「シズカナカクレガ」ヘヤフコソ
2004 宮城〜山形(三日目〜四日目)

翌日は遠刈田温泉から行動開始です。巨大な共同浴場。
朝もはよから大勢の入浴客でごった返しています。
そのまま南下して白石に入り、やってきたのが鎌先温泉。狭い坂道に温泉宿が固まる、素晴らしい佇まいの温泉場です。

これは坂を登りつめた一番奥、「一條館」の自炊棟入口。
中空の回廊はこういう旅館の風景の必需品ですね。
道路脇にあるのは無人の売店です。
実に木造の四階建て。今の消防法では絶対に作れません。

ここは外観は良かったのですが、肝心の風呂が単なる観光用の大浴場でちょっとコケました。
さらに南下して小原温泉に来ました。

温泉街から渓谷を行くと、山肌に洞窟状の源泉がいくつもあります。
対岸にはものすごくシブい佇まいの旅館。

残念なことに廃業している模様でした。
新しいバイパスができたせいで一帯はスッカリ寂れた雰囲気で、休憩所のようなところでお弁当だけ食べて、風呂はパスしました。

なぜかここではヘビを何度も見ました。
さらに南に下って、湯沢温泉。最近整備されたらしい一軒宿「やくぜん」です。温泉の権利を買い取って、施設を作ったのでしょう。

特記事項はありません。
何となく低調なままキャンプ場に戻る途中、ついに大当たりに遭遇。

村はずれの狭い道の突き当たりの谷間にある「鎌倉鉱泉」。
実にイイ雰囲気です。

狭い浴室は最近リニューアルされたもののようで、浴客も多かったことから写真はパスしました。
秋保温泉とキャンプ場の間にヒッソリとあった「鴻巣鉱泉」。湯治専門の大変シブい旅館です。

本来観光客の入湯はお断りなのを、ムリにお願いして入れさせていただきました。
混浴の内湯にはいちょう型の浴槽が4つ。

それぞれ温度が異なります。
泉温はかなり低めで、かなりじっくり入らんと暖まりません。
引っ張ったら伸びるがな(笑)。
実に素晴らしい湯治場でした。

近接してもう一つありますが、こちらは完全に観光客お断りです。そういえばこの近辺で「きちがい水」として有名だった定義温泉も、いつの頃からか一般客を入れてくれなくなりました。
秋保大滝。

雪解け水でどえらい水量です。
鬼太郎か!?(笑)
夜は猛烈に冷える中、スクリーンルームでお勉強。

誰に似たのか感心なこって。
キャンプ場のすぐ近く、二口温泉「磐司山荘」。意外にいい雰囲気でした。

定住型のキャンプは疲れなくていいのですが、ダレてくるのと、コース組みがそうそう都合よく行かないので、今後はまた移動型の旅行に切り替えていく必要があるかな?と思った旅でした。

それとどこに行っても大渋滞だったので、あまり動き回れませんでした。
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