「シズカナカクレガ」ヘヤフコソ
2006 逍遥、飛騨(二日目)

丹念に叩きまくったのと、幸か不幸か夜中に雨が降って冷え込んだのも手伝って、無事朝を迎えることができました。
実はここ、今を去ること20余年前、同じように野宿して、夜中に不審尋問で警官に起こされた因縁の場所だったのです。

今回は警官ぢゃなくてヤブ蚊かよぉ・・・・・・
公園の周囲には割烹旅館が数軒あって、ちょっと山の温泉街に着たような雰囲気。

かつては旦那衆の奥座敷だったのかも知れません。
朝市でごった返す陣屋。
商店街では「飛騨味まつり」というのが開かれ、屋台が立ち並んでいます。
飛騨牛すじカレー、なるものを食しました。300円也

・・・・・・が、ここでおなか一杯になってはいけません。
昼の目的地はここ、高山ラーメンの元祖といわれる「桔梗屋」!

飲み屋街の奥まった分かりにくいところにある小さなお店です。
ワンタン麺好きなので・・・・・・。

味はサッパリした懐かしいものです。量はかなり少なめなので大食漢には大盛をオススメします。
ここも朝市でごった返す宮川河畔。
北上して屋台会館の方から、東山(無論、これも京都を模した呼び名)を散策することにします。
いかにも町家より、こんなレトロさの方が好きかも。
「オリエンタル即席カレー」の看板が泣かせる食料品店。

奥に看板が見えるのは、有名な蕎麦屋。
東山白山神社。

このあたりまで来るとさすがにかますびしい観光客もいません。
杉木立の中の参道を下り・・・・・・
風呂屋の前を通って・・・・・・
旧江戸街道の分かれ道のところまでダラダラと南下して・・・・・・
かつての街道の辻に残る灯篭を見て・・・・・・
そこから引き返すように城山に向けて・・・・・・
三猿の刻まれた庚申塔のある杉木立を登り・・・・・・
大隆寺の境内を抜けたところで・・・・・・
道に迷い、えらく町はずれのトンネルに出てしまいました!!(笑)

折からの雷雨にアセッたのが敗因。
それでも何とか旧市街に戻れました。

メチャクチャ渋いオモチャ屋。
いかめしい蔵が印象的な質屋。
飛騨国分寺。

小さな鐘楼。
マイナーなスポットらしく観光客の姿はまばら。
曇り空にそびえる三重塔。
飛騨名物の「さるぼぼ」ではなく、庚申参りの身代わり猿ですね。

最近、「徹夜」に関する行事や風習に惹かれています。
駅近くで見かけた古風な大衆蕎麦屋。

民芸調の店構えより好きだなぁ〜。
レトロな石鹸問屋。

三ツ輪石鹸なんてツブれて何年になるのか。

♪わっわっわぁ〜♪輪が三つぅ〜♪
まだ鉄道が華やかだった時代の雰囲気が幾許かは残る、だだっ広い高山駅を遠望するショットで旅のレポートを終わります。
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