2005 東北(初日) |
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盆前に休みを取って、4泊5日の予定で目指したのは、やはり東北。
高速道路をひた走って、最初の目的地に到着。今回は初日に観光を固めたコースにしています。 |
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大河ドラマで脚光を浴びる奥州・平泉の「中尊寺」です。 |
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長い長い参道を登って行きます。 |
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よ、読めんぞ!これでは!(笑)。 |
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あちこちで山百合が咲いていました。 |
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特異な形の鐘楼。
雪が多いからでしょうか? |
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中尊寺といえばこれ。金色堂。
知ってる人には説明不要ですが、見えているのは「鞘堂」と言われるカバーのようなものです。内部撮影は不可。 |
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これは昔の鞘堂。少しはなれたところに移築されています。松尾芭蕉が見たのはこれでしょう。
--------五月雨の降り残してや光堂 |
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その内部。
金色堂は想像していたよりはるかに小さいもので、「巨大な金ピカの仏壇」のようなものでした。ま、藤原三代のミイラを安置してることからも分かるとおり、お堂というより霊廟ですな。
六地蔵が平安末期に既に現れているところが特異。 |
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南部鉄が名産なので、急須や風鈴が売られています。 |
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お!こんなとこにも義経が! |
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ガチャガチャまで義経!(笑) |
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義経といえば弁慶・・・・・・ってなワケでこちらは弁慶堂。 |
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役は、けつだいらまん、もとい松平健がやってはりますな。 |
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いや〜、脱力観光系ですね〜。 |
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さて、中尊寺をあとにして、毛越寺や達谷窟をパスしてやってきたのは・・・・・・ |
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厳美溪。
ま、何てことない村の中の谷間です・・・・・・ってミもフタもなかったか。 |
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ここが有名なのはコイツのオカゲかも。 |
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名物「かっこうだんご」。
谷のこちら側から人数分のお金を入れて、 |
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木の板をコンコン叩くと、カゴが向こう岸から引っ張られて、 |
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団子とお茶が載せられて帰ってきます。
それだけ!(笑)。 |
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シブいパッケージの団子は |
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一串5ケついて三本入り。
お茶もついてきます。 |
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味は見たら分かりますね。 |
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・・・・・・だ、そうです。 |
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無理に谷越えで買わなくても、店は実は道路に面してたりして・・・・・・(笑)。
ちなみに山上たつひこ(現、龍彦)はこの「かっこうだんご」をネタにマンガを描いています。 |
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再び高速に乗り、北上西ICより山に分け入っていきます。
今回最初の温泉はここ、瀬美温泉。こちらは自炊棟。 |
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観光棟のコテコテ感が俗でいいっすね〜。
天狗の目はライト付き! |
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こざっぱりしたロビー。 |
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内湯はごく平凡な男女別のもの。 |
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そこを出ると巨大な混浴の露天風呂があります。
混浴といっても途中まで目隠し付き。 |
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・・・・・・が、かなり熱い。 |
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石が日に灼けてこれまた熱い! |
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背後は広い草地になっています。 |
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ちょっと一発目としては熱かったかな、と。 |
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子供たちはあまり細かいことは気にせず、泳ぎまくり。 |
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手にしているのは虫を救うための網。
このあと旅館の隅の食堂で昼ごはん食べたら、無料入浴券を一枚くれました・・・・・・最初に教えてくれればいいのに〜。 |
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瀬美温泉を後にし、さらに山に分け入ったどん詰まりに、名湯「夏油温泉」はあります。 |
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入口の料金所でお金を払って・・・・・・ |
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渡り廊下の途中に設けられた跳ね上げ式のゲート(?)を過ぎると、 |
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信じられないような「リアリズムの宿」の光景が展開されています。 |
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これは奥から入口付近を振り返ったところ。 |
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素晴らしい佇まいです。 |
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涼んでるジーサンの足が見えますね。 |
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いいなぁ。こーゆートコで逗留してみたい。 |
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簡素な室内。
それでもTVや冷蔵庫が部屋ごとにあるのは、かなり設備としては良い方だと思います。 |
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まずは渓流沿いの一番奥、「大湯」を目指します。
谷間に下っていく階段の途中でも湯が湧いています。 |
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到着しました。 |
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中はオッサン一杯。
ヨメにノセられた見知らぬオネーサンも、勇気を出してタオル一枚で入ってきましたが、 |
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もう、熱くて熱くて断念。
ちなみにとてもかわいい方でした。 |
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階段下の「疝気ノ湯」。後方に「大湯」が望まれます。
ここもオッサン多くてタオルを手離しません。 |
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続いて、少し離れた「真湯」に向かいます。 |
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こちらはまだは入れる熱さ。 |
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作りは「大湯」と非常にソックリでした。 |
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こちらの方が入りやすいのになぜかガラガラ。 |
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対岸の「女(目)ノ湯」 |
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レトロな案内図。
温泉や露天風呂よりも、時代から隔絶されたように建ち並ぶ自炊棟群に圧倒される素晴らしい湯治場でした。
時間が押していたので、洞窟風呂や石灰華はパス。今後の課題です。 |
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さて、さらに北上して六郷の湧水群に到着。
町のいたるところに湧き水があります。 |
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もっと大きなものを想像してたら、意外に小さな鯉の池のようなものが点在しています。 |
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飲んでみたら実に美味かった。 |
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これはかなり大きなもの。 |
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子供たちも飲んでみてます。
近所の人が当たり前のように水を汲みに来る景色にはなごみました。町の中に清冽な水がふんだんにある、とは実に恵まれた暮らしですね。 |
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そのまま南下し、横手で買い出しして、近年ラーメンで有名になりつつある十文字の町の近くの真人、というところにやってきました。
地図で見たらキャンプ場と温泉があったのです。 |
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至極普通の男女別浴室。 |
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一枚だけでは寂しいのでもう一枚。 |
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移動距離が長かったのでいささかお疲れ気味。
背後のポスターは、近所のマンガ美術館の「手塚・矢口二人展」のもの。ちなみに矢口高雄はこの地の出身。 |
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こういう平凡な村外れの鉱泉宿もいいものです。 |
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何なんだぁ〜っ!?
一泊二食1万円ってコトか!?(笑)。 |
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テントに戻ってカンタンにお惣菜で夕食を済ませます。
このキャンプ場、「日本の桜百選」に選ばれたっちゅー公園の一角にあるのですが、宿泊者はゼロ。宿泊料もゼロ。管理人もおらず、町役場に確認したら、「あ〜も〜、火とゴミの始末だけ気をつけて適当に好きなトコに張ってください」とのことでした。
明日は山奥に向かいます。 |
----Asylum in Silence----秘湯 露天 混浴から野宿 キャンプ プログレ パンク オルタナ ノイズまで
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