2005 東北(三日目 花山〜神滝) |
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昨日のお昼が遅かったので、今日はちょっと早めにしようと「道の駅」に立ち寄ります。
最近、地方財源浪費のための公共箱モノ建設が苦しくなる中で登場した、一人気を吐く施設です。ここも超豪華な作り。民営だったらイッパツで倒産ですね。 |
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どうやら山芋がウリのよう。 |
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手打ちソバ自体はマァマァでしたが、ダシはちょっと・・・・・・
竹炭の置物を土産に買いました。 |
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細倉マインパークに着きました。
メチャクチャに暑いのでちょうどいい。 |
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ここはしかし、何だか他の観光鉱山とは違う気配。
イメージキャラの「Hボーヤ」のデザイン感覚に脱力観光の予感。 |
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出だしは鉱車とか、まぁわりとフツー。 |
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妙にリアルなマネキン。
近づくとカックンカックン動くのがブキミ。中央のオッサンは「ダンカン」に似てます(笑)。 |
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垂直に鉱脈を掘り進んだ巨大な亀裂。
こぉゆうのを淡々と見せてくれる方が探検っぽくて好ましいんですが・・・・・・ |
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ともあれ、アリの巣のような坑道の様子、とか、ここまでは至ってノーマルでした。 |
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こっからや!
何で惑星や?順番も大きさも何も無視してるし・・・・・・・。 |
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さらに分からんオブジェ。
胎児から出た血管が周囲の球にくっついて。フニョフニョと光っています。 |
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で、いきなり暗転して蛍光グリーンに壁が光ったり・・・・・・ |
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唐突に現れる、砂金すくい体験。
別料金のお値段割と高め。 |
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坑道の奥からは3色レーザー光線ビーム!! |
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うお!宗教入ってきましたねぇ〜。 |
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蚊取り線香のような渦巻きをバックに風神・雷神。 |
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これも得体が知れない。
本地垂迹・神仏習合、なんやかんやのテンコ盛り、って絵です。 |
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来迎図かと思ったら、いろいろな神さん表現してるらしい。
「土産神」には笑いました。それを言うなら「産土〜〜うぶすな〜〜神」でしょう。 |
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ブヨブヨと光るのは恐竜のタマゴだそうで・・・・・・ |
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挙句の果てはピラミッド内部。
壁の割れ目の中にはブラックライトのチープな仕掛けがありました。 |
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極めつけはこれ!!キャプションムチャクチャ!!
「今から60万年前、讃岐国分台の住人が仏教音楽の立場から苦心探層し、採掘を始めたものです」
・・・・・・だって(笑)。これ書いた人はちょっとキティガイなのかも知れません。子供たちが遠足の社会見学で訪れてないことを祈ります。 |
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そうしていきなり火山が噴火して・・・・・・ |
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造花だらけの緑の楽園が登場。
どうやら悠久の生命の歴史を表現していたようです。 |
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ものすごい脱力感と共に出口に戻ると、そこは土産コーナーでした。「産土」でなくって安心(笑)。
ともあれココ作った人はそれなりにマジメに町おこしと廃坑の活用を考えたのかもしれませんが、結果的に出来上がったものは、ヤマに働きヤマに死んだ人々も、観光客も愚弄するような、とてつもないB級脱力観光施設だったワケです。
店内も外も、ず〜っと演歌が流れていました。 |
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隣の谷間に巨大な精錬所が残ります。 |
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ここの景色はむしろこちらが正しいのでしょう。 |
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その一角にある鉱山資料館に入ります。 |
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平日の午後とは言うものの、見学者は自分一人。 |
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全くクルマの停まっていない広い駐車場の片隅にも鉱車。 |
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・・・・・・やはり郵政民営化は絶対断行すべきだと、この看板見て改めて思いました(笑)。
こんなことしてる組織体が特定の田舎に金落とすことはあっても、国民の役に立つワケがないわなぁ。 |
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さて、細倉といえば、鉱山鉄道で有名でした。 |
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今は電車止めてジーゼルに切り替えて細々と頑張っていますが・・・・・・ |
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ついに力尽きて再来年の廃止が決まっています。
雨ざらしで放置された機関車は、もはや「記念物の展示」っちゅーより、「墓標」と呼ぶべきなのでしょう。 |
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鳴子には下らず、県道と林道で鬼首に戻ってきました。吹上に連泊です。
あまり考えずに、ちょっと手前の一軒宿の「神滝温泉」に立ち寄ります。
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民家のような玄関。
近在の湯治場といった雰囲気です。 |
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梁にはツバメの巣が一杯。 |
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建物奥の浴室入口。 |
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本来は男女別なのですが、家族ということで全員男湯に案内されました。 |
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古いタイル貼りの室内にはシンプルな浴槽が一つ。
湯はサラッとして、底はかなり滑りやすい。 |
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洗い場の狭さから、古い形式を残していることが分かります。 |
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ちょっとアップで。 |
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窓の外には廃業したドライブイン。 |
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・・・・・・しっかしアンタも飽きんとよぉ撮るなぁ〜、と(笑)。 |
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本来壁は板壁だったのを波板に張り替えたのでしょう。 |
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玄関付近を望む。 |
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入って右奥。向こうが女湯。 |
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「コマネチ!」やて(笑)。 |
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ま、アホなことばっかりしてても仕方ないので、入って温もります。 |
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入口をバックに。 |
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浴室方向をバックに。
波板のオカゲでかなり明るい雰囲気です。 |
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右側が出口、左が女湯へのドア。 |
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コチャコチャと詰め込まれた民芸品。 |
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入口方向を望みます。
老朽化は進んでいますが、きれいに保たれています。 |
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非常に簡素な客室。
木の襖がシブいですね〜。 |
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最近の子供はダイヤルの回し方を知らない! |
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独特のアーチを描く軒。 |
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たぶん洗濯場跡。
旅館の下にありました。 |
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旅館全景。
穏やかなバーサンが守る素晴らしい湯治場でした。 |
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キャンプ場に戻りました。
ちなみに画像はこのようにして、毎日PCにセーブしています。 |
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炊事棟で味噌汁を作ります。 |
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灯りの点々とする夜のキャンプ場の風景はけっこう好き。 |
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そろそろ寝る準備。 |
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バッタとカエルとコガネムシの三すくみ。 |
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テントの天井を見上げたところ。
メッシュは大きいのですが、フライにベンチレータがないので通気性はイマイチ。 |
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何してるんかと思うたら、アブに噛まれた尻掻いてました(笑)。
明日は近場を回ります。 |
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