「シズカナカクレガ」ヘヤフコソ
2005 青森(初日)

8月の終わり、仕事で1週間、青森に行くことになりました。

目覚めたら、「はやて」は盛岡を出るところでした。雲の重い空と一人旅の退屈さにちょっとダウナーモードです。
八戸からは在来線の特急「つがる」に乗り換えます。

新幹線の延伸工事が行われているのが見えます。
青森は岸壁に沿った寂しい駅でした。
それでも台車を押す土産売りの姿が今でも見られます。
青森から進行方向が変わり、特急は奥羽本線を弘前に向かいます。

津軽富士、こと岩木山が見えてきました。
あっけなく終点の弘前に到着。

弘南鉄道の小さな電車が見えます。
駅は青森よりも活気あふれる感じです。
さらに各停で二駅、大鰐温泉駅に到着。

ここまでの詳細はエッセーに先日書きましたね。
大鰐温泉は川沿いに細長く開けたところです。
そんな中の一軒、自炊宿の雰囲気を漂わせる「ヤマニ分館」が今夜の宿。

仕事なので野宿っちゅーワケには行かんな、と。
部屋はけっこうリッパな10畳。

これで素泊まり5,000円はビジネスに泊まるよりいいかも。
まだ明るいので近所の散策に出ます。
銭湯タイプの共同浴場が結構あちこちにあります。
そういえばここは、地熱栽培したひょろ長いモヤシが有名だったような・・・・・・
古い自炊宿。

自炊宿かなり数多くみられましたが、浴客の姿はあまり見られませんでした。
温泉広場には流行の足湯があります。
全体的に、町は寂れて活気がない印象です。
よろず屋。

営業してたのに少しビックリ。
味噌蔵。
これはヤマニ本館。

こちらは観光客向けのリッパな宿の雰囲気です。
することもないので夕食をかねて飲むことにしました。
まずは冷酒を頼んで、オバチャンに奨められるままに「お任せ2,000円コース」ってーのにしてみました。
まずは身欠きニシンの煮物。

ほぉ!美味いやん♪
続いてカニ身と菜の花のマヨネーズ和え。

いいねいいね♪
生クラゲの酢の物。

こりゃ〜歯ごたえが乾物とは全然ちゃうなぁ〜。
造り盛り合わせ。

内陸部なのにマグロがミョーに美味かったりして。
一汐のサバと茶碗蒸し。

けっこうデカい。わし血圧ちょと高いのに、箸が止まらんがな。
え!?まだ出てくるのん?

オーラスは茄子の煮びたし。ちょっと濃い目の味付けがGood!
スッカリいい気分になって宿に戻りました。
「お風呂」の看板がないとトイレの入口のようです。
効能書き。
小さいけどヒバ造りの浴室。
あとは夜更けまでひたすら原稿を打ちまくりました。

これまでとは少し違った雰囲気で、旅は明日も続きます。
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