「シズカナカクレガ」ヘヤフコソ
2006 逍遥、飛騨(初日)

またもや振り出しは名古屋駅。

今回、上手く休みが取れたので、ソロで高山に向うことにしました。
「ワイドビューひだ」に乗り換えます。

それにしても接続時間が短い。
だいぶこのスタイルも板についてきたな〜。
ワリとあっけなく下呂に到着。やや雲が重いです。

乗客の半分くらいはここで降り、時間に余裕がある自分も急遽途中下車することにしました。
有名な温泉郷の玄関口らしく、小さいけれどきれいな駅舎。
少し早めの昼食にします。
名物(?)と書いてあるので試してみたのがこれ、トマト丼。

味の方は、んん〜・・・・・・シュールでした。
川の東岸の斜面に開けた温泉街。
洋館のような造りの共同浴場。
高台の温泉寺に到着。
眼下には温泉街を一望。
別に何があるワケでもないのですが、とりあえず汗だくになったので、境内で休憩しました。
坂道の町を歩く愉しみの一つに、「脇道の路地を探す」というのがあります。
何か、とても人間くさい感じが、路地にはあるんですよ。
さて、下呂といえばこれ!

「銘菓・下呂の香り」!
「下呂牛乳」っちゅうのもあります。

さすがにカタカナ表示ははなかったですけど。
カエルの置物もあったりする。

ゲロゲロゲロゲロ・・・・・・安直やなぁ〜。
最もブキミなのはこの、小島功のイラストの入った石の置物。

ナゼか中でラジオが鳴ってるんですわ、これ。
週末というのに、道行く人の姿の見えない温泉街。
開けまくった温泉街ですが、案外こういった古い風景がそこかしこに残っています。
でもメインストリートの川沿いはこの体たらく。

日舞のお師匠さんのようなポーズを取る林羅山。
何だか悩んでるチャップリン。由来の説明書きはまったくなし。

チャップリンと下呂、何か関係があるのでしょうか???
庇に規則正しく並ぶ支え棒の感じが飛騨の民家って印象です。
橋のたもとの無料の露天風呂・「噴泉地」にまで戻ってきました。
最初に入ると暑いので、後回しにしてたのです。

それにしても湯船以外、まったく設備がありません。
ライダーらしきニーチャン二人連れに撮影してもらいました。
カップルとかで女性もまぁ、やって来ることは来るのですが・・・・・・
男だけが入って、皆さんドン引きでこのように遠巻きにして見てるだけ。
源泉の湧きだし口にはバッドテイストな注意書き。
急に雲行きが怪しくなってポツポツと雨が降り始めまたので、慌てて風呂から上がります。

やはり屋根のある脱衣場くらいはあってもいいような気がします。
小腹が空いたので「飛騨牛の串焼」を購入。

250円だったかな?
激しく時間が余ってしまいました。

とはいえ今から山登りするほどの時間もなく・・・・・・
駅の待合室でしばし午睡のひととき。
高山まではここ発のローカル列車に揺られていきます。

しっかし、めったに列車なんて来ないんだから、あんな離れたところを乗り場にしなくても・・・・・・。
今時ローカル線では珍しい4両編成。

車掌もちゃんといました。
途中で対向列車と離合したり、特急の通過待ちをしたりで、トロトロと山あいを進んで行きます。

飛騨小坂。
日の翳った久々野。

高山本線の駅は比較的線路が残っていて、他所に較べてあまり荒れた感じがしないのが特徴です。
ガラガラの車内。

クーラーと扇風機のオカゲで特急より涼しい。
飛騨一ノ宮。

終点はもうすぐです。
跨線橋がなく妙にだだっ広い印象の高山に到着。
昭和初期のモダニズムを感じさせるデザインの高山駅本屋。
30リッターザック一人旅は外食が基本。

あらかじめ調べてあった候補の中から、駅近くの焼肉屋「ろくべぇ」に到着。
まぁ、やはり飛騨に来たなら「飛騨牛」ですよ!
左上がバラの3種盛り、そこから時計回りに壺ホルモン、生レバー。

生レバーは大好物なんですが、BSE騒動以来めったにお目にかかれなくなった貴重な一品。
食後、駅東の旧市街を散策しながら行きます。
途中で見かけたレトロな銭湯「梅ノ湯」に入ってサッパリした後は・・・・・・
町はずれの高台の城山公園の平地にテント設営しましたが・・・・・・
しかし、ものすごい数のヤブ蚊の襲撃を喰らって、いったんテントから退却。いや〜、凄まじかった。テントの中に蚊柱が立ってるんだもんな〜(笑)。

することもなく、誰もいない夜の通りを散歩。
蚊との格闘で汗だくになったので、もっかいサッパリしようと銭湯に入ろうとすると、これがもう閉店。

覚悟を決めてテントに戻りました。
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