着いた佇まいの旅館でした。

真ん中は女将さん。
湯田中の駅にはカラーリングを復刻した電車。

「美わしの志賀高原」の歌が流れています。
さて、大渋滞が明らかな帰路をどうするか?
・・・・・・結局、草津白根ルートが初めての二人のために白根山ルートを取りました。
・・・・・・って、もうかなり女性二人はヘロヘロやったんですけどね。
そのまま万座温泉から上州三原〜軽井沢と抜け、軽井沢バイパスを下り前橋で夕食にしました。
フリダシに戻ったかのような凶悪なオッサン2人のショットでハイ、おしまい。

あとは高崎から高速に乗って一路東京に戻りました。
----Asylum in Silence----秘湯 露天 混浴から野宿 キャンプ プログレ パンク オルタナ ノイズまで
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